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心蓮華
きり絵画家の冗快さんから、

僧侶の掌中に仏様が納まる儀式のことを教えてちょうだい、

とお便りがあり、

入出仏(遷座)作法のことですね、

と説明しました。




本尊仏を仮置場所に移動する際の作法です。

自心中に仏の座である蓮華座を観想し、

そこに本尊を載せます。 

心臓は正中にありますが、そこには白蓮華が開き、

その上に大日如来が坐り、五つの智慧を象徴する五色の光に包まれている。

僕らはそのように、

慈悲の働きかけの座につき、智慧の光に包まれているという象徴。


そうして、

袈裟で包んだ仏様と移動するのですが、

僕は恋人と一緒に歩くような気持ちになります。

 

瞑想には、

自分の外に対象を置いて、それを観想するものと、

自分の中に対象を引き入れるものがあります。

真言密教では、

浄厳さんの 『別行次第秘記,』にみられるように、

後者に重きがあります。

仏像もお堂も心の中にある。


先の五つの智慧は、

鏡の如きありのままを映し、

へだてなく、

見極めで、

自他の役に立つような行為の智。


本来清らかな(修行して清らかになるのではなく、

その素質がある)心のシンボルが、

泥に染まらずに咲く蓮華です。


心に蓮華があると思えば、

何となく涼やかでやさしい気持ちになります。
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[ 2017/10/27 09:59 | Comments(0) | 眞天庵仏教塾・密教塾 ]

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