忍者ブログ


栃木雑談
業界紙に載せる写真を撮るために料理をしていたら、チョコチョコと材料が余る。

それらで、野菜ときのこの湯葉あんかけ


これは胃腸の滋養になる。

お腹が冷える時期は吉野葛を時々使うとよろしい。



冷やし中華のタレを作って焼いた油揚げを漬け、それが余ったのでパスタを和える。

暑いときは酸味と野菜のカリウムが身体をきれいに冷ます。


これは肝臓の滋養になる。



それはさておき、

群馬・栃木・茨城の三県を北関東と呼ぶ。

栃木は南東北ではないのか?

と聞かれたことがある。

そやつは、群馬栃木茨城の位置関係も知らない人間だった。

そのような輩のために、栃木を説明する。



栃木群馬両県南部は毛野と呼ばれ、肥沃な土地。

毛とは豊かなこと。

草木も生えないことを不毛と言う。

京都に近い群馬側が上毛野(かみつけの)、栃木は下毛野(しもつけの)

合わせて両毛地方。そこを走るのが両毛線。

この上毛野、下毛野がそれぞれ上野国、下野国になった。 国名は二文字が決まりだったから。



栃木県那須には御用邸があり、陛下がいらっしゃる。

先の震災後、

御用邸職員用の風呂を、避難者に開放した。

高根沢町には御料牧場があり、

皇室で用いられる農産物を生産している。

同じく震災後、ここの生産品を支援物資として避難所に届けた。

皇室のお食事はオーガニックの自給自足に近い。



那須と並んで著名な観光地が日光。

ここはお大師さんと縁がある。

下野国 芳賀(はが)に生まれた勝道上人は48歳の時、

日光山に登頂し、修行生活を送り、開山の祖と成る。

上人が遷化される前、お大師さんに日光の記述を依頼。

「沙門勝道、山水を歴て玄珠を瑩く」という美しい文が『性霊集』に収められている。


冬は茂るツタに寒さをさえぎり

夏はおおう葉陰に暑さを避ける。

菜食をし、水を飲むだけでの生活でも心は楽しく

あるときは出かけ、あるときは止まり

俗界を離れて、ひたすら修行しているわたくし勝道がここにいる。

八一四年八月三十日空海記す。


ちなみに、

日光山は男体山(なんたいさん)とも二荒山(ふたあらさん)とも呼ばれる。

頂上には、「日光二荒山神社」がある。

阿弥陀さんは西方極楽浄土におわすが、観音さまが住んでいるのが「補陀洛(ふだらく)山」。

補陀落は、サンスクリット語「ポータラカ」(Potalaka)の音訳。

その補陀洛山が訛って二荒山になり、

さらに「二荒」を「にこう」と読み、「日光」の字を当てた。

つまり、

日光とは観音さまの浄土なのである。



栃木の東に茨城、西に群馬がある。

栃木は中央である。だから本尊であり、群馬茨城は脇侍である。

かように、皇室とも観音とも深い縁のある栃木は、

北関東で一番偉いのである。



PR


[ 2016/07/15 15:53 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

コメントを投稿する






<< 自己が最勝の武器となる。  |  ホーム  |  さらさらと生きる。 >>