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[ 2024/11/30 04:45 | ]
心の所在Ⅴ:陰陽で見る心
陰陽では、陰性な外胚葉に陽性なエネルギーが入って陰性な神経系を作り、智慧を司ると考えます。

陽性な内胚葉は消化器系を作り、意志と関係し、

その両方に血液を送る中胚葉が循環器系を作り、情緒と関係しているとします。

ですから、

消化器系が弱くなれば意志が弱くなり、

循環器系が弱くなれば、情緒が不安定になります。

この辺りは拙著『子どもたちの子どもたちの子どもたちへ』に詳しいのでご覧ください。
http://www.hakushindo.jp/store/products/detail.php?product_id=163



陰陽五行説では、五臓と五感の関係が説かれています。

 
肺は悲しみと関係があり、悲しいことが続くと肺がストレスを受けてぜんそくがひどくなる、などがあり、

肺が疲れていると悲しみに弱くなります。

肺が丈夫なら、幸福感と安心感があります。


同じように、

肝臓は怒りと、忍耐力

膵臓は不安と、同情心・理解力

腎臓は恐怖心と、確信・勇気

心臓は興奮と、落ち着き・優しさ

 
内臓の状態が感情の動きと関係している、

身体と心はつながっている、

ということです。



「心の所在Ⅳ:密教の心」
http://shintenan.syoyu.net/%E7%B1%B3%E3%81%9E%E3%81%86%E3%81%AE%E5%AE%B6/%E5%BF%83%E3%81%AE%E6%89%80%E5%9C%A8%E2%85%A3%EF%BC%9A%E5%AF%86%E6%95%99%E3%81%AE%E5%BF%83


「心の所在Ⅲ:心王と心所」
http://shintenan.syoyu.net/%E7%B1%B3%E3%81%9E%E3%81%86%E3%81%AE%E5%AE%B6/%E5%BF%83%E3%81%AE%E6%89%80%E5%9C%A8%E2%85%A2%EF%BC%9A%E5%BF%83%E7%8E%8B%E3%81%A8%E5%BF%83%E6%89%80


「心の所在Ⅱ:仏教の心」
http://shintenan.syoyu.net/%E7%B1%B3%E3%81%9E%E3%81%86%E3%81%AE%E5%AE%B6/%E5%BF%83%E3%81%AE%E6%89%80%E5%9C%A8%E2%85%A1%EF%BC%9A%E4%BB%8F%E6%95%99%E3%81%AE%E5%BF%83



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[ 2015/10/12 07:14 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
心の所在Ⅵ:望診法で見る心
心は脳という物質の「働き」なので目に見えませんが、その働きは身体の各所に現れます。


手相では、
 
小指に心臓と婦人科系、免疫系の状態が現れます。

それにより、

小指を観れば興奮しているか落ち込んでいるか、

イライラしているか冷静か

病気に弱いか強いか

ということがわかります。


中指には脈の状態が現れますが、

それにより、心の動揺などが見て取れます。

掌中心にも心臓の状態が現れるので、落ち着いているかどうかがわかります。


人相では、

目で肝臓の状態、つまり怒りと忍耐力
 
耳で腎臓の状態、恐怖と勇気

口で胃腸の状態、不安と理解力

がわかります。

また、

顔の形で心の陰陽を、

法令線で足が地についているか、浮き上がった性質か

鼻梁(鼻の曲がり具合)で、前向きか後ろ向きか、楽観的か悲観的か

ということがわかります。




「心の所在Ⅴ:陰陽で見る心」
http://shintenan.syoyu.net/%E7%B1%B3%E3%81%9E%E3%81%86%E3%81%AE%E5%AE%B6/%E5%BF%83%E3%81%AE%E6%89%80%E5%9C%A8%E2%85%A4%EF%BC%9A%E9%99%B0%E9%99%BD%E3%81%A7%E8%A6%8B%E3%82%8B%E5%BF%83



「心の所在Ⅳ:密教の心」
http://shintenan.syoyu.net/%E7%B1%B3%E3%81%9E%E3%81%86%E3%81%AE%E5%AE%B6/%E5%BF%83%E3%81%AE%E6%89%80%E5%9C%A8%E2%85%A3%EF%BC%9A%E5%AF%86%E6%95%99%E3%81%AE%E5%BF%83


「心の所在Ⅲ:心王と心所」
http://shintenan.syoyu.net/%E7%B1%B3%E3%81%9E%E3%81%86%E3%81%AE%E5%AE%B6/%E5%BF%83%E3%81%AE%E6%89%80%E5%9C%A8%E2%85%A2%EF%BC%9A%E5%BF%83%E7%8E%8B%E3%81%A8%E5%BF%83%E6%89%80


「心の所在Ⅱ:仏教の心」
http://shintenan.syoyu.net/%E7%B1%B3%E3%81%9E%E3%81%86%E3%81%AE%E5%AE%B6/%E5%BF%83%E3%81%AE%E6%89%80%E5%9C%A8%E2%85%A1%EF%BC%9A%E4%BB%8F%E6%95%99%E3%81%AE%E5%BF%83

[ 2015/10/12 09:13 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
心の所在Ⅶ:迷う前の心に戻る
心を観察してみましょう。

