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死と誕生と。
迷いの状態の私たちがどのように存在するか、ということを『倶舎論』などでは四つに分けています。四有と言う。

衆生が輪廻転生する四つの過程、ということです。

それは、

1、.死んでから次の生を受けるまでの期間である中有

2.、生を受ける瞬間である生有

3、.生を受けてから死ぬまでの一生の期間である本有

4.、死ぬ瞬間である死有

このうち、2,3,4、は分かりやすいですが、問題は1、の中有。

『中陰経』や『瑜伽論』では、中有を7日間とか49日間としていますが、この期間に

業を転じて悪趣を脱れて善処に生ずるため

追善の供養をするようになりました。

これは迷いの世界でのことですから、悟った人には関係ありません。悟りとは輪廻からの解脱ですから。

なので、

とても優れた善人は、すぐに浄土に生じるから中有は無い、つまり四十九日までの法要は不要

極悪の人もすぐに地獄に堕すから、中有はありません。

『密教仏事問答』にはそうあります。


要するに、

輪廻したり生まれ変わるのは迷っている人だけですから、

その間に善処に行くように拝むわけです。



で、魂とか霊魂があるとして、

亡くなって三日目に拝む、というのが『釈氏要覧』にあります。

その後、7日目に初七日、

そして七日おきに七七・四十九日まで追善の法要を行う習慣が出来上がっています。


仏事ではその後、

百か日、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、三十三回忌と13回の追善供養が中国の十王思想などの影響でつくられ、またその後、江戸時代に檀家制度ができて、寺院が檀家を管理するために二十三回忌などと法事を増やしました。


さて、

赤ちゃんが生まれてから一人前になるまでにも、いろいろと儀式を行います。

お七夜で名前を披露、これは仏事では初七日に相当。

五七日、つまり35日前後でお宮参り。仏事ではこの頃に跡継ぎを決めます。

100日目あたりでお食い初め。仏事では百か日法要。

一年たてば初誕生のお祝い。仏事では一周忌。

死んだ人も生まれた人も、同じように大切にしている習慣なんですね。

ですから、

誕生後も死後も、7日目までは静かに静かに過ごす。

忌引きがこれくらいまでだから、これまでが忌中。これを過ぎれば普段通りで良い。

それで、赤ちゃんも、故人の霊も安定し始めます。

忌中だから、それまでは肉食はなるべく避ける。

母体も赤ちゃんもそんな極酸性で陽性なものは避ける。陽性な赤ちゃんに陽性な肉食は必要ありません。

35日目くらいに、親は外へ出ても良いくらいになり、

49日(50日)を過ぎるとだいぶ安定し、

100日を過ぎたら首も坐ってくるので、赤ちゃんと一緒に外出できるようになります。

百か日は泣くことを終える日、外へ心を向けることができるようになる頃。


母親の心身が日常に戻り、赤ちゃんが成長して人間らしくなり、

故人の霊が安定し、遺族の心が落ち着く

人間はゆっくり成長するタイプの生き物なので、あまり急がないほうがいい。


急ぐと後々トラブルが起きる原因となるかもしれません。


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※穀菜食の舎会員ページ 

「自律神経を調える方法 附・今年の風邪」 

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[ 2014/12/08 18:03 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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