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[ 2024/12/22 11:56 | ]
竹頭木屑
夕食を食べながら長男が

お父さんはいつ頃死ぬつもりなのの?

と聞く。

そうだなあ、まだ楽しいことがありそうだから、もう少し生きようと思っているよ。

お前はどうなんだ?

オレはまだ、死というものがわかっていないからなあ。だからいつ死ぬかもわからない。




『人民は弱し 官吏は強し』(星 新一 角川文庫)の中で、主人公の星一は

ぼくはずっと以前から、病気をしないことに決めているんだ。
・・・・・
大丈夫だ。ぼくは死なないことに決めているんだ。

と言っている。


星一は星製薬、星薬科大学の設立者。その前半生を描いた

『明治・父・アメリカ』(星 新一  新潮文庫)

は、今まで読んだ伝記の中で一番おもしろかった。福島県出身で、同郷・野口英世のパトロン、あの星 新一のお父さん。


お大師さんが『秘蔵宝鑰(ひぞうほうやく)』の中で言っているのは、

生れ生れ生れ生れて生の始めに暗く、死に死に死に死んで死の終りに冥し。

人はどこから生まれてきたのか、死んだらどこへ行くのか、生きている間はいかに生きるべきか。

それを知らず酔生夢死の人生ではダメなんじゃないの?

ということ。




『精神保健学』(鈴木英鷹 清風堂書店) を毎日布団の中でぱらぱらめくっている。

勉強のために買った本だけれど。

神経症状は、

1、意識の異常
2、記憶の異常
3、知能の異常
4、知覚の異常
5、自我意識の異常
6、思考の異常
7、感情の異常
8、意欲の異常

に分類されて、

このうち、思考の異常には

思考過程の異常
思考体験の異常
思考内容の異常

がある。

その中で思考内容の異常が妄想。

妄想とは

誤った内容を
強く確信し
論理的に説得しても訂正不能なもの

なぜそのような考えが起こったのかを発生的に了解できないもの。


統合失調症(精神分裂病)で見られる妄想知覚には

道を歩いているとき犬が吠えるのを聞き、突然「これは母親が死んだことをしらせているのだ」と確信するような場合。

があげられる。





ニュースを聞いていた妻が、

今回初めて調査する、っていうことばかりなのに、なんでその結果に左右される人がいるのかしら?

と言う。


妄想と比較しているのだろうか。

それとも、平生には何も無いと思っているのだろうか。

 
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[ 2012/08/31 10:33 | 米ぞうの家 ]
鶏鳴狗盗
これだけ暑いと、熱のカロリーがあるから食べ物でカロリーを摂る必要はそれほどないのだけれど、食欲が無くて心配な時は魔法のスープ。

http://shintenan.hanagasumi.net/lesson7.html

野菜は好みのもので良いけれど、玉ねぎなどの香りのあるものと葉野菜、こしょうを使うといい。



暑い日が続いて血が濃くなりすぎ、陽性過多のケガ、関節痛などが出た時は、ゴマ油入り大根おろし

大根おろし  盃1杯
純正しょうゆ 大1程度
純正ごま油  醤油の半分量

これをご飯にかけて食べる。

古塩が溶けて、新しい油と塩気が入ります。醤油とごま油はなるべく良質なものを。

ご飯は玄米より麦ごはんやひえキビあわアマランサス入り白米の方がいい。

陽性過多は身体だけではなく、思考も固くして融通が利かない心になりがち。



朝晩涼しくなってきたら陰陽のバランスをちょっと気にしたほうがいい。

陽性過多は足の小指の固さで見ますが、陰性過多は抜け毛が多くなることなどで判断する。

いつもより毛が抜けるなら、竹の子昆布、炒り玄米と昆布の佃煮、ひじきこんにゃく、炒り玄米と味噌を使った野菜炒めがよろしい。




このところよくお参りに来てくれるAさんは、おそらく今現在世界で一番有名な工事現場で働いていた人。

ものすごく過酷な状況で働いている人たちがいる。彼らによって僕らの生活が保たれていると思うと、無条件に頭が下がる。


そういう人たちを、心からサポートする市井の人たちが大勢いる、というのが誇らしい。


あの施設は地震には耐えられたけれど、津波には勝てなかった。

その津波で、死を間近に感じた子どもたちもいる。

家やお父さんやお母さんがいなくなった子もいる。


ダライラマが僕らのことを気にかけてくれている、気の毒だなあ、と思ってくれている。

それを知るだけで生きる勇気と希望がわいてくる。

だから、僕らも誰かのことを思ってさえいれば、その人の力になれる。




暴力権力経済力、あらゆるものの中で一番強いのは『慈悲』。

慈悲の前にはどんな力も及ばない。

という話をしたら、


じゃあ、夫婦げんかの時には、相手にただ合掌して深々と頭をさげればいいわね。言葉はひとこともいらない。

隣国の大統領にもそうすればいいんじゃないかしら。


と、あるご婦人が言った。



※「Bow’s Club講座」参加には受講票が必要です。参加費振込後、ご住所お名前をご連絡ください。こちらからお送りします。
http://shintenan.hanagasumi.net/
http://shintenan.syoyu.net/Entry/25/
http://shintenan.syoyu.net/Entry/42/


[ 2012/08/31 12:39 | 米ぞうの家 ]
眞天庵知恵袋
朝晩涼しくなりました。9月は長月、お月見、重陽、菊月。良い季節です。
さて、先週の講座での質問から。


1、塩分はどれくらいが適量なの?

味覚で判断するのが一番いいのだけれど、肉魚卵の多い人はその中に含まれる塩分(陽性)が過剰になりがちです。たくさんの野菜と香辛料でバランスを取りましょう。

塩分が過剰なら身体も心も固くなります。固いと壊れやすく傷みやすい。ケガや痛みが多いのは過剰かもしれません。

腎臓が萎縮するのでおしっこがたくさん出ない。


陽性の症状(腰痛、肩こり、頭痛など)があるときは、意識的に塩分を減らします。

右足の小指が固くて小さい人は、身体に古塩がたまっています。陰性な食事、発汗、入浴などで排泄した方が楽になります。

陽性過多になると柔軟性に欠けるので臨機応変に考えることが苦手になります。

これはこうあるべきだ、となりがちなので、そのような時は少し塩気を減らすとうまくいきます。



2、すぐ下痢をするのに、お医者さんでは何ともないと言われるのだけれど?

お腹は不安に弱いので、リラックスして安心できるような環境、ひとづきあいをしましょう。


3、和尚さんに名前をつけてもらってから、絵がとても上手になって目をつぶっても描けるくらいになったのはなぜ?

仏画を描くとお聞きしたので、13画の名前をおつけしました。これは芸術性に優れた運勢を持つ数です。

それと、普段の精進が効果を上げているのでしょう。


4、炭の粉はどう使うの?

