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心の探求 4:愛情を捨てる

『十住心論』では、

自分のことばかりで他人に関心を示さない、貧しく暗く狭く卑しく濁っている心から、

他への広大な思いやりを持つ、豊かで明るく広く深く清い心までを十の段階に分け、

そのうち最初の三つを世間三カ住心と云う。それは、欲と怒りと愚痴の世界。

ひとつめは、


悲しみ、苦悩の時、検討違いなことばかりして迷いを重ねる心。

その時に、

性欲、物欲、名誉欲が不安の支えになると錯覚する。


ふたつめは、道徳の世界。

道徳的に振るまっても中身は落ち着かず、十進九退で前にはなかなか進まないことが多い。


みっつめは、天神への信仰

自分の成果を祈って安心することもあるけれど、

お蔭が無ければ続かない。広く明るい安らぎがない。


これを越える方法のひとつが、自分(のもの)への愛情を捨てること。

その愛情は執著になり、炎天下で喉が乾くように心身をかきたて、真理を覆う。


執著を離れれば、慈悲があふれる。

個別の愛情から、大きな慈悲へ転換する。これを大欲と云う。


例えば、

少欲知足は物事を否定して真実に至ろうとする消極的な方法で、

大欲は物事を肯定して、積極的に生かそうとする方法。


心は固定的実体ではなく、因果という他との関係性の中にあるだけなので、

最初は過去と現在の自分のことだけだけれど、

だんだん友人家族すべての人に広げるように、

どこまで気を配るかで変わる。


この広大な心を身につけるには、

腹式呼吸が有効で、

さらに妄想錯覚を事実と混同しないためには(迷わない)、

イメージと呼吸を合わせる浄化呼吸法が役に立つ。

このとき、脳を維持する穀物(炭水化物)が滋養になる。

基本的には脳内の血行が良くないと心も乱れるので、

きれいな血を作る食事と呼吸と運動と睡眠は大切である。


不平不満妬みは陰性なので拡散し、

怒り、執著は陽性なので、内にこもって固くなる。

だから、

中庸で片寄らない普通の生活が、心にはよろしい。


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[ 2017/06/20 10:56 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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