朝は5時前、

沐浴して副交感神経を優位にし、煩悩を流します。

静かな部屋にひとり坐り、姿勢を正しくし、心を止めます。

ただ息をするだけ、ただ何かが見えるだけ、ただ聞こえるだけ、ただ香のにおいがするだけ。

それをなんとも思わない。何もしない。ただ坐っているだけ。


それができるようになったら、

心を観察します。

本尊を観る

平安を願う

昨日を思う

今日を思う

今までお世話になった人,ひとりひとりを思い浮べる

そうして、自分の心がどう動くのか、何を感じるのか、観察します。


そして、

萬徳を円満している本尊を観ます。


自分は今、部屋の中でひとり坐っているけれど、

心は遠くの人を思い、過去を思い、

時間と空間を飛び越えます。

それだけ心は広い、深い、大きい。

その中に、

貴賎貧富善悪美醜すべてを包容している。

ということは、

よくよく自心を観察すれば、

不安になる前の心に戻ることができます。

煩悩にまみれる前の心になります。

迷わぬ前の本心に帰ります。


その心は、
 
あらゆる執着偏見を離れています。


『菩提心論』には、

妄心もし起こらば知って随うことなかれ 妄もし息むときは心源空寂なり

満徳ここにそなわり妙用きわまりなし


とあり、


『般若心経秘鍵』には、

一心はこれ本居なり

とあります。




「心の所在Ⅵ:望診法で見る心」
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[ 2015/10/12 14:28 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
聖天さま


人も山も美しい里のお寺で、

観音さまの護摩を焚いて、聖天さまのご祈祷ご供養に参座しました。

http://www.iida-museum.org/cgi-bin/bunkazai/weblib.cgi?mode=read&indx=&class=&word=&cond=%E5%85%A8%E3%81%A6%E3%81%AE%E6%9D%A1%E4%BB%B6%E3%82%92%E5%90%AB%E3%82%80&page=73&view=1



聖天さんは歓喜天(かんぎてん)ともよばれます。

代表的なのが抱擁している象頭人身の双身像。

他と同じく秘仏です。


聖天さんはヒンドゥー教のガネーシャに起源を持ち、

仏教に取り入れられ、仏と仏の教えと僧を守る護法善神となりました。

悪神が十一面観世音菩薩によって善神に改宗し、

仏教を守護し財運と福運をもたらす天部の神とされた

とも伝えられています。

世間で評判のご利益は、

除病除厄、富貴栄達、恋愛成就、夫婦円満、除災加護、子授け円満 等々




病気や災難を除くことは、

自他の罪障消滅と貪愛・煩悩を除く祈願であり、

恋愛や夫婦の円満を願うことは、

世の中の一切を調和させ、諸仏諸菩薩を加持護念する

という祈りにつながります。


どうぞ皆様も、自心と世界の平安をお祈りください。




[ 2015/10/13 09:40 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
おせちの準備と秋の料理
年末には、

お世話になったかたへ、おせち料理をお送りしていたのですが、昨年はちょっと事情があって中止。

今年はまたお送りできるようにと、そして少し品数を増やそうと、いくつか試作しています。


湯葉を使っていくつか


湯葉龍田揚げ



湯葉と納豆の唐揚げ



鳴門焼き



湯葉なます



秋の恵みが増えてきたので、料理が楽しい。


白シメジとむかご の おこわ



きのこ汁



茗荷エゴマ和え



紅玉蒸し煮



安いから買う

国産だから買う

質が良いから買う

あの人が作ったから買う

信用できるから買う

などいろいろありますが、

東北の桃やリンゴより、輸入品のほうがおいしい、とはとても考えられない。

もし、高くて買えないなら、買わないだけのこと。

食べなくてはならないものでもないし。


そもそも、なんでわざわざ遠くから運んで時間がたった古い物を買うのか


さらに、

お金を払うのだから、まずかったら責任とってほしい

そういう条約法律にしなさい、と言いたい。


車やパソコンは、どんどん国際競争して安くて良いものを作ればよいけれど、

農業や食べ物は違う。

僕らは土地の植物、食べ物といっしょに暮している。

人は生き物で、お米や野菜と同じなんだから。

何でも、旬で近くのものがうまい。


秋はそれをよく実感できる季節です。



[ 2015/10/14 05:42 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
体臭と悟り
あんた、臭いよ

と言われた時に考えてみる。



臭いのは僕の皮膚だろうか。

それとも、

脂肪が臭いのか、筋肉が、骨が、髪の毛が臭いのか、血液体液が臭いのか

おそらく、

それらの総合体、統一体が臭いのだろうな。


そう考えると、

臭いのは「僕」を構成している統一体であり、「僕」という固定したものは無い

という空を悟ることができる。



以下は理屈。

僕は

地 水 火 風 空 識

という六つのものが組み合わさってできたもので、臭いと言われた「僕」という実体があるわけではない。

炭素や酸素などの元素で作られている、というようなこと。


これは、

一塵の埃も、仏も、一切衆生も、宇宙も、この六大で、元素でできている。

さらに、

僕の地大と仏の水大、あなたの識大と僕の火大も、障りなく渉入しています。

元素がそれぞれ入れ替わっているのですね。

ということは、

そこに「僕」という固定したものは無く、六大や元素が集まったり離れたりしているだけ。変化しています。

僕は無常である、ということ。 


無常であるものに執着するほどくだらないことはない。

無常は苦であり、それが無我であると知れば苦は無くなる

という仕組みです。




ところで、

おっさんが使う枕は臭いらしい

それは後頭部から排毒しているから。

後頭部は消化器系

胃腸の不調が、枕が臭い原因である。 




[ 2015/10/16 06:37 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
頭が混迷する原因
顕教の考えかたですが、

