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心と心臓
19歳の時に流行していたのが、

大滝詠一のスタジオ・アルバム『A LONG VACATION』

その中で一番好きだったのが

「雨のウェンズデイ」

 
松葉づえをついていた僕は、雨の日毎クラスの女の子に車で迎えに来てもらっていた。

あの頃、水曜日はいつも雨だったような気がする。



今年の元日は水曜日で新月。

ということは16日が満月。


衆生の悟りには十六の階梯があり、それぞれマンダラの十六大菩薩に象徴されています。

発心の位から涅槃の位まで十六の過程があるんです。


それを修行して上ってゆけば誰でも悟りを得られる。

新月から満月になる16日間になぞらえています。


『理趣経』には

清浄を明らかにする原理そのままの智慧の道を開くことができれば、

あらゆるものの平等を知り、心がまとまり、あらゆるものに囚われぬ心を自在に得て、限りなき楽しみと歓喜を得る。

ついには汚れなき十六の菩薩の功徳を一身に生ずることを得て、如来の悟りになる。


とあります。


密教では月を悟り、心、真実の象徴としています。


「自ら観ぜよ、 わが心は無色無形なりといえども、 本来清浄にして潔白なることなおし満月のごとし」  (『秘蔵記』


「われ、 自心を見るに形月輪の如し、 如何が故に月輪を以って喩とするならば、 いわく、 清月自明の体は、 即ち菩提心と相類せり」 (『菩提心論』)


 「全ての人は、貪り、瞋り、痴さを離れ、月輪の観想をすることにより本来の心の姿を見ることができる。それは清らかで、満月のように虚空に普くして隔てがない」 (『十住心論』





月は明るい。

だから、「つきへん」の漢字はその明るさを表しています。


例えば

朝、期、望、朧、朗、朔、有


それに対して身体に関係がある漢字のへんは「にくづき」

月ではなく肉ですね。

例えば、

肌 肝 肛 肩 胃 肺 背 胆 胸 脈 腎 脾 膵 脳



心臓はもっとも陽性な臓器ですが、それと心について、仏教では以下のように考えています。


心(しん)にはチッタとフリダヤの二つがある。


モノの対がチッタ

般若心経にある五蘊の、色蘊以外の四蘊。

知覚、概念、意志作用、意識 です。

そして、チッタには

心の統一的主体とそれが働き出す作用面のふたつがあります。

つまり、

チッタは 対象をとらえて思いはからう心。


もうひとつのフリダヤは 心臓。

この心臓を八葉の蓮華に例え、それを観想瞑想することにより、仏の身体を開顕するのが密教の修法です。

心の蓮華が開くように、菩提心が開花する。


お正月のお供えも心臓の象徴です。

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[ 2014/01/04 10:35 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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