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団栗
犬の散歩をしていると、道にクヌギやシイの実がたくさん落ちています。

シイの実は子どもの頃よく食べました。 


今年はドングリが不作で山の生き物が困っているようですが、この季節になると思い出すのが寺田虎彦の随筆『団栗』 


植物園で、亡き妻と同じように団栗を拾って喜ぶ忘れ形見の娘。 

その罪の無い横顔をじっと見入って、亡妻のあらゆる短所と長所、団栗の好きなことも折鶴のじょうずな事も、なんにも遺伝してさしつかえはないが、始めと終わりの悲惨であった母の運命だけは、この子に繰り返させたくないものだと、しみじみそう思ったのである。

 

という最後の文章を、しみじみと味わいます。



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[ 2014/10/02 13:06 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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