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不邪淫?不淫? ~ お経本雑感 3
十善戒のうち、身体に関するものは、

不殺生、不偸盗、不邪淫のみっつ。

殺さない、盗まない、に例外は無いけれど、

不邪淫は、「正しい男女関係」のような解釈になっています。

夫婦など特定の関係なら構わない、と。

特定の相手なら、殺しても良い、盗んでも良い、とはならないのに、

なぜ、不邪淫だけ違うのでしょうか。

本来は不淫のはず。『梵網経』にもそうあります。

これは梵行とも云う。

理由として考えられるのは、

ヴェーダンタ哲学などで、

性交によってメタ神経が傷む、というもの。

メタ神経は瞑想に必要な記憶力を制御するもの。


また、

陰陽五行説では、性交によって陰性の力が抜け、

瞑想や心を静かにまとめるには、陰性な力が必要、というもの。


仏教は瞑想の宗教ですが、

そのためには、非常に深い集中力が必要です。

性交すると、その力が失われる可能性がある。

その精力を、座禅瞑想のために使うのですね。

また、

性交は妄想を呼び起こす原因にもなる。


どうして、不邪淫に変わったのでしょうか。



ちなみに、真言宗で出家得度して最初に受けるのは「菩薩三聚浄戒(さんじゅじょうかい)」。

内容は、
 
1.摂律儀戒(しょうりつぎかい)…悪いことをやめる
2.摂善法戒(しょうぜんぽうかい)…善いことをする
3.摂衆生戒(しょうしゅじょうかい)…苦しむ人に仏法を伝えて救う

の3つ。
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[ 2019/04/14 06:18 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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