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無添加:2011.7.20の日記

世の中がかまびすしいと、故 中川善教前官(元高野山大学学長)が 

「邪信は無信に勝る」と言っていたのを思い出す。 

『絶戯台随想』(高野山出版社)のなかで、 

「信がその人を盲信ならしめるようでは、決して正しいものとは言えないが・・・・中略・・・ 

相手に不愉快さを与えないのは立派である・・・ 

立派な行動をとれるならば、邪信も無信に勝る。破戒が無戒に勝るが如く」 

と書いている。 



今月も編集者カタヤマさんが送ってくれた『むすび』8月号(正食協会) 

巻頭特集は「寒さ、ひもじさの健康学  日本医科大学 大田成男教授インタヴュー」 
http:// www.mac robioti c.gr.jp /public ation/m usubi/t op/ 


ミトコンドリア研究の第一人者の教授が言う所、放射線で発生する活性酸素が細胞を壊すのと、野菜の抗酸化物質が活性酸素を退治してしまうのと、どっちが強いかが書いてあっておもしろい。 

陰陽で見れば、何も問題ないけどね。

一昨日の食事会であった質問。 

福島県内産の野菜や果物、大丈夫なんでしょうか? 

うーん、それは人によりますね。危険だと思う人は買わない、食べないほうがいい。 

残留農薬や添加物、化学肥料の害を感じる人もいるでしょうし。 



と答えた後、ちょっと思い出して開いたのが『天皇家の食卓』(秋場龍一 角川ソフィア文庫) 

現代の食は、膨大なマスコミによって多大な影響を受けている。たとえば、あるテレビ番組が健康食品としてココアを取り上げると、視聴者がココア買いに走り、数日後には日本全国の店頭からいっせいにココアが消えるという、異常な事態が起こる。 


このように、現代の日本の食には「情報」や「文化」という添加物がふんだんにまぶされている。 



この「情報」という添加物は玉石混交。そんな添加物の無い食べ物が本物だろうな。 



ついでに思い出すのは、 



一人の女子学生が、こわい顔をして研究室に入ってきた。厳重抗議に来たのである。・・・・・・・・ 

小生も長年教師をやっておりますからね、この女の子が何をまちがえているのかはすぐにわかった。 

「あ、それはきみ、きみの誤解だ。この本、名称はたしかに現代日本文学全集ですけどね、・・・・・・・」 

言いかけてすぐ、何を言っても無益、とさとった。色の黒い、ずんぐりとした体つきの女の子であったが、興奮で顔を赤黒く光らせて、不信に満ちた目で小生を見あげている。その目が、 

「この教師は自分の誤りを認めようとしない。この教師はいま、卑怯な言いのがれをしている」と語っている。小生の言うことの内容は、何も聞いていない。口をパクパク動かして、何とか言いつくろおうとしている姿が見えるだけなのだ。 
                             (『イチレツランパン破裂して』文春文庫) 



おとな、ことに老人は、昔との比較で今の時代をやや客観的に見ることができる。知識人は書物を通して歴史や他国多民族を知っているから、一層客観的に、批判的に見ることができる。対して子どもは今しか知らないのだから、当然全面的にその時代のマインドコントロール下にある。・・・・ 

「人権」よ「差別」よと、かしましい今の世、多少なりとも正気でいたければ、いっしょになって金切り声をあげない用心が肝要だ。何よりそれはみっともない。  
                             (『広辞苑の神話』 文春文庫) 
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[ 2015/06/01 09:00 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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