お砂糖、ニコチン、アルコール、化学的なものなどの陰性が多い時に使います。

ごま油と練り合わせると、トビヒの塗り薬になります。



5、般若心経の般若と般若の面とは関係あるの?

般若は「仏の智慧」という意味。自らの分別を離れ、自他対立や差別を超えること。

それを無分別智とも言いますが、簡単に言うと、みんな同じなんだからオレがオレがと思わないで、物事をふたつに分けないで考えてみましょう、ということ。

生と死、地獄と極楽に分けない。それらは見る角度が違うだけで同じものなんだ、と。

お母さんのことをママと呼んだりカアチャンと言ったりするけれど、どちらでもいい。

ちなみに「分別」は元々仏教語で、正しくない推量的な認識、間違った判断のこと。


般若の面は、それを作った人の名が般若坊だった、とか、般若経を唱えて鬼を退治したから、などいろいろな説があります。



6、空と無は何が違うのですか。

「空」は、すべてのものは固定的ではない、縁と条件によってのみ存在している、ということ。


「無」は執着を取り払うこと。

普段僕らは好き、嫌い、私、あなた、いのちなどに執着しているので、空を悟ることができない。

だから、それらすべてを無にして、執着から生まれる煩悩をなくすようにしましょうよ、ということ。

簡単に言うと、

とらわれない

こだわらない

比べない

あきらめる

どうでもいいよ

という感じかな。

 

7、戒名って何? 必要なの?

人は生まれると親から名前を貰います。

同じように、仏教徒として生まれ変わった時に仏から仏教徒としての戒律と戒名をもらいます。

だから、仏教徒でなければ戒名はいらない。

僕ら僧侶の僧名も戒名です。

僕の「晃仁」のように、戒名は二文字がポピュラーですが、位牌などにはその上に道号、假名、出家した寺の名前である院号などがつく場合があります。

いずれにしても肩書きみたいなものです。


必要かどうかは何とも言えません。無くても悟れるでしょうし、それが執着の原因になることもあるかもしれません。

今の日本仏教では、戒名料が寺院の重要な収入源になっている場合もあります。寺の維持にはお金がかかりますから。

いらない、と思う人はいらない、と言って構わない。戒名の有無と成仏は関係ありません。



8、ぽっくり死ぬにはどうしたらいいの?

調味料に砂糖を使わないこと。

添加物の多いものをなるべく減らすこと。

質の良くない、身体を酸性に傾けるドロドロした血が脳に行くことが原因です。で、砂糖などの陰性が多ければ、その陰性で血管が破れます。

肉卵の陽性と砂糖添加物の陰性でアルツハイマーのような陽性な認知症。

魚の陽性と白米砂糖添加物の陰性で寝たきりの陰性な痴呆になります。


また、手足をよく動かすことはとても大切です。人間は動物だから、動かないと退化します。

食べ物と生活が不自然な生なら、不自然な死になります。

死という陰性に向かうのに、陽性な肉食が多いとバランスが崩れます。旬のお野菜を、良質な調味料で楽しくたくさん食べるようにしましょう。



症状の陰陽さえわかれば、食事で心身を改善することができますが、そのためには料理が出来なくてはなりません。

だから、食事で工夫したいと思うなら、料理を勉強しましょう。


日常の保健にはある程度の料理が出来ればよく、陰陽の症状は1~2日の工夫で変えられます。



 

[ 2012/09/03 05:57 | 米ぞうの家 ]
人生のかくし味

楽しそうな人を見ていると楽しくなるから、人を楽しませれば楽しくなれる。


人は一生のうちに何度か死ぬ、と僕は考えているのだけれど、その生きている時にかくし味を利かせると香りの良い楽しい人生になる。

かくし味にはいろいろあって、読書でそのヒントを見つけることもある。




外部からの援助は人間を弱くする。自分で自分を助けようとする精神こそ、その人間をいつまでも励まし元気づける。
・・・
政治とは、国民の考えや行動の反映にすぎない。
・・・・・
国民が優秀であれば、いくらひどい政治でもいつか国民のレベルにまで引き上げられる。つまり、国民全体がその国の質を決定するのだ。
(『自助論』 サミュエル・スマイルズ 三笠書房 知的生きかた文庫)

☆☆☆この本はおもしろい。勇気が出る。




(エジソンが多くの偉大な発明をした)その秘訣のひとつは、少食であります。てのひらを出し、これだけしか食べないという。一日に400グラム。それを3回に分けるから、一食は平均133グラムだけ。 (『明治の人物史』 新潮文庫)

☆☆☆だから3時間睡眠であれだけの偉業を成し遂げたみたい。食べなければ寝なくて済むけれど、飲まないともっと寝なくて済む。





脳死は先端医療の作り出す状態で、循環系統は機能しているが呼吸機能が止まっているときに、人工呼吸器を装着することで脳死は発生する。

逆に言えば、人工呼吸器がなければ脳死はない。

臓器移植法では、臓器移植を前提とした場合のみ、人の死として脳死を認めている。
 (『精神保健学』 鈴木英鷹  清風堂書店)

☆☆☆僕はこれを読んで、ちょっと動揺した。




「私」と「私のもの」- これが無智というものだ。私が行為者、これは私の妻子、私の財産、私の名誉ー 無智だから、こんなことを言っているんだ

・・・・・

神をつかむためには強烈な離欲の精神が要る。

・・・・

あんたはホントに能なしのくせに年ばかりとって、
私がいなけりゃ一日だって暮らせやしないでしょう。
それなのに、〇〇さんはサッパリと捨てましたよ!

え? どういうことをしたんだい?

16人お妾さんがいたんだけど、いま、ひとりづつ捨てていますよ。あんたにはこういうことはムリね。

バカな女だ。お前にはわからないんだ。ほんとうに捨てることのできるのはこの私だ。

みろ、私は出ていくぞ!


