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心病のカルト化
『十住心論』に、

身体の病は、

1、地・水・火・風の不調(内臓血液骨呼吸神経の不調)
2、嫉妬・恨み・憎悪・残忍さなど鬼のような心
3、過去の行い

が原因であり、その治しかたには、

薬・食事・療養・鍼灸と、 

懺悔と感謝の修行がある。


心の病は、「根源的な無知」が原因で、

その治しかたは五種類。

経、律、論 般若、陀羅尼。

をそれぞれ自分の資質に応じて思惟念誦して心を調えること。

このうち陀羅尼、つまり密教こそは、根源的な無知を抜き取る、

とあります。

「根源的な無知」を仏教で無明(むみょう)と言う。


『般若心経秘鍵』に、 

真言は不思議なり 観誦すれば無明を除く

とあるのが根拠のひとつ。

また、

『覚源鈔』には、

菩提心の薬を持って無明の病を治す

とあり、

菩提心とは、

信心(混じり気の無い心、素直さ、謙虚)

大悲心(あらゆるものを自分自身とも、大切な恩人とも思うこと)

勝義心(自分とは何か、存在とは何かを、良く観察して最上の智慧・悟りをめざすこと)

三摩地心(秘観によって絶対自由の心を得ること)


さて、

心病の原因である無明とは、 

実際には無いものを有ると考えること。

それが失われると苦しみが発生する。 



僕は立場上 、

統一教会の原理運動、オウム真理教、その他カルト教団に遭遇してきましたが、

そこに漂うものは無明。

人に言われるままを信じ、自分で調べることをしない。 無いものを有る、としている。

そして、

今の自分たちのありよう、考えかただけを人類唯一のそれと思っている。

他には違う見かたがある、過去や未来には違う考えかたがある、

と思えば良いのだけれど。 


例えば、

放射線に関する知識をほとんど持っていないのに、

福島は危険であることを前提にして、自分たちは正義だと正当化する人たちも、同じ匂いがします。

自分で調べて考えることをせず、麻原の言うことをそのまま信じるのと同じ。


今でもそこかしこに、

自分の感想を常識と錯覚し、我流の解釈を正しいと妄想するカルトが、

水素水やマイナスイオンや乳酸菌の周りにいますね。


それらも、

子どものことを心配した選択だと言えば、だれも責めない。

そのとき、

親はカルト化する可能性があります。

カルト化は恐れがあるから他を攻撃する。ストレスをぶつける。

子どもにストレスをぶつけるから、親子ともに心身の健康が悪化する。

ということもある。





 

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[ 2016/05/22 07:05 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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