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仏供
仏さまに供えるご飯のことで、「ぶっく」と読みます。

真言密教では、

正式には炊いた白米。

略式には洗って乾かしたお米。

そして、

丁寧の時には、炊いたご飯を筒状にした突き仏供か、宝珠型にした握り仏供を供えます。

俵おむすびの変形みたいな形。

さらに、

特別な儀式では、そのご飯を白仏供、小豆汁で染めた赤、くちなしで染めた黄、青葉汁で染めた青、黒胡麻で染めた黒の五色にして、仏の五つの智慧を現します。


ご飯を筒状にするのは神様に供える神饌の高盛飯に似せたのか、

仏が坐る蓮華の茎に見立てたのか。


ご飯を供えても、ご先祖様はそれを食べませんが、霊魂や見えないものは香りを食べるので、ご飯のにおいを召し上がるのでしょう。インドの言葉でガンダルバ(食香)と言います。


ご飯は禅定波羅蜜(ぜんじょうはらみつ)の象徴です。

象徴とは目に消えないものをカタチで現す方法ですが、

禅定とは静かな心。

ご飯を食べて、ほっとして安心する心。

その心が供養になり、

その心に住するように努力するのが修行です。

温かいおいしいご飯を食べる度に、

ああ、幸せだなあ、と思ってその気持ちを忘れないでいれば、

あの人にもこの気持ちを持って欲しいと願えば、

それがひとつの悟りです。






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[ 2016/04/13 18:47 | Comments(0) | 眞天庵仏教塾・密教塾 ]

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