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自律訓練法と密教瞑想
舌の話の続き、

『密教の一字禅』(中井龍瑞 著)の「すわりかた」に

あごをひいて前の方へ出さないようにすること。

舌は上あごに軽くつけ、唇と歯は上下あわせること。

とあります。

これは、

『大日経』成就悉地品七、『大日経疏』十二、『阿字観用心口決』

などに説かれていること。



酒井敬淳僧正の『密教観法』や

山崎泰広先生の『阿字観と自律訓練法の比較研究』には、

心理療法である自律訓練法と、密教の観想法の比較が書かれています。

前者は

身心をリラックスさせることで心の平静をもたらし

それが心身症の改善につながる。

呼吸は深い複式呼吸

自由な黙想、イメージで感情を優先

身体的、催眠的で

自己が「有る」ことを認識する。



密教瞑想は、

目的が悟りであり、自分の中にある本性清浄心を観ること。

安定、リラックスとともに生気を充実させる。

リラックスと緊張が拮抗しているから催眠は無い。

呼気が長い

心的で、

思索しない、自我が無い。


瞑想は、

健康や治病目的ではないけれど、

健康なほうが解脱しやすいのは確かです。


山崎先生は、

リラックスすると舌は下あごに沈む。

舌の位置が催眠と三昧を分ける。

舌を上あごにつけるのは、観の威儀を正すこと。

と書いています。


上あごにつけるということは口を閉じるということで、

自然と鼻呼吸になる。





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[ 2018/02/18 09:21 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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