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[ 2024/04/27 09:11 | ]
食育とは何だろうか。
食育という言葉は石塚左玄が造語し、村井弦斎が広めたようですが、

日本には食育基本法という、国家レベルで食事を何とかしようとする法律があります。

その中で食育は、

① 生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきもの

② 様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実       践することができる人間を育てること。 

と定義されています。国がこんなことするんですね。

で、食育についての問題として、

① 「食」を大切にする心の欠如
② 栄養バランスの偏った食事や不規則な食事の増加
③ 肥満や生活習慣病(がん、糖尿病など)の増加
④ 過度の痩身志向
⑤ 「食」の安全上の問題の発生
⑥ 「食」の海外への依存
⑦ 伝統ある食文化の喪失

を上げています。詳しくは「食育基本法」
 http://www8.cao.go.jp/syokuiku/about/law/law.html



人間は大脳があるのが特徴です。その大脳は食べもので作られます。

その大脳の働きが心ですから、食べ物が心に影響すると考えて良いでしょう。

さて、

何を食べるか、というと、

旬のもの

というのが第一。

野生動物も旬のものを食べていますが、家畜や養殖の生き物はそうではありません。


それから、本来の食べ物は、

天然で化学的に無添加

であるべきでしょう。

添加物の多いものを食べ続けていると、それが無ければ食べられなくなります。

それでは餌に近い。



食育ですから、何を食べるかと同時に「どう食べるか」が大切です。

まずは、

楽しく

そして、

行儀よく

これ人間らしい食事の特徴です。


人間は他の生き物と違い料理をして食べます。特に穀物を火食することが特徴で、これによって大脳が発達しました。

陰性な植物の中で、もっとも陰性な先の部分(実)を食べますが、陰性な部位には硬い陽性な性質があります。それを食べて大脳という陰性で大きなもの、そして陽性な働きをするものが作られます。

生食では陰性すぎて大脳の 新皮質が発達しません。

生食は、中脳、小脳、延髄など、本能や直感、感情、自律神経系、ホルモン系など、陰性な働きを司ります。陽性な四足動物はこれでいい。

人間は四足の動物より陰性なので、陽性な火食が必要になります。

さて、

どのように料理するかは大切なことですが、

これが無ければできない 、レシピ通り、

というのは料理ではありません。配合飼料のようなもの。

食べる人、気候、環境健康状態で自由自在、臨機応変に作ります。

それを食べる姿勢は、

自然作物、それを作る人運ぶ人売る人料理する人、手に入れるために働いてくれる人に感謝する。

自分はその食事を食べる資格があるのかどうか反省する。

食事をいただいて、より良い人間になるように誓う。

食事を丁寧に食べることで健康になり、人の役に立つようになる。

自分が幸せになり、他人を幸せにするために食べる。

ということが大切です


人間以外の食は、子孫繁栄、種族が生き延びることが目的ですが、人間は、

食べてホッとする
疲れをとる
怒りを除き、安らかな気持ちになる
勇気と希望が湧いてくる
健康になる
病を治す
リラックスして心地よくなる

などのために食べます。


人間は料理をする生き物ですから、買ってきたものや外食で食育を語ることはできません。

給食も、旬や行儀作法が伴わなければ食育にならないでしょう。

食べて病気になるようなものもいけません。

自分で家族や大切な人のために作ること、

旬のものを使い、楽しく行儀よく食べること。

感謝反省し、明日への希望が持てる心になること


食育とはそういうもの、と考えています。



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[ 2014/11/15 06:46 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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