忍者ブログ


金剛頂経雑感  1
真言密教の特徴のひとつが即身成仏。

現在の人生で、現在の身体で、

成仏できる、こよなき悟りに至る、
 
ということ。
 
その典拠は『即身成仏義』に挙げられており、

その方法は『大日経』と『金剛頂経』に説かれています。

この二つは、

前者が行の教え、後者が瑜伽(ヨーガ)の教えなので、

ちょっと方法が違います。

いづれにしても、

利他行(慈悲)と三密行(智慧)という方法で、即身成仏できるのが特徴。

そして、

即身成仏した人、または、それを目指している人が、

少ないのも特徴

のような気がする。

なぜだろうか。



それはさておき、

『金剛頂経』では、衆生が登場しません。

ということは、

慈悲の対象が無い。

だから、

どんな人でも、その人の性格資質に関係なく成仏できる。

真言を唱える口と、作法する身体、仏の世界を想う心があればいい。

それらが正当で誤りなくできればいい。

つまり、

自分のことだけで、他人のことは関係ないとも言えます。

でも、

成仏すれば、自然と悪から離れ、善にあふれ、

存在するだけで利他になるのかもしれない。

仏とはそういうものだから。


瑜伽の理論では、

象徴と、それが象徴するものとは同じである

ので、

三密行によって、曼荼羅を自身のうちに再建すれば、

自らが金剛界曼荼羅、大日如来になる、

ということ。







PR


[ 2019/05/25 06:20 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

コメントを投稿する






<< 金剛頂経雑感 2 ~苦行について~  |  ホーム  |  『大日経』と『金剛頂経』を比べてみると >>