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[ 2024/04/25 16:09 | ]
秋ナス
科学技術は日進月歩、

どんどん進歩発展して、これからも続くでしょうが、精神文化はそうでもない。

ショパン、ベートヴェン、モッツァルトより上等の音楽家が出るとは思えないし、

ゴッホーやルノアールの時代以上の絵が見られることも無さそう。

漱石・鷗外以上の文学も出ないだろうな。

宗教も、

ほぼ同じ時代のお釈迦さま、イエス、モハメット、孔子さま以上の人は出ないように思う。

最初に最高のものができてしまう、

人間とはそういうものなのだろうか。

料理も同じです。


それはさておき、


秋ナスは身体を冷やすのですか?

と毎年この季節の教室で聞かれます。

秋ナスと、そうでないナスの違いは何でしょうか。

採れる時期の違いなら、いつから秋ナスに変身するのかしら。




猛暑の夏からお盆過ぎになると気温が下がります。環境が陰性になる。

で、季節が陰性になると、作物はより陽性になります。

具体的には、小さくなる、堅くなる、重くなる・・・。

陽性になるから実が締まる。

形が陽性なら性質は陰性になります。だから、種が少なくなる。

これはどんな生き物も同じで、人間も陽性な人は機能が陰性です。

男女を比べると、外見は男のほうが陽性なので、中身は陰性になり、陰性な精子を作ります。

精子は細長く数が多いから陰性です。


秋ナスはアミノ酸や糖が増えます。

これは中身が陰性になっているということ。

中身が陰性なら外側は陽性になるので、皮は固くなります。


ナスには、

センリョウナス
ナガナス
オオナガナス
ベイナス
コナス
賀茂なす   
泉州水なす
青ナス
白ナス

などいろいろ種類があり、その陰陽も違います。

また、

採れる季節、地域、栽培方法によって違います。

東北は陽性な野菜が多く、四国の野菜はおおむね陰性です。


そうでなければそこに住んでいる人の健康は保てない。

手に取ったナスが

水分が多ければ陰性、少なければ陽性、

水分が多ければやわらかい、大きい、長い、と言う陰性な形状になります。

と判断すればよく、

秋ナスはそうでないナスより身体を冷やす

とは言えない。


陰性な野菜は、陽性な味噌や陽性な料理法がよく合います。少し焦げるくらいが秋にはよろしい。


 
※穀菜食の舎会員ページ

「食時作法解説」
https://groups.google.com/forum/?hl=ja#!topic/shintenan/AdeeU2VAk7U

「挽夏・初秋の料理」

https://groups.google.com/forum/?hl=ja#!topic/shintenan/6_IKy-gB_l4
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[ 2015/08/27 09:53 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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