彼は家のほうを一度も振り返ろうとしなかった。


こういうのを強い離欲というんだよ。識別できたら、すぐその場で捨てるのさ。

捨てるためには強い心がいるんだよ。 (『不滅の言葉』 中公文庫)








人数に余裕がありますので、お気持ちがありましたら、どうぞご参加ください。


・【Bow’s Club】
陰陽学、仏教医学、望診法、姓名学、臨床育成学の講座です。

横浜会場(西区南軽井沢「稲葉邸」 参加費15000円)
・9/12(水) 陰陽の基本と仏教医学、姓名学の基本 
・10/13(土) 望診法の基本、姓名学の応用     
・11/7(水) 食養手当法、臨床育成学      

大阪会場(吹田市マクロビオティックサロンPINO 参加費 7500円)
・9/18(火) おもしろカラダ診断法
・10/17(水)かんたん排毒法
・11/14(水)まじめな心の話





・【精進料理教室】

横浜会場(西区南軽井沢「稲葉邸」 参加費5000円)
・10/12(金) デトックス料理(陰性なもの)
・11/8(木)  デトックス料理(陽性なもの)


大阪会場(吹田市マクロビオティックサロンPINO 参加費 5500円)
・9/19(水) 夏バテ解消料理
・10/18(木)アレルギー退散料理
・11/15(木)心を調える料理



・【秋季彼岸法会】
  9/22(土) 秋季彼岸法会(眞天庵)



・【不動明王護摩供】
  9/28(金)、11/28(水)10時から (眞天庵)

・【坐禅・密教瞑想会】

詳細はお問い合わせください。  
http://shintenan.hanagasumi.net/

[ 2012/09/06 20:39 | 米ぞうの家 ]
ごはんとみそ汁と心のトレーニング
「日本維新の会」は50画。

大森先生の『運命を開く名前のつけかた』によると、

一時は成功して栄えますが持続せず、晩年は失意・不如意に陥り云々

でも今は、そういうことが必要なんだろうな。



お父さん、犬は日本語より英語のほうがわかるんだよ。盲導犬も英語で話しかけるんだよ。

と息子が言う。

しつけの問題ではないのか?

違うよ。レモン(我が家の飼い犬)も、お座り! って言ってもダメだけど

Sit down ! って言うと坐るんだよ。

うーん、そうなんだろうか。


僕も誰かにいきなり英語で命令されたら、それに従うような気がする。



それはさておき、

人生で必要なのは、ごはんとみそ汁と心のトレーニングですが、

家庭のみそ汁は適当に切った野菜を出汁で煮て、火が通ったら味噌を溶き、青菜などを散らす。

お金をいただくみそ汁は、まず出汁を丁寧に引き、野菜は大きめに切って別に炊き、それをお椀に盛って、袱紗味噌(二種類の味噌を合わせる)を溶いた出汁を張って、季節の吸い口を添える。

いずれにしても、みそ汁は煮立たせない、具はひとつかふたつ。

東北のみそ汁は具がたくさん入っていて、これはこれで煮物のようでおいしい。

北海道のみそ汁にはキャベツが入っていることが多かった。

初めて恩師のお寺でごちそうになったのは、大きく切った冬瓜の、キリッと冷たいおみそ汁。

あれは本当に食べたのだろうか、それとも夢だったのだろうか、と思うほどおいしかった。


僕は学生時代、お金が無かったので、お昼ごはんは食べなかった。

どうしてもお腹がすいたら、学生食堂でごはんとみそ汁だけ頼んだ。。

それが続くと、学食のおばちゃんが

そんな食事をしていると、親が悲しむよ

と言ってコロッケをおまけしてくれた。


大人になって、お遍路さんをしたとき、食堂や民宿では、ごはんとみそ汁だけ頼んだ。

何だかそういう気分だった。それで充分だった。



今のお米はきれいなので、研がないで洗うだけのほうがいい。

洗ったらザルにあげて水をきったほうがいい。

お米を計ったものと同じカップで水も計るのがいい。


土鍋でもお釜でも炊飯器でも、お米をセットしたら小一時間置いてから火にかけ、鍋釜の場合は沸騰したら蓋をあけて天地を返して余分な水分を飛ばし、炊飯器の場合は、炊き上がったらすぐに蓋をあけて天地を返して水分を調整するといい。

ごはんもみそ汁も作りたてがうまい。残ったものは温めずに食べたほうがうまい。


天地返しをするのは、下の方にある陽性なお米と、上にある陰性なお米を混ぜて、全体の味をよくするため。

上の方の陰性なお米は、陰性な神さま仏さまに供え、身体を動かさない陰性な人はその次のごはんをよそい、身体をよく動かす人はお釜の下の陽性なご飯を食べれば力がつく。

同じ釜の飯でも場所によって効果が違う。

その陰性な味と陽性な味を合わせるために天地返しをする。



みそ汁は陰性な野菜と陽性な味噌と熱でバランスがとれている。



ごはんとみそ汁で心身は光沢を持つ。



坐禅瞑想などの心のトレーニングは、ごはんの前に修す。一日20分以内がいい。

場所はどこでもいい。椅子でも、ベッドの上でもいい。


深層心理の上部には自我がある。その下には無執着無差別の世界があって、それを見つければ、人生は光り輝く。


心のトレーニングは人生を調える。ストレスが減る。


逆立ちは優れた瞑想方法で、頭を下にすると天地がひっくり返るから、物事の道理が良くわかる。

 

[ 2012/09/09 06:05 | 米ぞうの家 ]
肉食の思想

政治家の言葉で耳障りなのが、

「きちんと」とか、「しっかり」やるとかやらないとかの言葉が多いこと。

本物の自信がないのか、いかにも口先だけ、という印象がぬぐえない。


ある家庭ではよその家と比べて病人が多い、とか、

あるひとつの保育園では、他の保育園と比べて体調不良の子や先生が多い、

ということがあるとしたら、原因がその家や園の中にあると考えるのは当然なのだけれど、

外へ外へと原因を探しがちなのは昨今の特徴です。

中身に自信がないのか、口先だけで生きる方針を決めているのか。

政治家も民衆も同じなんだろうか。



それはさておき、

『肉食の思想―ヨーロッパ精神の再発見』 (中公新書 鯖田 豊之著)

『菜食主義』 (食の科学叢書 末次 勲著)

の二冊は、充分な実例や文献、統計を基にして、説得力のある論が展開されています。


人間が何を食べるかは、住んでいる場所で何が採れるか、というのが要因なのは当然でしょう。


ヨーロッパが肉食をするのは穀物が採れず、牧草には適した気候だから。


『肉食の思想―ヨーロッパ精神の再発見』から引くと、

「キリスト教(一神教)圏で育った人間には、いくら本人が自称『無宗教』であっても、全ての動植物は神が人間の為に好き勝手に扱えるようお造りになったものだという考えを捨てきれない」

西欧精神とは『肉食』の思想であり、肉食の思想には『強烈な断絶論理』がその根底にある。

『人と動物』、『人と自然』、『人と神』を断絶することによって、形作られたのが西欧精神、キリスト教精神(一神教精神)であり、哲学的には、主体と客体、肉体と精神、彼岸と此岸などの相互に対立(並立)する『二元論』な考え方である。

その一神教的な世界観から、人間中心主義が生まれ、其処から派生した人道主義、個人主義的な民主主義思想、そして遂には近代科学文明をも誕生させていく。  

日常的に家畜を食する西欧人にとって、宗教的にも思想的にも、人と動物を断絶する根拠と理論が何よりも必要で、そうしなければ日々を共に暮らす動物たちを殺して食する肉食中心の西欧文化は生まれ得なかったかも知れない」