「僕」を構成しているのは

肉体、感覚、想い、意志、意識・判断

これを五蘊と言いますが、

これらはすべて執着の原因、苦しみをもたらすものです。

だから、

この五つが空である、と悟れば苦しみは無くなり、頭の働きも明晰になります。

しかし、

そのようなことができるでしょうか。

実際にこの心身があるのに。

 

初期仏教の相応部経典にあるお話ですが、

あるバラモンがお釈迦さまに聞きます。

私は時によると、大変澄み切った気持ちがして、これまで学んだことはもちろん、まだ学んでいないことまで、すらすらと弁じたてることができるのに、

時によると、

何か混迷して、日ごろ学んだことさえ、どうしても頭に浮かんでこないことがあります。

これはいったいどうしたことでしょうか、

と。


お釈迦さまが答えます。

水が濁っていれば、そこに顔を映しても、ありのままに見ることはできない。

それと同じように、

人の心が欲の貪りで濁っているときは、心は澄みきっていないのだから、何事もありのままには映らない。

もし、その水が沸騰していたら、

そこに顔を映してみることはできない。

同じように、

人の心が怒りにかきたてられている時には、やはり、何事もありのままに見ることはできない。

また、水の面に苔が浮かび、草でおおわれていたら、ありのままに顔を映してみることはできない。

それと同じように、

人の心が愚かさや疑いに蔽われていたら、物事をありのままに見ることはできない。

人の心もまた、

貪欲に濁っていないとき、

怒りに沸き立っていない時、

愚かさにおおわれていない時、

なにごとであれ、ありのままに、正しく見ることができる。




むさぼりの気持ちがあると、水が濁るように心も濁ります。これは胃腸に陽性毒があるから

水が沸騰すると何も映らないように、怒りで燃えていると、脳も興奮してばかになる。

これは心臓の陽性毒が原因。 

同じように、

愚かさや疑いがあると、脳は何も見えない。
 
これは腎臓に陰性毒がたまっているから。



何事も良く観察して、

こうこうこういうわけでこうなるのである

と説明できることが智慧であり、

事実ではなく噂をもとに話すことが、愚かさ。


というわけで、

ありのままに見るには心が澄み切っていなければならず、内臓も健康なほうがいいだろうな。






[ 2015/10/17 08:09 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
言葉とウンコ
両方とも身体から出るもので、このふたつが良質なら心身は健康でさわやか。何をやってもうまくいく。

良い言葉とは、丁寧で上品な言葉。言葉は心そのものと言っていい。

・不妄語(ふもうご)・・・嘘を付かない
・不綺語(ふきご)・・・・つまらないことや、お世辞が過ぎることを言わない
・不両舌(ふりょうぜつ)・仲違いさせることや、人間関係を悪化させることを言わない。
・不悪口(ふあっく)・・・粗野であったり乱暴な言葉を使わない


良いウンコとは

色 :黄色~黄褐色
量 :たくさん出るほどよろしい。
臭い:きつくない
硬さ:マヨネーズよりちょっと固いくらい
排便:気持ちよく出る。軽く水に浮く 


僕は20代後半に、

毎日珠玉のような言葉を聞きながら勉強した、夢のような時期がありました。

それが今の僕のバックボーンになっています。


僕は食事を減らしてよくよく運動をすると、

人に見せたいような良いウンコが出て、それを見ると活力が沸いてきます。


 

良いウンコを出すのは、

ご飯、季節の野菜とわかめの味噌汁、季節の野菜の漬物。野菜をたくさん食べるとよろしい。

 



炒り玄米と野菜の春巻き



ゴボウの料理二種



大根葉ふりかけ



グルテンとシイタケのフライ+キャベツ






※穀菜食の舎会員ページ
「効果的な排毒法:お風呂ヨーガ」
https://groups.google.com/forum/?hl=ja#!topic/shintenan/AcR8KyzCeos


「頭が良くなる料理」
https://groups.google.com/forum/?hl=ja#!topic/shintenan/WGKfUt_MgnA



[ 2015/10/20 16:39 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
夢のようなひととき
千葉県野田市金乗院境内の守樸庵へ、雨宮冗快さんのきり絵展を観に行きました。



「風・渡る街-冗快 きり絵展」

29日まで、野田市清水914、金乗院境内の守樸庵。
http://sp.mainichi.jp/feature/news/20151024ddlk12040232000c.html

