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余裕ある怒り
北関東道から上信越道へ入り、

浅間山が見えたら佐久で下りる。

ここから、

献上馬の望月、

文人学者の勉強部屋が多い笠取峠、

街道最大の難所であった和田峠、

と旧中仙道を走り、

岡谷からまた高速道路に入って、中央道で飯田まで。

リンゴの季節になっています。

この飯田市の南端、立石集落に立石寺があります。



ここは立石柿、市田柿の産地。

今年は台風の影響で不作らしいけれど、本尊は柿の観音とも呼ばれています。



本堂で十一面法を修法。

十一面とは、

悟りのお顔、慈悲の面、邪悪な心を戒める憤怒の表情、浄らかな心を励ます讃嘆のお顔、

そして、暴悪大笑面という怒りながら笑うお顔の十一。

この笑いながら怒る、怒りながら笑うというのは、

小さなことではなく、自分の都合ではなく、

大きな怒り、笑いで滅する怒り、つまり、余裕のある怒り。

最も密教らしい相です。

『SHINGON ESOTERIC BUDDHISM』の説明が分かりやすい。

「Avalokiteśvara(観音)generally taking on a gentle female form,
Avalokiteśvara is understood to protect living beings with loving compassion,
Avalokiteśvara can also devote her energies to acts of salvation in the guise of many defferent faces」


本尊は藤原期作の秘仏ですが、

お前立も同時期の作。



894 年遣唐使廃止以後の3世紀が藤原時代。

文学美術が充実した時代です。

その他、

四天王やお薬師さんも同時代作。







腕の張りが美しいけれど、破損が激しい。

修復が必要だけれど、どうしよう。




これは蚕の神様。

中国由来で馬鳴菩薩とされ、地元では蚕玉(こだま)さまと呼ばれています。

ほとんど開扉されないので保存状態は良いけれど、

おまつりされているお堂は壊れて危険なレベル。


仏教は心病と身病を治しますが、

そのための基本的姿勢のひとつが、

余裕ある怒り。




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[ 2017/12/05 12:10 | Comments(0) | 眞天庵仏教塾・密教塾 ]

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