忍者ブログ


修行の階梯 Ⅲ
密教では、

自他の内容は、大日如来のような大きな心である、

と知り、その大きな心に坐ることを基本とします。


大きな心とは、

自分のことだけではなく、広く他のことも心にあること。

修行によって宇宙大の大きな心が現れ、

苦悩はそこに収まり、

その心となるとき、

智慧と慈悲は 、一切の制限を超えて無限になります。


具体的には、四つの心を発すことが、密教の修行。


まずは、混じり気の無い心。

植物が出す酸素を我が吸い、我が吐く二酸化炭素を木々が吸うように、

自身は宇宙につながり、天地一切がこの身に集約されていると観想すること。

素直、無邪気、謙虚な心でいることが修行の第一歩。


次に、

すべての衆生を救い、助けるとの請願を実行する心。

あらゆる存在を、自分自身や親兄弟と思うこと。

自ら仏となって一切衆生を救う大誓願をおこすこと

どうして苦しむ人を放っておけようか

困っている人は他人ではない。

という心をおこすこと。


より仏教的には、

金品などの暮らしを助けることも大切だけれど、

信仰によって人の魂を高めさせることは、もっと大切。


三つめは、

道を求める心。

自らをよりどころとし、自分で考え自分で判断すること。

数々の教えの中から自分にあった最勝のものをみずから選び出し、それをよりどころとすること。


四つ目は、

心をまとめること。自分の心をありのままに知ること。

迷う前の心に戻り、

秘観を修して、自分の心の本性を見つけます。密教の瞑想法はそのためのカリキュラムを持っています。

それは、心の統一法ですが、
 
無念無想ではなく、

何を見てもその中に仏を見出し、見るもの聞くものすべてに悟り(曼荼羅)を実現すること



人は行為の記憶に支配され、
 
ああ、こうすればよかった

という思いが私を限定します。

だから、

いつも工夫を積む必要があり、そのために常に自分の内側を観想 する必要があります。

世間で言う「心」は外側からみただけで、自心を知ったことにはなりません。

その、自心に直入する方法が、密教の観想・瞑想法です。


悟りは、他から来るのではなく、

自分の中の菩提心より生じます。



_________________________________

2016年【年間祈祷 ご案内】 

1年間、毎月28日(または18日)に不動明王をご本尊として、ご祈祷を修法いたします。

ご祈祷は拝む人、拝まれる人の内面にある大きな慈悲を開発して智慧を生み出し、その智慧で迷いや煩悩を焼き尽くし、人生を豊かに平安にするものです。

どうぞ、皆様の煩悩を浄め、大厄を消除し、すすんで家内安全、商売繁昌、病気平癒、心願成就など、開運の祈願をなされますようご案内いたします。 一年間毎月ご祈祷いたします。

お名前、生年月日、祈願の種類(おふだ有り、またはお札無し)、
住所(おふだ有りの場合)
願意を下記へお知らせください。

※願意例
家内安全、身体健全、商売繁盛、無病息災、厄除招福、心願成就、当病平癒、 安産成就、   如意円満、学業成就、罪障消滅、報恩感謝、世界平和、萬邦協和など


※祈願料 
☆1万円(おふだ有り、願意ひとつ)   

☆二千五百円(おふだ無し、願意ひとつ) 




【先祖供養】 

毎月命日にご回向し、祥月命日に拝んだ後、回向の証をお送りします。

ご回向するご先祖の戒名(下記例参照)とご命日、施主さまのお名前、回向の証送り先住所をお知らせください。

※例
○○□□信士(信女、居士、大姉)、○○家先祖代々、水子供養など

※年間供養料(過去帳に記し、毎月命日に拝みます) 1霊2万円  



※申し込みお問合せ先
眞天庵・穀菜食の舎・陰陽研究塾
電話・FAX:0285-35-4901 
携帯電話:090-6257-1472 
メール:sunagakounin@gmail.com
またはホームページから
http://shintenan.hanagasumi.net/
PR


[ 2015/12/15 06:57 | Comments(3) | 眞天庵仏教塾・密教塾 ]
1. posted by 坪井  2015/12/15 12:01
拝見して

「ん難しいな ここ大事なんだろうなぁ」と思うことがあり
コメントさせて頂きました。

三つめの『自分にあった最勝のものをみずから選び出し』
最勝を自ら...

日々、どうすればいいのか 何を見る必要があるのか 最善はなにか等々を自問しては答えが出ないまま 物事が進んで行きます。

知らないままに事が動いているように感じ疎外感と無力感におそわれ 周囲への疑念が浮かびそうになります。

選ぶと選ばなかった方が善かったように思われてくる
たら...れば...の未来の方がよく見えてくる。

選ぶには覚悟が要ります。

               
2. posted by 春風 米ぞう  2015/12/16 06:11
少し言葉が足りませんでした。

この心は勝義心といって、道を求める心。つまりは生きる行為です。

勉強では、

小学校から中学校、高校とレベルが上がるように、信仰や道を求める心も常に向上させる、ということです。

心は一定ではなく、小学校レベルになったり、大学レベルになったりと動いていますが、

それを常に最上の心でいるよう、努力しましょう、ということです。


お大師さんの『十住心論』では、

(1)ただ性と食に対する欲望をもって生きているだけにすぎない、自己のみを知って他のことが眼中にない心。

(2)節食して他の者におのれの食物を施すような、人倫の道のはじまり

(3)天界に生まれるなどの、宗教的な理想の世界に生まれることを願う心

以上は迷いの世界

以下は仏教の世界

(4)実体的な自我の存在を否定する心。

(5)すべては縁起によって生じる、と知る心。

(6)唯識

(7)心性が不生であるとさとるもの。

(8)法華経の心

(9)華厳の心

(10)密教の心 自らの心の源底を知り、ありのままに自らの身体の数量を悟る心

ちょっと難しいですが、要するに、心はこの10段階を入ったり来たりしているので、なるべく高みを目指しましょう、ということです。
3. posted by 春風 米ぞう  2015/12/16 08:28
ちょうど良い論文があります。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/ibk1952/30/2/30_2_699/_pdf

コメントを投稿する






<< 大悲行願心  |  ホーム  |  傾向と対策 >>