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出会い
お大師さんの『性霊集』 第二に、

「悟りが得難いのではなく、その教えに遇うことが得難いのである」

という文章があります。


人として生まれることは奇跡である。

ましてや、その人生で仏教に出会えるなんて、

ガンジス川の砂ひと粒に出会うくらいの、本当に稀な事。

だから、大事にしたいものです。

仏教に出会いさえすれば、自然と悟りに導かれるのだから。


同じように、

人として生まれさえすれば、幸せになれます。


同じ『性霊集』第四「為人求官啓」には

巨石は重くて水に沈む

蚊や虻は小さくて遠くへは飛べない

でも、

船があれば巨石も万里を進み

鳳凰につかまれば蚊や虻も天高く飛べる

縁に遇えば大きな力を発揮できるのである。

そのような縁に遇うと遇わないとでは、雲泥の差がある。




出会ったことに、最大限に敬意を払い、感謝したいものです。

師弟、親子、夫婦の出会い・・・。



さて、料理の世界でも出会いのもの、があります。

食材には

走り・旬・名残があって、

「旬」はその食材の最高の状態。

旬より前の出始めが「走り」。

季節を先取りします。

旬が過ぎてそろそろ終わり、というころが「名残」。


走り、旬、名残りという無常が料理にもあります。


そして、出会いのもの。


山のものと海のものが出会う。

黒いものと白いものが出会う。



春になれば竹の子とワカメの出会い。

ブリと大根、タコと豆、ビールと鮎なども出会いのもの。


これは大根と厚揚げ




妻が炊いた梅ぼしとゴボウ




湯葉とわかめ


出会いのものは陰陽のバランスが良いので、味も滋養もよろしい。


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[ 2015/02/13 08:49 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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