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タントラとスートラ
クスリの説明書を読んで、

正しく服用すれば病気が改善します。

同じように、

経典を読んで、

そこに書かれているように、

正しく生活・修行すれば菩提・心の平安が得られます。

 
その経典には、タントラとスートラがあります。

ポピュラーな経本に書かれているのがスートラで、

いわゆる「お経」です。

これには、宗教の教理的なものが主に書かれています。

それに対して、

実践面の規約に重点を置いて書かれたものがタントラ。

織物が縦糸と横糸で作られるように、
 
タントラとスートラを両方学習実践することで、

体得できます。



密教タントラには四つあり、

順番に修行します。

1、所作タントラ

修法の作法を覚え、それを繰り返して身につけます。
 
歩くときは、意識しなくても右足と左足が交互に前へ出るように。
 

2、行タントラ

大日経に説かれている慈悲のトレーニングを、

所作タントラと同じようにできるまで実践します。


3、瑜伽タントラ
 
金剛頂経に説かれている瞑想修行を、

やはり歩くように実践します。

それによって、この身体のままで成仏でき、

そうなれば、自他のあらゆる側面を救済できます。

なぜなら、仏になっているのだから。


4、無上瑜伽タントラ

これは、瑜伽タントラの儀式や修法をより精密にしたものですが、

日本ではあまり取り入れられていません。


菩提心を持ち続け、

慈悲の行いによって少しずつ清浄になり、

最後に完全な自性清浄心を知る

そして、金剛頂経や理趣経に説かれている観想(三密行)によって、

菩提を得る、

という流れ。


仏教には、

A:本来、心は清らかである、元から仏である

B:修行し、心の汚れを取り除いて仏になる

という二つの立場があり、

タントラは、BあってのAという立場になっています。


普段の生活や心の安定平安に、

この立場は、安全で役に立つと考えています。
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[ 2019/03/17 09:43 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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