まあ、原罪ですね。それを許してくれるのは神しかいない。だから、神と契約して生きてゆく。


そして人と動物、人と自然、人と神、善と悪、あなたと私、天と地、という二つを分けるような思想になる。そうしなければ生きてゆけないのだから。あの気候では。


東洋の仏教や陰陽は、それらはみな一緒というか、同じというか、溶けあっているというか、とても曖昧。 神のようなものは人の中にあり、人はそれになることができ、そうなるために修行します。


陰は陽になり、陽は陰に、と常に変化し、諸行は無常であり、諸法は無我です。

こういう思考から中庸、中観という思想が生まれます。両極端から離れる真ん中が良い、という考えかた。



陰陽で考えてみると、

肉は極陽性なので、陰性なものが必要になります。

自然界では陰陽は5~7:1なので、陰性が強い砂糖や香辛料が欲しくなります。


陰陽両極端な食事なら、陰陽どちらにも傾きやすい心身になります。陰性が排毒するとき、陽性が排毒するとき、それぞれに大きな動きが出てくる。

科学技術の発達には、このような思考が必要なのかもしれない。


肉食の思想では、陰陽も「陰」と「陽」という二つのものに分けるのだろうけれど、東洋の考え方では、陰陽は二つにはわかれない、臨機応変に動いてバランスをとっているだけです。



いずれにしても、思考も身土不二であり、思想哲学は着飾るものではなく、そこの環境とともに身に沁みこむものなんだろうな。
  •  

[ 2012/09/11 10:21 | 米ぞうの家 ]
酒か、饅頭か。
どんな大酒飲みでも、修行道場に一週間もいれば、一杯の酒より一つの饅頭を欲しがるようになります。

お供えのお下がりや差し入れでおまんじゅうをいただくことは、ことのほか嬉しい。

その時に饅頭を食べることが間違った選択であることは、その後にひどいあかぎれ、しもやけになることで良くわかります。切れる、出血するのは陰性過多。それに寒いし。


ではなぜ、おまんじゅうが食べたくなるのか。

答の一つが中毒、習慣性があるからですね。習慣性があるものは陰性です。陰性が強いほど中毒になりやすい。

お酒より饅頭の方が陰性なのかどうかは見方によって変わりますが、お酒は法的倫理的に制限があるので、理性がある人は我慢できるものです。饅頭にはそれが無い。


肉も習慣性がありますが、それは肉の陽性な塩気ではなくて、たんぱく質や脂肪、リンなどの陰性が原因でしょう。


陰性なものは自然に排毒されますが、陽性なものはそうはいかない。だから、陰性なものが欲しくなることが多いのです。


あのころはウチに来るたびに、甘いものを食べたがっていたわねえ。

と、久しぶりに会った大阪の叔母に言われた。

でも、今日はお酒でいいでしょ。

と樽酒を出してくれた。大正解でございます。

[ 2012/09/15 11:09 | 米ぞうの家 ]
色と心
次男と布団プロレスをしてから寝ようとしたら、

明日、朝早く起こしてね。

と言う。

勉強するのか?

と聞いたら

少年ジャンプを買いに行くのだと言う。


何にしろ早起きは良いことだ。



翌朝、5時前にコンビニに行った息子は、

まだジャンプが届いていなかったから、お店でウンコをして配達されるのを待っていたらしい。

何にしろ、ウンコをするのは良いことだ。



それはさておき、


国語算数理科社会を勉強するときに、国語は国語の考え方で、算数は算数の考え方で勉強するのだけれど、何かバックグラウンドにあるものを基本にするという方法もある。


例えば、仏教の素養がある人は

国語を仏教的に考える。算数も仏教的に考える、そうすることで理解を深めることもできる。


物を考える時に、僕らの脳はいろいろな方法を選んでいる。

仏教的に考えたり、楽観的に考えたり、陰陽で考えたり・・・・

それらは普段の心のトレーニングと食べ物、人間関係で変わる。


例えば

1、悪いことを思って、それを実行する。

2、悪いことを思うけれど、実行はしない。

3、悪いことなんか思いつかない。


という三つのうち、1、は人間関係によるところが多く、2、は心のトレーニングに依り、3、は食べ物が影響する。


 仏教では色心不二と言って、色(物質的存在)と心(精神)は不二である、ちがうものだけれど平等である、という立場をとります。

僕らは気に入った思想に偏る傾向があるのだけれど、

心にだけ重きを置けば、痛みや苦しみ、不安などは、自分でそれを認識するから存在するのであって、認識するのを止めれば、それらは無い(と同じ)。

物に偏れば、痛みや苦しみは肉体の問題なので、それが無くなれば消える。

これはどちらも迷った考え方で、痛みや苦しみがあれば、その原因を冷静に探って取り除き、再び痛みや苦しみがこないように、正しい生活をするのが迷いをなくす最良の方法です。

ま、いろいろな考え方があります。



_______________________________


※お知らせ



おとな向け講座

「身体の診かた・心の観かた・世の中の見かた
 ~ シュタイナー、陰陽、仏教の視点から ~」

心身の様子、自分と世の中の関わりなどをシュタイナー、陰陽、仏教の視点から解説します。

・ゲスト 山本 忍 (神之木クリニック院長・医学博士)
・講師  須永 晃仁(真言宗眞天庵住職)
・ファシリテーター 坪井 祐子(日本コーチ協会正会員)

・日時
2012年10月20日(土) 14時~16時半 (小学生以下はご遠慮ください) 

・場所
横浜市西区南軽井沢15-17  稲葉邸 (横浜駅西口より徒歩16分)

・参加費  1人 7000円(穀菜食の舎会員5000円)

・定員   16名 先着順 申込みは中学生以上

・申し込み方法
メールまたはFAXで空席を確認の上、参加費をお振込みください。振込後、申込み完了とします。

メール  sunagakounin@gmail.com

FAX 024-955-5370
    陰陽研究塾 代表 須永 晃仁  






○坐禅・密教瞑想の会

・10月20日(土)8時~10時

・場所
横浜市西区南軽井沢15-17  稲葉邸 

・参加費  1000円

・定員   10名

・内容
雑巾がけ、清浄体操、月輪観、阿字観

・問い合わせ申込み先
陰陽研究塾 須永 晃仁
メール:sunagakounin@gmail.com
FAX: 024-955-5370



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ママ、パパ向け講座

「お医者さんとお坊さんの人生講座 ~ いのちとは何か? 生きるとは何か? ~」

いのち、生きること、自分とは何か、など人生を楽しくする考え方を山本先生と対話形式でお話しします。どうぞ、ご参加ください。

・ゲスト 山本 忍 (神之木クリニック院長・医学博士)
・講師  須永 晃仁(真言宗眞天庵住職)
・ファシリテーター 坪井 祐子(日本コーチ協会正会員)

・日時
2012年11月1日(木) 13時~15時半

 
・場所
横浜市西区宮ヶ谷(お申込みいただいかたに、会場の詳細をご連絡します。)

・参加費  1人 7000円(穀菜食の舎会員5000円、乳幼児無料)