見応えのあるすばらしい作品が展示されています。どうぞお出かけください。


金乗院のご住職も会場にいらっしゃり、庫裏へお誘いいただき、お話を伺いました。

加藤 純章 金乗院ご住職は元名古屋大学教授で、アビダルマ研究における碩学の長老。

アブダルマは倶舎論(くしゃろん)ともいう、仏教の基本哲学のひとつ。

ブッダの教えに対する考究

ということ。

内容は、

存在の種類、 存在現象の活動、 世界の構成、輪廻の原因となる業、煩悩、 悟りの段階、
智慧、 禅定・・・。

簡単に言えば、存在の分析

たとえばここにあるコップは、本当にあるのか、過去も現在も未来も同じコップなのか。

コップの実在はあるのか、ただの元素、要素の集まりなのか。

これを細かく分析していくと、いったい何が残るのか。

「自分」や「自分のもの」も

同じように分析することで、

迷いの世界を解明し、悟りに至る道を説きます。


僕は平生疑問に思っていたことを次々と質問し、

それに対して先生は、ひとつひとつ平易に教えてくれました。



先生の口から出る言葉は珠玉の如く、

約2時間半、南天の鉄塔で大日如来が金剛薩埵の質問に答える金剛頂経の世界みたいな、

夢のような時間でした。



金乗院は大きくてきれいな古いお寺です。

元寺領だった清水公園内にあります。

どうぞお参りください。
http://www.shimizu-kouen.com/history/history.html





[ 2015/10/27 09:28 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
専門知識は無料にあらず
何事も文書にまとめ、文書で確認するのが大人の世界ですが、

そのような文書には載せない「マナー」というものが社会にはあります。

マナーを守れば暮らしやすい。


車の運転で、

道路交通法に違反はしていなくても、迷惑な運転をする人がいる。マナーを守っていない運転。


マナーを知る人は、

歩行者や他の車が動きやすいように注意を払って運転します。

運転するときは運転に集中して、前後左右の時間空間を考え予想するのが大人のマナー。



SNSなどインターネット上では、

文章や言葉のマナーを守らない、というより知らない人も多いようですが、


ネット上で、むやみに相手の職業上の専門知識や情報に関する質問はしない、

それが最低限のマナーです。

会合やパーティー会場などでも同じ。


専門家は専門知識や情報を売って生計を立てています。

それを無料で手に入れようとするのは 、

スーパーやコンビニで、

タダで商品をください、

と言うようなものですね。







[ 2015/10/28 07:03 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
大日如来
昨日28日はお不動さんの縁日、

例年通り福島市遍照院・秋季大祭に参坐して諸願成就をお祈りいたしました。


お不動さんは大日如来の使者。

大日如来は、宇宙の真理を体現する象徴的な法身(ダイナミックな真理そのもの;教えそのものが身体となったもの)、全ての仏菩薩の本体。

仏の世界を表すマンダラの中心仏。

大日経など密教経典の説き手。

顕教がお釈迦さまの教えで、密教は大日如来の教え。

で、

大日如来はその存在が大きく、ありとあらゆるものを含んでかなり壮大なため、かえってわかりにくい。

なので、阿弥陀さんや観音さん、お地蔵さんやお薬師さんなど、多くの尊格がその役割を分け合って担当しています。
 
不動明王は大日さんの化身、あるいは使者として、

難化な衆生を教えに導く役割を負っています。



大日さんはごついから、完璧すぎるから

僕らはわかりやすい、なじみやすい地蔵観音不動などの姿で、仏に接することが多い。


でもね、

観音さんもお地蔵さんもお不動さんも、

みな僕らと比べれば異形です。

大日以外の如来さまはみな、装飾はつけずシンプルなお姿で表現されます。

それに比べて大日如来は、

宝飾の冠や首飾りや腕輪など、

如来では珍しく菩薩のように装飾を多くつけたお姿です。如来の中でも際立った立場だから。


つまり、

僕らの姿と同じ。


(仙台市 西光院 大日如来坐像)

十一面観音や千手観音、お不動さんと僕らはまったく違う姿だけれど、大日如来とは同じ。

僕らは大日如来である、という可能性は高い。


密教は、煩悩や悪を滅する避ける、というよりは、

悪い思いや行いを、修行によって自他を救う大きな力に変えようとする立場です。


大日如来はそういう考えかたの仏。
 



『性霊集』巻第七には、

いのちのありのままのすがたを象徴する大日如来は何処におられるのか

それは遠き彼方ではなく

わが身体の中におられる。

その如来の示されるいのちの無垢なる知は、なんと

わが心の中にあり

とても近い。 


『理趣経』が帰命毘盧遮那(大日如来のこと)で始まり、ヒロシャダフ(大日如来のこと)で終わるように、

真言密教は大日如来の宗教であり、どこへ行っても大日如来の中であり、

いつどこでも大日如来を拝みます。

それは完璧な存在であり、

それは一塵の砂の中に、

宇宙全体に、

すべての命の中に

僕の心のなかに

あります。



ところで、

仏教の基本は突き詰めると、

『スッタニパーダ』第4章5章にある

和顔愛語:いつも微笑んで優しい言葉をかけること

少欲知足:まあ、いいか、と思うこと。
 
http://ci.nii.ac.jp/els/110007043021.pdf?id=ART0008970024&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1445852304&cp=

このふたつが身についていれば、仏者としてどこでも他を救うことができます。。

このふたつが基本になって、密教はさらに大きな願いを持ちます。


お大師さんの願文には、

毛鱗角冠、蹄履尾裙、有情非情、動物植物、同じく平等の仏性を鑑みて、たちまちに不二の大衍を証ぜん   (『性霊集』式部笠丞が為の願文)


毛のあるもの、鱗のあるもの、ツノ、蹄、尻尾があるもの、すべての生き物が悟りを開いて幸せになるように、

みんなが悟りを開きますように

このような言葉が多いですが、

それが大日如来の心。


[ 2015/10/29 06:32 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
避難訓練
塩釜でシニアのかたがたとお話会をしてから、永良尼と東松島の津波被災地へ。

