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[ 2024/04/20 20:51 | ]
はは、暢気だねえ。
米朝のマクラでよく聞く挨拶の話。


すべて挨拶はえぇ加減なものなんですなあ。

道で知ってる人とパッと出会う、

そういう時に、

「どちらへお出かけです?」

なんて言うのもえぇ加減、どこへ行こうと何の関係ない。ほっときゃえぇのに。

言われたほうも無責任なもんで

「へぇ、ちょっとそこまで」

と言う。
 
何や分からん、こんな「ちょっとそこまで」

こんな挨拶ないと思うんやけど、言われたほうがまたそれで納得して、

「あぁさよか、そらよろしい」て、

何がえぇねや分からん。 


挨拶は仏教語です。

挨は軽く触れる

拶は強く触れる

ということで、もとは禅寺で行なわれていた問答のこと。

師が軽く問うのが「挨」。弟子が強く答えるのが「拶」


それにつけても、

挨も拶も挨拶以外には使わない漢字ですね。



若い坊さんが法会の後、諸先輩がたに、

ごくろうさまでした

と声をかけているのを聞いて、ずいぶん違和感を覚えました。

年上に、「ごくろうさま」と言うのは失礼。

お世話さまでした

くらいがいい。



 ○○させていただく

は最近ずいぶん使われる言葉ですが、

これは許可を取ったときの言いかたです。

そうでないときに使うのは慇懃無礼で気持ち悪い。

○○します

と普通に言えば良いのに。

 

料理で、

わざと焦がすのと、焦げてしまうのは全く違う

焦がすのは陽性にする、苦味を甘味に変える、などの技法。


出汁は煮立てると味が濁る。

煮立ててしまったらお金は取れない 。



米はさっと洗うだけで研がない。

研いで米が傷ついたらうまくない。

それは春までのことで、

初夏になって古くなったお米は香りも味も落ちるから、よく洗って研いだほうがうまい。


ひとつの知識に固執して、その理論的バックボーンを調べないと、つまり、なぜそうなのかを勉強しないと失敗することが多い。

世の中は無常だから、こちらも臨機応変に対応しないと、うまい人生にならない。

 

炒り玄米も湿気の多い今の時期は深く炒らないと滋養にならない。


それから、

梅雨時は乾物、粉物が傷む時期なので、早めに使い切りましょう。


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[ 2015/07/07 20:50 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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