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米ぞうの家
今日は雨が降って、ちょっと涼しい。

暑くて少雨が続いたので土もずいぶん固くなっています。


我が家は田舎の民家。周囲は畑と雑木林。少子高齢化で過疎の農村です。

家の南側に小さな小屋があります。





先の震災で我が家は半壊。建物の周りは割れています。







小屋に近づいて見ると
               
 
 


戸を開けると中はこんな感じ。



で、中でこんなことをしています。
 


ファッションはこれ。

黄色は行法用、紫は儀式用



僕は高野山真言宗という宗派の教師(住職資格がある僧侶)ですが、普通の家に暮らし、宗教法人ではなく個人経営の事業主です。こういうお坊さんも少なくありません。

真言密教には毎日修法する行法の他に、時間と手間がかかる大きな行法があります。

そのひとつが、不動明王八千枚護摩供。

心身を調える行を2年間、準備の行を3週間、本番の行を1週間。その間、護摩を焚き続けるので、物置小屋に防火工事をし、仏具を揃えて護摩堂にしました。

その後、毎月の護摩供と毎朝の修法でも使っているお堂です。

この他に、虚空蔵菩薩を50日間拝み続ける(その前に準備の行が2年くらいあります)求聞持法(ぐもんじほう)という行法がありますが、これは真言を唱えるのが主なので、洞窟や山の中でも修法できますが、護摩の場合は火を焚く設備が要るのでお堂を作った次第。

八千枚と求聞持法について、関心のあるかたは当庵ホームページ、または僕の修法日誌の一部をご覧ください。
http://shintenan.hanagasumi.net/
http://shintenan.syoyu.net/%E8%A1%8C%E6%B3%95%E6%97%A5%E8%AA%8C%E3%83%BB%E9%A3%9F%E3%81%A8%E5%BF%83/


来春以降、我が家は取り壊すため引っ越す予定です。

このお堂もそれまで。

その後どうするのかは、僕もあまり身軽ではないので、まだ未定。

でも、

何と言ってもありがたいのは、密教ではこちらが修行するのと同時に、諸仏のほうからこちらに向かって利益をもたらす、という点です。

幼子がお母さんを呼ぶ。

お母さんもその子を探して抱擁してくれる。

そういう関係が聖と俗の間にある、悟りと迷いの間にある、というのが密教の立場。



一所不在の迷いの世の人々は

あたかも旅する客の如くである

その人々が持つ心こそ

仏の智慧の本心であり、本来の住居である


と、お大師さんの『般若心経秘鍵』にあります。
               



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[ 2013/08/20 11:10 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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