あれから、4年半。

変わったところ、変わらないところ、いろいろあります。

永良尼の同僚女性は、

あの日のことはまだ話すことができない、思い出すとつらくて言葉にできない、

と言う。



東名地区の慰霊碑。

最近、ようやく泣かずに読経できるようになった。

この周辺、

広大な土地に重機がたくさん動いているけれど、どうなるのだろうか。

農地なのだけれど、将来作業をする人はいそうにない。

でも、カキの養殖など、海の仕事は始まっています。


長音寺跡

 



高台に移転された仙石線野蒜駅ホームから見る海は美しい。

この景色をブランド化したい、と地元の人が言っていたけれど、

この地域はカキ、海苔など、ブランド化できる良質な産物が多い。

上空ではブルーインパルスがテスト飛行していた。





宮戸地区は人が少ない。

この集落は元市役所職員の木島さん宅だけが残って、地域の整備や復興作業をしているけれど、

そういう人もいない地域があります。

人がいなくなった土地の除草費用が、年間2億円くらいかかる地域もある。

さらに、

ここは文化財保護地域なので、復興作業にかかわる住民が困っている事案がうまく運べない、

という問題もあります。



おおぜいの児童が亡くなった野蒜小学校体育館跡地で読経。

あの日以来、あちらこちらで桜を植樹してくれても、そのあとの管理は地元のお年寄りがしなければならなくて、とても手が回らない。

ということもあります。


命があってよかったね、

と助け合ってきたけれど、年月がたつといろいろ利害が対立することも出てきます。



災害はいつ、どのようにやってくるかがわからない。

避難した場所に津波が来て、

クラスメートの遺体を踏み越えながら逃げた

という子らもいます。

避難場所に移動する途中、

車いすのお年寄りを押しながら津波に襲われた介護職員さんもいます。

子どもを助けられなかった、と自分を責める保育士さんも少なくない。

避難場所に何かの倒壊があるかもしれない。

避難した所に変質者が来るかもしれない、その時どうするのか。


普段の草刈りや道普請をしていなかったために、

地震で橋が壊れて川を渡れなかったために、

避難できなかったところもあります。


避難訓練を計画するうえで、 

想定外が無いように、細心の注意を払い、よくよく考えて計画するべきです。


そして、いざという時に臨機応変に対応できるよう練習しておくのが良い。

人が死ぬのはとても悲しい。

その後、立ち直り、前向きに生きることに、その死が障害になることがあります。

自分のためにも、良い訓練にするべきです。 

建物内にいたほうがいいのか、外へ出たほうが安全なのか。

体育館がいいのか、校舎の屋上が良いのか 

誰がいて誰がいない、という確認ができるのか。


災害時には、

まず、自分が生き延びることを考えて行動します。

その次に、

隣にいる人が困っている人を助けます。

最後の手段で、自衛隊や消防団に助けてもらう。 


何とかなるさ、

というのは、どんなことでも、普段から練習や思惟を重ねて真面目に取り組んでいる人のみがいえることです。



学校防災マニュアルについて(文部科学省)

http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/__icsFiles/afieldfile/2012/07/12/1323513_02.pdf

[ 2015/10/30 06:10 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
服を買う
20年ぶりに法衣をあつらえた。黒衣と色衣。

自分で生地と色と仕立てを選んで注文した。



コーディネイトもばっちり、のはず。


息子がズボンを買う、というので僕も同行して買うことにする。

でも、

お店にはたくさんの種類があって、どれをどうしたらよいのかは皆目わからない。
 
妻と娘が

あーでもない、こーでもない

と選んでくれる。


ズボンのサイズ、というのがわからない。

法衣なら、身長と体重を伝えればちょうど良く仕立ててくれる。

何本か試着して決まり、裾上げをしてもらう。チノパンというらしい。


それに合うセーターも、

あーでもない、こーでもないと探してもらう。
 
その下に着るシャツも。


服を買う、

ということは、こんなにも難しいことなのか。

女房娘がいないと服ひとつ買うこともできない。


あれとこれが合う、合わない、

ということが分からない。


そういえば出かける直前、

もっと普通の色の服を着なさい

と妻に言われたけれど、普通の色が何色なのかわからない。 



靴も娘に選んでもらって買う。

どれだっていいじゃないか、

というわけにはいかないらしい 



ともあれ、

サラとかピンは何となく嬉しい。

今日はこれを来て、母校にでも行こうかな。


[ 2015/11/02 06:33 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
けんちん汁を問う。
もともとは、野菜を炒めて湯葉や豆腐で包み揚げたものが巻煎(けんちん)

