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静座と呼吸
『十二頭陀経』や『智度論』には、
 
静座によって食は消化しやすく、気息は調和する

とあり、

『摩訶止観 』には、

臍下丹田に心(意識)を止めると、気息を調え疾病は癒える。

足下に心(意識)を止めると、五臓(特に風大:腎臓)を正常にする。

とあります。

さらに、

『維摩経』には、

空なる心身に病生じるは妄想、顚倒、煩悩による

とあり、空観(空を体得する瞑想修行)で治病する、と読めます。


座禅の前行にする数息観(数をかぞえながら呼吸する方法)は疲労回復にも役立ちますが、

『摩訶止観 』には呼吸法による効果が細かく説かれています。


呼(口を大きく開いて呼吸する):熱病 心臓 に効果がある。
吹(火を吹くように):冷病 心臓
嘻(歯をあわせたまま):関節痛、 風病、腎臓病
呵(口を急に開いてする):浮腫み 肝臓病
嘘(咽喉に力をいれてする):痰切り、肺病
呬(上下の歯の間を少し開け、舌を浮かしてする):疲労、脾臓病

そして、

出息は地大(肝臓)、水大(肺)の不調、

入息は風大(腎臓)、火大(心臓)の不調

に効果的とあります。


これらは六大陰陽五行色体表にまとめましたので、

お気持ちがありましたら拙著をご覧ください。

『望診法講義録 手相編』

http://shintenan.syoyu.net/%E7%B1%B3%E3%81%9E%E3%81%86%E3%81%AE%E5%AE%B6/%E8%BF%91%E6%97%A5%E5%87%BA%E7%89%88%E3%80%81%E5%86%8D%E7%89%88  


いずれにしても、

姿勢良く静かに坐り、呼吸を調えることで、

乳酸の減少、副交感神経優位(リラックス)、多量の酸素で血糖を燃焼

という効果が期待でき、

腹式呼吸によって内臓がマッサージされて血行が良くなるため、排毒が促されると考えられます。



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[ 2017/04/13 08:01 | Comments(0) | 眞天庵仏教塾・密教塾 ]

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