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ドライブの効用
息子とふたり 、車で東北へ行った時、

現地の人から、

二人でドライブはいいねえ、と言われた。

なぜなら、

話ができるから。



ドライブしながらの会話が良いのは、

お互いの顔を見ないからである。

顔色を気にせずに、だから話しやすい。

運転中だから、

感情的な話を抑制できる。

さらに、

前方や車窓が見えるから、

会話のきっかけも増え、話の薬味や箸休めもある。



妻とは月に数回しか会わないけれど、

ドライブすることがある。

とはいっても、買い物か墓参りか息子に会いに行くか、である。

楽しい話、意外な話、痛いところを突かれる話。

それらはなかなか良いものである。


大切なお客様は、

後部座席、運転手の後ろに坐っていただく。

それは安全だからである。

しかし、そこでは話が進まない。

助手席は危険な席だから、

心安い人でないと坐れない。


若い頃、

助手席は特別な席だった。

もちろん、彼女の指定席である。

彼女以外が坐ることは許されない。

彼女でもないのに、ずけずけと坐るのは最低のやつ、

オメエの席じゃあねえよ。


そして、

そこは空席のまま、若い時代が終わる。

助手席はあの頃、

汚れなかった。


そういえば、

焼肉を食べに行くカップルはデキている

という話が当時、人口に膾炙していた。

あれはやはり、

助手席に坐らせて行くのだろうか。

どんな話をするのだろうか。


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[ 2018/11/06 06:57 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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