鎌倉建長寺で作られ広まったので建長汁

など諸説いろいろありますが、

ひらがなの「けんちん」汁がいちばんよろしい。


かんてん、きんかん、ぎんなん、なんきん、にんじん、ぽんかん、れんこんを使う料理と同じく、

「ん」がふたつ重なるものは、

難儀を払い、悪運を離れ、吉をつかむ、「運」を取る料理でございます。


精進料理は命がけの料理で、いのちを生かす、のが最大の眼目。

けんちん汁はその代表格のひとつ。
 
余った野菜を炒め、誤って崩れてしまった豆腐でとじた料理を、けんちん仕立てといいます。

これを出汁で煮込んだのがけんちん汁。


余った野菜を炒めて吉野葛でとじる雲片

白ごまを加える利休

高野豆腐粉でとじる高野とじ

そば粉でとろみをつける更科

青海苔をまぶす青海

などと同じように、リサイクル料理の粋。 



東名高速・海老名サービスエリア「こめらく」で売っていたけんちん汁は、うまくもまずくもない一品でしたが、

これはけんちん汁ではない

というのが我が家全員の意見。



けんちんは精進である。肉が入ったものは豚汁,鶏汁などと言う。

けんちんは崩した豆腐でとじたものである。それが無ければ野菜スープである。

野菜の味を引き出すのがけんちん汁であるから、油や香辛料で味を着せたものは洋風スープである。


まあ、いずれにしても、どうでも良いことで、目くじらを立てるようなことでは無い。まじめに作って楽しく食べればそれでいい。


我が家のけんちん汁が余ったので、

缶のトマトを足して、シメジ、玉ねぎ、油揚げ、凍みこんにゃくを煮て、古い味噌を漉して味を調えます。




それがまた余ったので、

唐辛子粉と醤油で調え、長ねぎと豆腐を加えてマーボー豆腐




良いナメコが手に入り、雑炊で食べたいと言うので

昆布出汁に炙り椎茸を差し、残りご飯を加えてなめこ雑炊





※穀菜食の舎会員ページ

「ご飯のおいしい炊きかた」
https://groups.google.com/forum/?hl=ja#!topic/shintenan/KNbbiWI_1yc


「精進おせち料理レシピ 26品」
https://groups.google.com/forum/?hl=ja#!topic/shintenan/JciU7m3qg00





[ 2015/11/04 09:29 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
精進おせち料理レシピカード
時間と手間がかかるので料理教室では作らないものですが、巻きものは反物や紙に似せて、高貴なお供えに通じるので、おめでたい料理に使えます。



ゴボウをきんぴらにして、すりおろした山芋でまとめ、

平湯葉で巻いて、吉野葛を煮溶かした掛け醤油を漬けながら焼きます。


この料理も含む、おせち料理のカード型レシピを作りましたので、ご希望のかたに実費でお分けします。 (穀菜食の舎会員に限ります)



写真附きA6版(ハガキサイズ) ラミネート加工
2枚1組(両面印刷)

○1枚(両面でレシピ2種)
 160円

○送料
1枚(レシピ2種):82円
2~8枚 : 92円
9~11枚:140円
12枚以上:205円

ご希望の料理番号、送り先住所お名前をお知らせください。

2種類(2枚)を両面印刷にしてお送りします。



1、コーフーフライ
2、煮しめ
3、利休膾
4、高野時雨
5、葡萄豆
6、八幡巻き
7、豆腐味噌漬け
8、レンコンボール
9、京芋と巻き湯葉の含め煮
10、ポテトサラダ
11、湯葉佃煮
12、くわい素揚げ
13、酢れんこん
14、生麩磯辺
15、湯葉金平巻き
16、黒米おこわ
17、金柑甘煮
18、百合根塩蒸し
19、湯葉竜田揚げ
20、慈姑
21、揚げ結び昆布
22、しいたけ利休揚げ
23、湯葉納豆包みから揚げ
24、きんとん
25、錦糸湯葉
26、おせちカレー


眞天庵・穀菜食の舎
メール:sunagakounin@gmail.com
FAX:0285-35-4901


[ 2015/11/05 07:39 | 穀菜食の舎 ]
食事で病気を治すコツ
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[ 2015/11/05 07:55 | 穀菜食の舎 ]
化学調味料で考える量の概念
最近はうま味調味料と呼ばれる化学調味料

主成分はグルタミン酸ナトリウム、イノシン酸ナトリウム、グアニル酸ナトリウムなど。

商品には「アミノ酸等」と記されていますね。 実にエエ加減な表記です。

これらアミノ酸の旨味は伝統的な出汁に使われています。

グルタミン酸は昆布や野菜に、

イノシン酸は魚やお肉に、

グアニル酸はシイタケなどキノコに

多く含まれています。 

ですから、これらが良い出汁になる。


基本的に何でも、質は量によって変わります。

量が適正なら安全でうまくて滋養によろしい。

多ければ害になる。


味の素など化学調味料の代表がグルタミン酸ナトリウム。これにはいろいろ調査結果があります。

弘前大学の研究グループによってグルタミン酸ナトリウムの摂取と「緑内障」の発症の因果関係の可能性について
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0014483502920178

グルタミン酸ナトリウムの摂取が病的な肥満につながるという研究
http://www.nytimes.com/2008/08/26/health/nutrition/26nutr.html?_r=1&

はたまた、病的な肥満を引き起こさないという研究
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23727643

妊娠中の女性に対してはグルタミン酸ナトリウムの摂取には医師のアドバイスを求める勧告
( 米国FDA(食品医薬品局))
http://www.drugs.com/mtm/glutamine.html

「グルタミン酸ナトリウムのついての質問と回答(米国実験生物学会連合)
http://www.fda.gov/food/ingredientspackaginglabeling/foodadditivesingredients/ucm328728.htm


