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修行の階梯 Ⅱ
八正道によって中道を知る、という修行は出家修行者、つまりプロ向けの修行ですが、大乗仏教になると、誰もができる修行にすこしづつ変わります。

大乗仏教になると、中道は縁起や空という思想につながります。


この世のすべての事象・概念は、

「陰と陽」「右と左」「前と後」「因と果」「客体と主体」「機能・性質と実体・本体」

のように、

相対的な思考で成り立っており、どちらか一方が欠けると、もう一方も成り立たなくなります。

ですから、

片一方のみが、それ自体として自立的・実体的・固定的に存在・成立しているわけではありません。

迷いと悟り

衆生と仏

も同じです。


すべてのものも心も、

相互に依存しあっている。

これを六波羅蜜の修行によって体得し、

迷いも悟りも空であることを知ります。


六波羅蜜は 

1、布施波羅蜜 :分け与えること。財施(喜捨を行なう)・無畏施・法施(仏法について教える)などの布施。

2、持戒波羅蜜:戒律を守ること。

3、忍辱波羅蜜:耐え忍ぶこと。

4、精進波羅蜜:努力すること。

5、禅定波羅蜜:心を集中して、散乱する心を静かにさせること。

6、智慧波羅蜜:すべては縁と条件によって成立し、何かと何かの関係性のなかで存在している。あなたがいるから僕がいる。右があるから左がある。宇宙を思うから宇宙がある・・・。
どちらかだけでは存在できないので、それに執着する必要は無い。執着しなければ諦められる。まあ、いいか、と。諦めれば苦しみから解放される。心が静かに平安になる。自他の争いが無くなる。

1、~5、の修行によって、6、が成就されます。


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[ 2015/12/11 09:13 | Comments(0) | 眞天庵仏教塾・密教塾 ]

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