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虫と仏教
20年近く前に住んだことがある埼玉県小川町。

この町はソーラーなどの自然エネルギーと縁が深いのですが、それらに関わる方々と料理教室。

場所は片岡家住宅。古い大きなお屋敷で快適。僕は料理と小話を担当。

サイエンスジャーナリストでガーデナーの森昭彦さんが写真を撮ってくれました。




ジャガイモ含め煮、覚也和え、カボチャ時雨煮、ゴボウと昆布佃煮、小松菜酢の物





ごま豆腐と生揚げ



森さんの著書はこちら
http://www.amazon.co.jp/%E6%9C%AC/s?ie=UTF8&field-author=%E6%A3%AE%20%E6%98%AD%E5%BD%A6&page=1&rh=n%3A465392%2Cp_27%3A%E6%A3%AE%20%E6%98%AD%E5%BD%A6


その森さんから

仏教では虫を食べますか?

と予想だにしないことを聞かれました。



お釈迦さんの時代から続く修行方法に「安居(あんご)」があります。

雨期には草木が生え繁り、昆虫などの小動物が多く活動するため、遊行をやめ、一カ所に定住して瞑想修行することで、小動物に対する無用な殺生を防ぎます。

それが安居。


だから、積極的に虫を食べるなんてことはないだろうな。


虫に関係ありそうなのは蜂蜜。

護摩では油に蜂蜜を混ぜて供物にするけれど、これも本来は牛乳から作る油(牛酥)です。

『蘇悉地経』に

酥・蜜・胡麻を以て和して

とあるけれど、おそらくそれは砂糖や果物から作る糖蜜。

『正法念経』には

甘蔗汁を煮詰めて作る

とある。


虫で思い出すのは食時作法で唱える「蟲食偈(ちゅうじきげ)」

「我身中有八万戸 がしんちゅうはちまんこ
 一一各有九億蟲 いちいちかくうくおくちゅう
 済彼身命受信施 さいひしんみょうじゅしんせ
 我成佛時先度汝」がじょうぶつじせんどにょ

 自分の身体の中には八万の家があり、そのひとつひとつに九億の虫がいる。

 彼らのいのちを救うために今、この食の施しを受けるのである。

 自分が成仏した時には、まずこの虫から救われるであろう



この虫は身体のひとつひとつの細胞のこと、と理解していますが、


肉体をならしめている生命に感謝する。

自分のために食べるのではなく、我が生命を支える多くの力に施す。

自分の身体は借り受けたもので無常である


ということです。



食べ物以外で虫が出てくるのは寄生虫と細菌

『宝積経』には

出生後七日を経れば八万の虫が身体に生じる

とあります。

これらの虫は病因になるだけではなく、内分泌、消化吸収、精子卵子を産みだして生殖を行う

などの役割があると『観仏三昧経』にありますが、

この身体の中にいる虫は、その人が死んだ時にどうなるのか。

もし火葬したら、その虫が死んでしまうので殺生の罪になるのではないか、という議論もありました。


でも、それらは千手観音もしくは馬頭観音の真言念誦で供養になります


いずれにしても、仏教で虫を食べる云々は無さそうですが、どなたか詳しいことをご存知のかたがいらっしゃいましたら教えてください。


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[ 2013/09/16 10:35 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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