・定員   16名 先着順

・申し込み方法
メールまたはFAXで空席を確認の上、参加費をお振込みください。振込後、申込み完了とします。

メール  sunagakounin@gmail.com

FAX 024-955-5370
    陰陽研究塾 代表 須永 晃仁  

   振込先はメール/FAXでご案内します。
  




○小さな料理教室

・11月1日 10時から12時

・場所  
 横浜市西区宮ヶ谷(参加者には別途ご連絡します)

・参加費
2500円

・メニュー
炊き込みご飯、11月のスープ、秋の小皿3種類

・定員 5名

・問い合わせ申込み先
陰陽研究塾 須永 晃仁
メール:sunagakounin@gmail.com
FAX: 024-955-5370


[ 2012/09/16 05:34 | 米ぞうの家 ]
手相実相

壮年になっても親と同居して(険悪な仲ではない)いると、親指がこのように掌につきます。 中指(自分)を中心にして、人差し指(友人関係)、薬指(家族)、小指(子ども)も同じように診ます。




日本人は魚を多く食べるので、その陽性で腎臓が固くなり、右足の小指が小さく曲がっている人が多いですが、10年くらい野菜中心の食生活をしていれば、このように小指もまっすぐ柔らかく伸びてきます。陽性毒が抜け、腎臓機能が回復しています。




夫の右手と妻の左手の結婚線は一致します。結婚線は生殖器が万全の状態時に出る線なので、子どもがいる夫婦はこの線が一致します。

[ 2012/09/17 12:01 | 米ぞうの家 ]
食べてはいけない。
人は何を食べてしあわせになり、何を食べずに執着の泥沼に沈むのだろうか。



僕が食べてはいけない、と思っているものは、

・日本は法治国家ですから、栽培や製造、輸入が法律で禁止されているものは食べてはいけない。

・盗んだものもダメ。というか盗んじゃダメ。

・食べちゃいたいほどカワイイ女の子も食べてはいけない。

・僕が最後に食べようと思ってお皿に残しておいたものを、あなたは食べてはいけない。

・僕がこっそり食べようと思って、冷蔵庫に隠しておいたものも食べてはいけない。


それ以外のものは食べても良いかな。



食べて良いのかどうかわからないものもある。

隣りの土地の柿の実。

だって、地主さんが誰だかわからないまま放置されているんだ。落ち葉は僕が片づけている。

ウンコはどうだろうか。

飲尿療法というのがあるけれど、食糞療法というものもあるのだろうか。



いずれにしても、何を食べるかは自分で決めたほうがいい。

そうでなければ生きてゆけない。


さあ、今日は何を食べようか。

この時に迷いが生じてはいけない。



何を食べたら良いのかわからない時は、勉強と心身のトレーニングをしましょう。



もしあなたが、

これは身体に良くないものだ、

と思ったとしても、それが明らかに「食べ物」であるなら、少しくらい食べても大丈夫です。

質は量によりますから。

陽性なものが1あれば陰性なものは3くらい摂取しても何の問題もないし、きれいな陰性を毎日摂っていれば、ちょっとの陽性も無視できる。



もしあなたがそれを、

もっともっとたくさん食べたいと思ったら、

食べても良いし、食べることに躊躇があるなら、20秒間息を止めるか、冷水を浴びます。

そうすれば、別のもっと素敵なことが頭に浮かびます。







※講座のおしらせ

10/6
食養・望診法講座(須賀川 プリムラ保育園)

10/13
Bow’s Club 望診法&姓名学講座(横浜)

10/14
食のファシリテーション講座(須賀川 プリムラ保育園)

cocochi秋のメディテーション(郡山 cocochi)


10/17
かんたん排毒法(吹田・PINO)

10/18
アレルギー退散料理(吹田・PINO)

10/20
坐禅・密教瞑想法(横浜)

身体の診かた・心の観かた・世の中の見かた(横浜)


10/23
精進料理教室(郡山 サンアイ)


11/1
お医者さんとお坊さんの人生講座(横浜)


詳細はホームページをご覧ください。
http://shintenan.hanagasumi.net/

[ 2012/09/20 14:05 | 米ぞうの家 ]
お彼岸
大同元年(806年)桓武天皇が早良親王のために、諸国国分寺の僧に、春秋二季の仲月別して七日間、金剛般若経を読ましめらる、


と『日本後記』十三にあるのが、お彼岸の始まりとされています。日本古来の風習。


こちらに対してあちらの岸が彼岸。そこは悟りの世界。

お彼岸は故人先祖の解脱、有縁無縁精霊の追福とともに、滅罪生善を祈ります。


仏教とは何か、を簡単に言うと、

諸悪莫作(しょあくまくさ)
衆善奉行(しゅぜんぶぎょう)
自浄其意(じじょうそい)
是諸仏教(ぜしょぶつきょう)


悪いことを止める

良いことをする

自分で自分の心を清くする

それが諸仏の教えである

         (『七仏通誡偈』)

ですが、お彼岸でも先亡と自分の懺悔・希望を心から祈ります。



今日中日は真東から日が昇り、真西に沈みます。

東には薬師如来の浄瑠璃浄土があり、西には阿弥陀さんの極楽浄があります。

そこに向かって修禅瞑想するのはとても良いことです。


また、浄土は東西の先ばかりではなく、今ここそこにも、自分の心の中にもあります。


心と仏と真理は同じものの別名ですが、それは「私」という住居の中に住んでいます。


皆が浄土に坐れるよう、心静かにお祈りしましょう。

[ 2012/09/22 05:48 | 米ぞうの家 ]
心の探求
RSは形も症状も陽性のようですね。ですから、陰性な飲み物で。


それはさておき、

前人未到、おそらく今後も破られることはないであろう通算400勝、4490奪三振。14年連続20勝、11年連続200奪三振・・・・

その他もろもろの大記録を持つカネやん、金田正一。

彼もずーっと絶好調だったわけではない。ピンチもあった。


調子を落としたピンチの時、ある日サウナで会った元オリンピック選手に言われたのが、

おまえ、そんな体でオチンチン立つんか?

おまえみたいに前かがみになって沈み込んでいたら、立つものも立たん!

胸を張れ、胸を!

