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日常生活の開眼
ある講座で

身体に良いですからどうぞ

とゴボウ茶をすすめられて、

もちろんありがたいのですが、

身体に良いという理由は何?

と聞いたら、わからないと言う。


世の中の多くがウワサ話で動いているのは知っていますが、理由がわからないものを人に勧めるのはどうかなあ。


ゴボウは強い陽性と強い陰性の両方を持っています。

陽性が大きければ陰性も大きい。

根が固く地中深く伸びるという陽性と、葉が大きく広がるという陰性があります。

陽性なエネルギーが多いから、陰性なアクや、リン、カリウムという陰性な成分も多い。

ゴボウを炒めたり、揚げたり、時間をかけたりして、それらの陰性を消すと、とても陽性な食べ物になります。

干して煮出したゴボウ茶では、ごぼうの陽性はほとんどなく、アク(タンニン)などの陰性なアルカリを摂る、という飲み物ですね。

陰性だから、陽性の毒はよく消すと考えられます。

でも、陰性な症状、陰性な体質、陰性な時期には適さない。



それはさておき、

仏像、仏画、お仏壇、お墓などが完成して、最初に行うのが開眼供養。

「魂を入れる」などとも言いますが、開眼することで、ただのモノから拝む対象になります。

天平勝宝4年(752年)4月、菩提僊那によって東大寺大仏の開眼法要が行われたのが有名。

本来の目的は、拝む人の「心の眼を開く」こと。


眼については、『大智度論』や『大乗義章』などに五眼があります。

1、 肉眼 (肉体にある通常の眼)

2、 天眼 (肉眼では見えないものが見える神通力) 

3、 慧眼

4、 法眼

5、 仏眼

の五つ。


1と2は自分の外を見るもので、煩悩になる。

3,4,5は自分の内側を見る眼。

心のくもりや垢を浄める工夫ができる人の眼が3

それがさらにすすむと4,5になります。

そういう眼を持てるように拝むのが開眼供養。


日常生活はいつも順風満帆と言うわけにはいかないけれど、どんな失敗も損失も、内側を見つめる眼があれば、自分を賢くし、自分を豊かにするものとなります。

同じように、争い、憎しみ、嫉妬、疑い、慢心、人間関係の摩擦も、人生の荘厳であると見ることができる。

お金がある時はお金があるように暮らし、貧乏な時は貧乏なように暮らせば何の問題もない、とわかる。

毎日の生活で、朝起きて顔を洗い、トイレに入り、掃除、料理、勉強、仕事・・・。

それらを通じて心の眼を開くようにする。

心の眼を開くためには

自分の心の源底を覚知し、実の如くに自身の数量を悟ること。(『十住心論』巻十)

であり、

心の眼が開いていれば

父母妻子眷属に囲繞せられて、天人の妙楽を受けながら、何等の支障もなく、生活をなし得る(『大日経』巻六)

となる。


つまり、

外にのみ向いていた視線を自らの内側に向け、常に心を調えることを気にしていれば

優れた医者の目には、道端の雑草も薬草と見える(『般若心経秘鍵』)

のようになり、日常生活の中の出来事ひとつひとつが貴重で味わい深いものになりそうです。



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護摩の修行、ご祈祷の他

・安心の法 (端的に安心を得る方法)

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[ 2014/02/13 14:44 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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