さて、

天然食品中のグルタミン酸含有量(mg/100g)は、

真昆布  3190
羅臼昆布 2286
利尻昆布 1985
日高昆布 1344
長昆布  0241 

上記の調査では、

3g以上の摂取をした人のうち頭痛などの軽い症状を起こしたものがあるが一食当りの典型的なMSG(グルタミン酸ナトリウム)の使用量は0.5g以下である」との報告。

ということで、

0.5gというと、

スーパーなどで売っている比較的手に入りやすい出汁用の日高昆布

長さ35センチで約8グラム

これを27本くらい一度に食べれば何か症状が起こり、

4.8本くらいが、一食あたりの化学調味料使用量と同じ。

いずれにしても、贅沢な量ですな。


また、

化学調味料は0.2g程度で、

日高昆布15g(約66cm)

を使った出汁と同じくらいの旨みになります。

ですから、

化学調味料を、たとえば味噌汁の出汁として使うなら0.1gくらいでいい。

それで旨み・淡味になる。

それ以上使ったら下品。

味をつけるのではなく、味を引き出すものが旨味・淡味です。


それから、

塩や醤油は適量を超えて使うと、塩辛くて食べられない。

砂糖も同じで、量が多すぎると甘すぎて食べられない。

でも、グルタミン酸ナトリウムなどの化学調味料は、0.5gで十分なのに、それ以上いくらたくさん使っても食べられる。味覚から過剰摂取を感知できない。

だから、いくらでも摂取できます。


さらに、

アミノ酸の旨味は塩気によって増幅されるので、それが多ければ塩気も多く摂るようになりがちです。


ようするに

化学調味料の害があるなら、それは量が多い、摂り過ぎということ。

煩悩の結果ですな。



基本的にグルタミン酸ナトリウムなどの化学調味料は陰性な性質を持ちます。

陰性なものは、その広がる性質のために排毒されやすいのですが、陽性で繊維の少ない食品と一緒に摂っていると、その陽性にひきつけられて排毒されない可能性があります。

ですから、繊維が多く脂肪の少ない陽性な料理法、運動発汗など陽性な生活をすれば心配ない。

 

化学調味料などの添加物、またはそれを含む食品は10パーセントでも20パーセントでも消費税をかけ、

それを含まない無添加なものは、軽減税率の対象にすればいいのになあ。


○食料品等に対する軽減税率の導入問題(国税庁)
https://www.nta.go.jp/ntc/kenkyu/ronsou/46/takada/hajimeni.htm 

____________________________________

※「 精進おせち料理レシピカード」:  http://shintenan.syoyu.net/Entry/765/

※「食事で病気を治すコツ」:  http://shintenan.syoyu.net/Entry/766/





[ 2015/11/05 09:54 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
EDの治しかた
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[ 2015/11/09 10:39 | Comments(0) | 穀菜食の舎 ]
卵と吹き出物、下半身、右脳の関係
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[ 2015/11/10 07:39 | Comments(0) | 穀菜食の舎 ]
ふたもじ
ニラをたくさん採ってきたから何か料理して

と母が言うので、

ざくざくと切り、

昆布出汁を沸かしてニラを入れ、

醤油で調え、粉豆腐を加えてとじる。
 


ニラは五辛、五葷のひとつで、食べることを禁じる戒がいくつかあります。

その理由は、

尼僧らが大きくなる暇もないほど濫取するから(『十誦律』)

これを食べて臭気紛々で信者に嫌悪されたから(『五分律』)

これを食べた仏弟子が、臭気がお釈迦さまにかかることを恐れて、法話を聞きに来なくなったから(『毘奈耶雑事』)
 
熟した辛味を食べれば淫を発し、生のものを食べれば怒りを増すので、修行の妨げになるから(『楞伽経』)

他にもいくつかあります。


五辛とは何か、は経典によって違いますが、僕らに馴染みがあるものでは『梵網経』に、

大蒜(ニンニク)
革葱(行者ニンニク)
慈葱(わけぎか葱)
蘭葱(ノビルかラッキョウ)
コーキョ(せり科の薬草)

僕は修行中に、

ねぎ、ニラ、にんにく、生姜、ラッキョウ

と教わりました。


ちなみに

大蒜と書いて「ニンニク」と読ませるのは、

臭気を忍んで食うから、仏道修行の忍辱行(ニンニク:耐え忍ぶこと、怒らないこと)

にちなんだ隠語から。

七夕と同じような語源ですね。


ニラなど五辛は強い陰性で、その辛味は脂肪を溶かします。

ですから、てんぷらに大根おろし、マグロにワサビ、フライにカラシ、肉に生姜、卵にニラなど、辛味を使います。

この辛味は殺菌力もある。

肉魚を食べる場合、それらは死体なので腐敗します。それを防腐殺菌するために香辛料という辛味が必須になります。

なので、

肉魚を使わない精進料理に五辛は不要

とも言えます。

まあ、ベジタリアンでも陽性で血行が悪い人は、陰性なニラやネギやニンニクなどの辛味がおいしく感じるでしょう。



基本的に、

肉食は消化吸収するのに、野菜などと比べてより多くの酸素を必要とするので、
瞑想時の深い呼吸が苦手になります。

そして、

香辛料などの陰性が多すぎると、陽性な吸気がうまくできなくなるので、これも瞑想修行に向かない。


 ___________________________________

※「 卵と吹き出物、下半身、右脳の関係 」: http://shintenan.syoyu.net/Entry/770/



[ 2015/11/10 08:08 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
鎌倉
小学校の修学旅行が鎌倉横浜で、バスの中で唱歌「鎌倉」と「真白き富士の根」を歌い、今でもそらで歌えます。