そっくりかえれ。それくらいでちょうどいいんだ

と一喝されます。


なるほど、そっくりかえるくらいの姿勢で歩いていれば気持ちがいい。いわば深呼吸やな。それ以来、ワシ、ずっとそっくりかえっとる
      (『ナックルボールを風に』山際淳司 から抜粋)

その後、大記録を打ち立てます。



心は一瞬で変わる、変えることもできる。僕らは常にそのチャンスの中にいます。

心は自由だから固定化されません。流動的で移ろい、不安定なのが当たり前。心変わりはその本性。


心は透明だから、何色にでもすぐ染まってしまう。常に色が変わります。

そして、強く思ったところに一直線にジャンプして、ある悟りにたどり着きます。

おそらく、そこからは容易に動かない。



心を分析して、その内容を瞑想して探る、という方法もあります。

例えば「痛い」と感じるのは皮膚(触覚)、「おいしい」と感じるのは舌(味覚)という身体の感覚器官。この他に視覚、嗅覚、聴覚と全部で五つ。

これらはその刺激が脳へ伝わって、現実の、現在の事実である感覚を認識します。

現実の感覚だけでなく、過去も未来も、しかも予想したり推量したり、
事実ではないものも感じるのが意識。

これも脳が判断しています。


痛い、とか、おいしいは、そのまま事実がストレートに伝わったものですが、意識はそうではありません。

「気の毒だなあ」と感じるのは意識ですが、これは人によって違いますし、時と場合によっても変わってきます。


鳥や虫の声を聴くのは耳・聴覚ですが、それを「鳥」や「虫」と判断するのは意識です。

聞こえた、という耳の聴覚は事実でありのままですが、鳥と判断した意識は作ったもの、間違ったものであるかもしれません。それを執着と言います。

その意識の下には自我があり、これが執着の元になります。


そして、自我を産み出すのものがその下にあります。煩悩もさとりも、迷いも幸せもそこから生まれる、心のタネがあるんです。


ユングが集団的無意識と言っているのがこのあたりかと思いますが、ここを坐禅瞑想、普段の生活などでコントロールするのが修行です。


ここは陰にも陽にも傾いていない中庸なところですから、中庸の生活、中庸の食事をしていたほうがうまくいくと考えられます。

陽性過多ならイライラしてしまうし、陰性過多なら不安が生じる。

イライラしていると自信が持てないし、不安なら希望が持てない。これは修行しにくい。心を探求するのにむかない。


以前、いろいろトラブルを避けるために修行をしたい、と言う人が来たけれど、トラブルを抱えたまま修行に臨んでも効果は期待できません。


何をするにしても、身辺整理は前行として大切。



ところで最近は、若くてかわいいけれど、口の大きい子が少なくない。

口は胃腸の状態が現れます。上唇が胃で、下は大腸。

口が大きい美人はどのような心を持っているのか、とても気になっているんだけれど、これが執着。

[ 2012/09/26 04:36 | 米ぞうの家 ]
毎朝新品になる。

妻にコブラツイストをかけようとしたら足を蹴られた。

こういう時、僕は酒飲みだからいつも左足をやられる。

陰性になると左が弱い。


今日、家で初めて性交しました!

というすごいメールが届いた。

よく読んでみると、水泉というちょっと難しい料理を作ることに成功したらしい。

このように、先へ先へと進んで後を確認しないのは陽性過多になっている時。



それはさておき、

六本木コンディショニングの橋本先生がこの春に本を出したので読みました。

『新正体法入門』(BABジャパン)
http://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E6%AD%A3%E4%BD%93%E6%B3%95%E5%85%A5%E9%96%80-%E4%B8%80%E7%9E%AC%E3%81%A7%E3%82%86%E3%81%8C%E3%81%BF%E3%81%8C%E5%8F%96%E3%82%8C%E3%82%8B%E7%9F%AF%E6%AD%A3%E3%81%AE%E6%96%B9%E7%A8%8B%E5%BC%8F-%E6%A9%8B%E6%9C%AC%E9%A6%A8/dp/4862206603

一瞬で身体のゆがみを治すテクニックがすばらしい。

私たちの身体も、使ったらそのつど、ゆがみを取っておけば、壊れることもなく、より長く使い続けることができるはずです。

と先生は言う。


僕らの業界は筆で字を書くことが多いけれど、筆は使うたびに丁寧に洗って干しておく。そうしないとすぐだめになってしまうから。

それと同じように、心も毎日洗ってリセットすると心地良く生きられる。


一生の間、短い時間でいいから淡々と変化なく行い続けることは心の制御にとても役に立つ。

短い期間の特別なことは、それが終わればたいした意味は無い。

アホみたいに毎日少しだけ続けるのが最もよろしい。


僕は毎朝扉を閉めてご本尊さんとふたりきりで拝む。

そのわずかの時間に、呼吸も精神も脳もリセットされる。それで昨日の嫌なことも、明日の不安も無くなる。毎朝、生き返る。


身体のトラブルも、毎日毎日普通の食事、旬のものを楽しく食べる、ということを繰り返すことで無くなる。身体も朝ごはんでリセットされる。

僕は斯様に食と祈りでリセットするけれど、他にも方法はたくさんあるんだろうな。

[ 2012/09/27 16:37 | 米ぞうの家 ]
排毒の原理を陰陽で考える。
次男が友だちだと思っているブラゼルが神宮球場でホームランを打った。

打球はライトスタンドのはるか後方に飛んで、空まで届くかのようだった。

翌日、ブラゼルは甲子園球場で先発出場。

最初の打席に入った時、相手の右翼手が手を上げて飛んできたボールをキャッチした。

アウト!

と審判がコールした。

昨日のホームランは帳消しになった。

そんな夢を球場で見ることはもうないのだろうか。


人がいなくなり人が来て、

来年は新しいヒッティングマーチがいくつもできるだろうな

というのが我が家の最近の話題。




それはさておき、



王・長島・広岡らも師事した藤平光一氏http://shinshintoitsuaikido.org/about/koichi.html外部リンク

の『氣の威力』には、次のようなことが書かれています。

陰陽五行説は天動説が元になっているから間違いが多い。よってその理論で考えられた、“見えない線”で結ばれている経絡というのものも私は否定している。

私が採用しているのは現代医学で明らかになっている神経であり、これを氣圧のポイントにしている。

・・・・・


僕も、漢方や古代中国の陰陽五行説のような「考える自分」を中心にして思考する方法は、根本的なことが分かりにくくなると感じています。


僕が使っている陰陽は単なる法則で、現象を物理的に見るものです。形而上的なものではない。

何か目に見えない不思議な力とか、よくわからないけれど霊的なもの、というような非論理的なものではありません。

自分がいてもいなくても、その法則は存在します。

広がる力と縮む力でバランスを取るという考え方、しくみに過ぎない。


身体や心について陰陽で考える時も、脳や神経、内臓が陰陽の力をどう受けて、どう働くかを考えます。

仏教も同じですが、不思議は一切無い。

お酒を飲んだら気分が良い、というのは錯覚に過ぎませんが、お酒は水より陰性である、陰性なものを多く飲むと陽性なものが消える、もっと多く飲むと陰性過多になって身体が緩む、というのは事実です。



