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目録
江戸時代からのボロボロになった過去帳を、

頁毎プロカメラマンに撮影してもらい、

それを見ながらデータ化する作業をしています。

面白いけれども手間がかかる。


過去帳はデータベースですが、

目録もそう。

その作製には、

幅広い学識と大きな労力が必要ですが、

「大学においてすら、尻拭きにもならない論文は業績にカウントされるのに、

書籍目録は機械的作業だから学問業績とは認められないとぬかすバカがいるのである」

と高島俊男が『寝言も本のはなし』に書いています。



お大師さんは、唐から帰国後、

『御請来目録』を朝廷に献上します。


それは、

「入唐学法の沙門空海言す。空海去んし延暦二三年をもつて、命を留学の末に銜(ふく)んで、津を万里の外に問う」

と始まり、

・新訳旧訳の経典計142部247巻
・梵字真言讃など計42部44巻
・論疏章など計32部170巻
・仏菩薩金剛天等の像、曼荼羅、伝法阿闍梨等の影など計10舗
・恵果から付嘱された道具9種
・恵果からの阿闍梨伝法の印信13種

の目録と、それぞれの入手経緯、内容解説、今後の活用方法などが

以下のように書かれています。


「真理の世界は仕切りが無く輝き、いつでも何処でも妥当なものだけれど、

それを受け入れる者によって、さまざまに区別され、浅深が生じる」



「真理は本来的に存在しているけれど、それはみずからモノを言うことは無い。

しかし、私たちはこれを言葉によって知り学ぶ。

真理は常に現象の奥にあって、姿形が無いけれど、

現象世界の姿によって、私たちはそれを悟る」



「ただ願うだけでは悟りは得られない。

力も無いのに他の苦しみを救おうとしてもできない。

 自ら悟り、他の苦しみを除こうとするならば、

正しい智慧を磨き、功徳を積み、存在の真の姿を分別し、

心を静に落ち着ける修行に励まなければならない」

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[ 2018/02/02 11:23 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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