大学在学中は4年間、毎年鎌倉鑑賞会に参加して、いろいろ勉強させてもらった。

坊主になって、鎌倉三十三観音巡礼と精進料理、という会を開いて、信者さんを連れて何回も歩いた懐かしい町です。


鎌倉にも精進料理のお店はいくつかあって、それぞれおいしいところと、まったくダメなところがあった。ご飯もちゃんと炊けない、お金を取るレベルでないお店もあった。

今はどうしているのだろうか。


今年の春

次男と江ノ島へ行ってから小町通りを歩いて、鎌倉野菜のカレーを食べた。



先日、家族と鎌倉を歩いた。

藤沢から入り、江ノ電・ 腰越付近の併用軌道を通り、しらすの看板がある蕎麦屋で昼食。

鎌倉郵便局裏の駐車場に停めて、鶴岡八幡宮まで歩き、帰りは駅前通や小町通り。

若宮大路の段葛は工事中で歩けなかったけれど、七五三と結婚式でにぎわう鶴岡八幡宮はなかなかおもしろかった。






あの銀杏、本当にあの時代にあったのかどうか、

ちょっと疑問である。


帰り道、

僕は白木の羽子板と、箸を買った。



[ 2015/11/11 18:42 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
どくだみ庵訪問記
きり絵作家・冗快さんのどくだみ庵へ、以前に買った作品を受け取りに。



京都・青蓮院の青不動は僕がもっとも心惹かれる仏様のおひとりだけれど、

冗快さんの青不動も素敵。


先月、金乗院・加藤純章先生から教えていただいた珠玉のような言葉を,オレにも聞かせろ

と言うので、

アビダルマ倶舎論における存在の分析について話そうとしたけれど、

仏教用語をまったく使わないで分かりやすく伝えようとしたら、

3年くらいかかりそうだから勘弁してもらう。


 
きりたんぽ鍋を作る。他人の家で台所を使うのは楽しい。



秋田では鶏とセリが必須だけれど、

えのき、しめじ、ねぎ、油揚げ、焼き豆腐の精進鍋で呑む。


僕は最近、懸垂が趣味だけれど、還暦を過ぎた冗快さんは、毎日ベンチプレス40キロを21回上げている。


酒の席では、

とりあえずビール

と言う人がいる。

とりあえず、なんていうビールがあるものか。


何飲む?

と聞くと、

ビールでいいです

と言う人がいる。

でいい、とは何事だ。だったら何も飲むな。


だいたいねえ。

酒をちゃんと飲まないから、みんな悪さをするのだ。

飲めば、悪さをする金も無くなる。

酔いつぶれれば寝るだけだから、悪いこともできない。

もっと、酒を飲め

下戸に善人はいないのだ。

などと、酔っ払いの会話はだんだん乱暴になる。


納豆パックの裏には絵が描かれている。
 


 
奥さん不在で出かける時、

これを玄関に置いておけば、それを見つけた奥様が、

ああ、洗濯ね、OK。

と理解してくれるらしい。


 



[ 2015/11/12 11:23 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
ご馳走とうまいもの
向田邦子『女の人差し指』に「母に教えられた酒飲みの心」というエッセイがある。


父が酒飲みだったので、子供の時分から 母があれこれと酒のさかなをつくるのを見て大きくなった。

(略)

酒のさかなは少しづつ。

間違っても山盛りにしてはいけないということも、このとき覚えた。

できたら海のもの、畑のもの、舌触り、

歯ざわりも色どりも異なったものが並ぶと盃が進むのも見てきた。

あまり大ご馳走でなく、ささやかなもので、季節のもの、

ちょっと気の利いたものだと、酒飲みは嬉しくなるのもわかった。




娘が作ったサトイモとシメジの吸い物が残っていたので、

その汁をかけながらサトイモを煮ころがし、

汁でゆるめた味噌をかけ、白ごまを振って利休にする。





出汁昆布を細く切り、醤油に入れて、とろみが出るまで混ぜて松前醤油を作り、

白菜の外側の葉と人参を塩もみしてから、洗って和える。





大根と人参を繊に切って塩を振り、水が出たら絞る。

レンコンと油揚げはカリカリに焼く。

春菊はゆでて絞り、全部を和える。




ご馳走を作ろうと思うと、何かあざとい味になるけれど、

昨日より少し、上手に作れるように

と思えば、そこそこうまいものを作ることができます。





[ 2015/11/12 12:17 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
左利き
小学生の頃、

左足が悪かったので重心が右足になり、左足でボールを蹴るようになったのだけれど、

それと関係があるのかどうか、左投げ左打ちの野球選手が好き。

星飛雄馬や江夏豊、山本和行、大野豊・・・。

掛布やバース、谷沢、若松・・・。

 
次男がソフトボールチームにいた時、

監督さんから左打ちに変えるよう指導された時は、なんだか嬉しかった。



それと関係があるのかどうか、

ちょっと疲れて帰宅したら、

白菜とエノキの鍋が残っていたので、

その汁を熱々にして、純米酒と割って飲んだらうまかった。



温かい気分で就寝。


翌朝、

鍋にカレーが残っていたので、冷蔵庫の残りご飯と昆布出汁を加えてカレーリゾット。



これには醤油と葱が合う。

温かい気分で出勤。





[ 2015/11/18 13:02 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]



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