前後では前のほうが陰性、上下では上のほうが陰性と考えられるので、胃が不調な時は陽性なうしろ、肩甲骨あたりを手当するとバランスが取れる。

陰性な腸が不調な時は、陽性な腰を手当すれば改善するのも陰陽の法則通りです。

頭のトラブルや頭痛はもっとわかりやすい。人体のいちばん上、もっとも陰性な場所ですから、そこに陽性なものがたまれば問題が起きます。

ですから、陰性な方法で排毒させ(普段から陽性毒が無ければ、脳のトラブルや頭痛は起こらない)、もっとも陽性な場所、おそらく足の指や会陰あたりを手当てすれば効果があると考えられます。

乾麺のおそばやうどんは、、たっぷりの水でゆでると上手にできますが、家庭の小さい鍋なら、それほど多くない水でも、ゆでた後にふたをして火を止め、数分蒸してから水でさらせば、ふっくらもっちり腰も残して仕上がります。

これは、水を減らし(陰性な力を減らす)て、火にかける時間を長く(陽性にする)ことで、デンプンがよりアルファー化するから、というのがひとつの考えかたです。

まあ、おいしければそんなことを考えなくても良いのですが・・・。



陰性は広がる力なので比較的早く身体から排泄されます。


陽性は縮む力なので、ギュッと体の中心に集まって固まるので、排泄されづらい。


陰と陽は磁石のプラスマイナスのように結びつくので、例えば砂糖の陰性はお肉の陽性に結びついて体に残り(脂肪が多くて繊維が少ないので排泄されにくい)酸毒になる可能性が高い。

また、陽性のほうが陰性より力が強い(遠心力より求心力のほうが強い)と考えられます。

血液中のNa:Kや、太陽の引力と惑星の公転による遠心力の比が1:5と説明されることが多いですが、これはあまり正しくありません。

ここでは単純に、人の体内では陰性なカリウムが陽性なナトリウムの2倍程度あるhttp://www.naoru.com/natoriumu2.htm外部リンク

とか

陽性な中心より陰性な外側のほうが表面積(存在として外部に触れる部分)が大きい

という程度の理由で、陰性のほうが影響力が強い(大きい)としておきます。

例えば、バランスをとるためにはお肉の2倍量の砂糖を摂れば良いでしょうが、味覚的に無理です。

別な見方をすれば、お肉を食べると、その2倍量の砂糖を食べたくなってしまうことは陰陽から見て当然と言えます。

だから、陰性な香辛料を使い、野菜の陰性をお肉の2倍以上にすれば排毒の効果が上がりそうです。野菜ならカルシウムと繊維が多いので、抗酸化作用と排泄作用が大きい。



石塚左玄は、

人は陰性が少ないと、口先だけ達者で、道徳心が低くなる。

と言っていますが(『食べ物健康法』農文協)

つまりは陽性が多いと、脳も固くなり柔軟性が減り、血液が濃くなって脳内の血行も悪くなるので、脳の働き(心)が悪くなるのでしょう。


人間は、

大脳が発達している

二本足で歩く

などから見て、陰性な生き物です。だから、陽性な火食が必要になります。

また、ひきこもる力(陽性)より発散する力(陰性)が大きくないと存在できませんが、その陰性のために人はいつか死にます。陰性(遠心力)が最大になれば分裂し壊れ、終わりがきますから。

あらゆるものが永遠でないのは、このためです。


陰性なものは単独ではすぐに排毒され(そういうものは少ないですが)、陽性なものは単独(食塩くらいかな)では身体に大量には取り込みにくい。

多くは陽性と結びついた陰性であり、それは排毒されづらい。

よって、陰性なものを(旬の野菜、水分の多い穀物料理)を火で料理して、元々陽性なものよりも多く摂ることによって、排毒を促すことができる、と考えられます。





※穀菜食の舎入会案内をホームページに作り直しました。
http://shintenan.hanagasumi.net/外部リンク

規約も載せています。

任意団体、PTAや子ども会名などで銀行口座を作る時には、その会の規約と会員名簿、代表者印鑑が必要ですが、当会の規約をどうぞご参考に。

[ 2012/09/30 08:00 | 米ぞうの家 ]
前世と輪廻
最近太ったねえ。

気のせいだよ。


最近、女の子にモテるんだよねえ。

気のせいでしょ。


今日のごはん、ちょっと味が濃いよ。

気のせいだろ。



イケメンのお不動さんが来て僕に言った。


キミ、ちょっと最近、心に動揺があるね。

うん、そうなんだけれど、気にしないようにしているよ。

それはいいことだ。一瞬のことにとらわれていると、それは成長して立派な執着になる。放っておくのが一番良いのだ。

少しでも正気でいたかったら、こだわらないことだ。

少しでも冷静でいたかったら、ひとりで何もしゃべらずに、目をとじ、外側を見ることをやめることだ。

海に飛び込むように、自分の心の中だけに飛び込むんだ。


イケメン不動は、炎の中に消え、伽羅の馥郁たる香りだけが残った。

人はいなくなっても、その香りはいつまでも残る。

これも気のせいかな。



前世とか輪廻はあったらおもしろいだろうけれど、ウルトラマンや仮面ライダーがいたら、と思うのと一緒だな、と僕は思っています。


自分はなぜ生まれてきたのか、なぜこの両親のもとに生まれてきたのか、なぜ人によって性格、資質、好き嫌い、能力の差があるのか、を考えてみると・・・・、

仏教の基本のひとつ、縁起、因果の法則によれば、

それらにも原因があるはず。生まれてきた原因が。


それは生まれる前に原因があるのではないか、だから前世はあるのだ。

という考えがある。


もうひとつの基本は無我。

無我であれば生まれ変わる=輪廻する主体は無いはずである。

また、あらゆるものは空であるから自我はもちろんなく、心も前世もその実体は無い。

実体の無いものが輪廻することはできない。


これではちょっと、ということだろうか、初期の仏教では業という思想を使って、輪廻を説明しようとした。

業は行為のこと。

それは行われた後になんらかの結果を及ぼす

努力という行為なしで目的は達せられない。

でも、努力はいつも報われるわけではない。なぜ報われないことがあるのか。


業の理論は、それを「前世における行為」のせいだとする。

だから、業は輪廻の原因である、と。


どうもね、カースト制度維持のために作られた思想であるように感じざるを得ない。



お釈迦さまは

意思が業である(『中部経典』)

と言っており、本来は未来へ向かっての努力を強調したものであるはず。



良い行為が良い結果を生み出す、と考えることは、心のありようとして正しい。

前世や先祖の悪い行為が、今の自分に悪い結果をもたらしている、というのは努力精進しない言い訳になる可能性がある。

輪廻は苦であり、それからの解脱がさとりだけれど、苦は前世からの業を引き継いだからではなく、今の自分に起こることの原因は今の自分にあるのだ、ということを反省懺悔して、より良い人生になるように精進するべきである、というようにも考えられる。



