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唱える功徳
『十住心論』に

心の病は多いといっても、その原因はただひとつ、無明(根源的な無知)である。

とあり、その無明は

『般若心経秘鍵』に、

(如来のさとりを示す)真言は不思議なり

観誦すれば無明(おろかさのまよい)を除く 

一字に千理を含み 即身に法如を証す

行行として円寂(しずけさ)に至り 去去として源初(さとりの ねもと)に入る

三界は客舎の如し 一心は是れ本居(ほんらいのすまい)なり

とあるので、唱えることが心の病を治すことになります。

また、

『金剛頂経』の釈タントラ「Vajraśikhara」には、

真言は自性成就の力を具すものであるから、誦するだけでそのとおりになる。

とありますが、そのためには、

正しい真言を誦し その真言の正しい意味を知らなければならないでしょう。




『十住心論』には、身体の病の原因について、

その原因は地大(肝臓)、水大(肺)、火大(心臓)、風大(腎臓)の不調と、

祟り(妄想)、悪業の報いの六つであり、

治す方法は、

温泉、散薬、丸薬、酒、針、灸、まじない(妄想を解く)、いましめ

の八つとあります。


この、「まじない」と「いましめ」に、真言呪文陀羅尼などを唱えることも含めて良いと考えます。


唱えることは、ただ坐っているよりも精神の集中力を高めます。

人間は動物なので、身体を使ったほうが効果が出やすい。

精神集中の結果、心が動揺しなくなる三昧の状態も、数多く「正しく」唱えることによって体験できます。

そして、その唱える音声がどこから来てどこへ行くのかを、如実に観察することで、

ものの道理、心の源底を知ることが出来ます。

また、

唱えることは悟り、成仏のためですが、

成仏とは、仏のような心になるのではなく、自分が仏そのものになることです。

宇宙のすべては仏の象徴、シンボルですが、音声も同じです。

さらに、

精神を集中すると、そこの神経が興奮して血行がよくなります。

五大それぞれが五臓に関係しているので、五大を観想して唱えることで、何かしらの身体的効果があるでしょう。


詳細は『望診法講義録 手相編』の六大陰陽五行色体表解説をご覧ください。

http://shintenan.syoyu.net/%E7%B1%B3%E3%81%9E%E3%81%86%E3%81%AE%E5%AE%B6/%E8%BF%91%E6%97%A5%E5%87%BA%E7%89%88%E3%80%81%E5%86%8D%E7%89%88


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[ 2017/04/13 11:16 | Comments(0) | 眞天庵仏教塾・密教塾 ]

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