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願うもの、目指すもの
菩提はサンスクリット語ボーディー(bodhi)の音写語。

意味は、悟り、正覚、成仏。

タイガースファンはタイガースの勝利を願いますが、

タイガースの選手は勝利を目指してトレーニングする。

同じように僕らは、

他者の菩提を願い、

自分の菩提を目指して修行する。


『日英佛教語辞典』で菩提を引くと、

The highest wisdom
または
enlightenment 

つまり、

闇が灯りによって消えるように、

迷い苦しみ不安が、智慧によって消える。
 
分からないことがわかる、ということ。

暗闇は何も見えず怖いけれど、明るければ安全で何でも見えるように、

悟り、成仏とはそういう状態。 


四国八十八箇所、お遍路の札所は、

阿波(徳島)のお寺が発心の道場
土佐(高知)は修行の道場
伊予(愛媛)は菩提の道場
讃岐(香川)は涅槃の道場

と呼ばれています。

この発心・修行・菩提・涅槃に方便を加えて五転と云います。

真言の修行によって菩提心が向上していく順位のこと。

発心(おもいたち)して、
修行(トレーニング)し、
菩提(真如)を体得し
涅槃(やすらか)になる。
 そして、
方便(他を利益)する。
 
この五転には、

因(発心)、行(修行)、証(菩提)、入(涅槃)、方便、

という云いかたもあります。


般若心経を分析すると、

その冒頭の文章で、 

観自在菩薩は (般若の修行をする人が観自在、修行を始める人のこと)

行深般若波羅蜜多時は(主観的に行じる)

照見五蘊皆空が(ものと心が空なりと悟る智慧=菩提)

度一切苦厄が (その智慧による結果で、涅槃(やすらい)に入る)


中間部分の文章では、

依般若波羅蜜多故が

心無罜礙、無罜礙故、無有恐怖、遠離・一切顛倒夢想、究竟涅槃、

が修することで涅槃にること。

三世諸仏、依般若波羅蜜多故、得阿耨多羅三藐三菩提。、

証=菩提です。


お坊さん向けの話では、

行法次第の、

発菩提から五大願までが因

四無量心から礼佛までが行

入我我入と正念誦が証

字輪観が入

散念誦が、利益衆生の方便

これは『行法肝葉抄』に書かれています。



菩提は証(あかし)であり、

修行によって得た智慧のこと。


僕らはみな、如来の三昧耶形(さんまやぎょう:いのちのあらわれ)であり、

等流法身(とうるほっしん:ものにともなるすがた)

である、という智慧なのですが、

それが分かると、分からないこと(不安悩み苦しみ迷い)が無くなる。


さて、

菩提を得ると、具体的にどうなるのか。

風通しの良い広々とした心になり、

清い温かい心が持続する

と恩師田中先生はおっしゃっていました。


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[ 2019/06/01 06:38 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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