前世でお医者さんをいじめたから、今の僕は身体が弱い、と言う立場と、

今の僕は生活を正しくして、健康になる努力をするべき、という立場がある。

はたまた、気のせいにする、ということもできる。



前世や輪廻の思想で救われるなら、それはそれで結構なことだけれど、妄想であることには変わりない。

人生がいろいろなのは、生活が違うからである。違う血が流れ、その血が脳へ行くから。

親の生活が違うから、みな違う子が産まれる。

同じだったら気味が悪い。

生まれてきたのは両親がいるからだけのことであり、生まれてきた子の性質能力は、両親のそれに影響されている。

また、生まれてからの工夫でも、人は大いに変化する。


宗教の本質は懺悔と報恩感謝にある。だから、輪廻も前世も無いけれど、先祖供養はしたほうがいいな。

[ 2012/10/02 20:03 | 米ぞうの家 ]
指一本
奈良・当麻寺の当麻曼荼羅には観無量寿経に基づくアジャセ王の物語が描かれています。

マガダ国のアジャセは、お釈迦さまに敵意を抱くデーヴァダッタにそそのかされて、父親ビンビサーラ王を幽閉して餓死させます。

その後、王妃つまりアジャセの母親イダイケ夫人の願いにより、お釈迦さんが極楽世界の十三の観法を説く、という内容の曼荼羅。


アジャセは父を殺した罪を悔い、頭に大きな腫瘍ができて、激しい頭痛に悩まされます。お医者さんも治せないその病を、お釈迦さんが治します。

三年間毎日、右手の人差し指一本をアジャセの腫れた額に当てて。

人の心の温かさ、ぬくもりを指から伝えて治します。たった指一本で。一日も欠かさず三年もかけて。慈悲の力で。

病が癒えたアジャセは仏教に帰依し、お釈迦さんの大きな力になります。

あなたが苦しんでいる人のことを想った時、別の人がきっとあなたのことを想ってくれているであろう、という慈悲の心を悟って。


人は指一本で触れ合うことができます。

人差し指は友の様子が現われます。その指を友の腕にそっと置くだけで、友をいやすことができる。

同じように、親指で親を、小指で子どもを、薬指でパートナーを。

そっと触れて、その指で。


指先は身体全体から見れば陰性な場所です。

陰性は広がる力ですから、指先からは拡散する様々なものが出ていると考えられます。


で、僕にもできる指一本治癒法。

指を使う方法は気功や操体などいろいろありますが、使うのは人差し指か小指。

人差し指は大腸系で、過食の人は硬化していますから、一食か二食くらい抜きます。

小指は免疫系。硬化している人は、運動と睡眠を多めに取り、房事を控え、酵素の多い味噌やぬか漬けを食べます。


その指に心をこめて、患部と思われるところに当てます。
 

[ 2012/10/06 11:56 | 米ぞうの家 ]
いつもと違う景色
先日、郡山から信州諏訪へ出張。

東北新幹線に乗って大宮で下車。続いて8:53発「むさしの号」に乗車。

この列車は大宮を出ると与野の南で京浜東北線から離れて貨物の短絡線を経由し、西浦和の手前で武蔵野線に入ります。

そして武蔵野線・新小平を過ぎるとトンネル内で分岐して、短絡線を通り国立の手前で中央線に出て八王子まで行きます。

運転席の後ろにへばりついて線路を観察。車両は205系。運転台も鉄製で頼もしい。

僕は感受性が豊かだから、この経路を通るだけで興奮する。

だって、貨物用の線路をお客を載せた電車が走るんですよ。それだけで嬉しい。


その日は立川で下車して駅前ビッグカメラへ。

コダックのT-XとT-MAXがたくさん売っていて、買い占めたくなる。


立川からはスーパーあずさE351系で上諏訪に向かったのだけれど、途中何回か115系山スカ色とすれ違う。

あの、昔の横須賀線を走っていたのと同じクリーム色と青色の電車。横須賀線とは車両の形式が違うのだけれど。

ちょっとしらべてみたら、現在の運用は、


・下り

321M、323M、325M、327M⑥、329M、331M⑥、333M、1453M⑥、1455M⑥、537M⑥、337M、549M⑥、343M、345M、553M⑥、351M、557M⑥、355M、365M⑥、367M、569M⑥、1459M⑥


・上り
526M⑥、528M⑥、322M、530M⑥、324M⑥、326M、328M、1458M⑥、536M⑥、4542M~542M、334M、562M⑥、346M、348M、352M、354M⑥、570M⑥、364M

もう少しの間、見ることができそうです。
 

[ 2012/10/06 16:16 | 米ぞうの家 ]
秋冷
この冬、久しぶりに寒い高野山に上る予定です。


恩師・田中千秋先生のお葬儀でいただいた引き物は扇子。

そこには先生の字で

「南山松石看不厭」

と書かれています。

南山の松石は看れども厭かず。

お大師さんの『性霊集』にある言葉で、南山は高野山のこと。

山にある松も石も、鳥のさえずりも虫の鳴き声も、この秋の風景も、いつまでいてもあきることがない。全て仏さまの説法の姿声である、ということ。

高野山の何もかもが美しいわけではないけれど、奥の院へ参ると僕も「南山の松石はみれどもあかず」



田中先生はよく、

「遇うと遇わざると何ぞそれ遼なるや」

という、やはり『性霊集』の言葉もよく書かれました。

この言葉の前には、

大きな重い石も船に載せれば海に浮かんで遠くへ運ぶことができる。

小さな蚊も、鳳の羽に止まっていれば、天を飛ぶこともできる。

とあります。

お大師さんが唐で師の恵果和尚に遇ったときの言葉ですが、

密教に遇うと遇わないとでは雲泥の差がある、

ということ。


あなたに会うと会わないとでは、人生が全く違ってくる

ということは僕にもあります。


遇うと遇わざるとで大きく違うのだ、ということを省みもせずに、明日も明後日も何事もなく生きているだろうと、無邪気に考えてしまうこともあるのだけれど、いやいやそんなことはないんだ、もっと毎日真剣に生きるべきではないのかな、お釈迦さんの最後の言葉も、

怠ることなく修行に励みなさい

だったではないか、

としみじみ思う秋冷でございます。
 

[ 2012/10/08 06:54 | 米ぞうの家 ]
左脳は笑う。
食養では陽性なものは右に、陰性なものは左で代謝すると考えています。

なので、右脳には陽性なものが役に立ち、左脳には陰性なもの。

ですから、右脳の機能を良くしたければ陽性なものを適切に摂れば良いのですが、コレステロールなどの陽性も右脳にたまると考えられます。左脳には中性脂肪などの陰性。

だから、陽性なものの排毒を促す料理のメニューは右脳を良く働かせる、ということにも使える。もちろん、味噌とおこげと時間の陽性は新たに加えた方がいい。


左脳は比較的陰性ですから、笑うことが良い刺激になるはずです。

笑いは呼気ですから陰性な力。対して、吸うのは陽性な力。

陽性過多なら息をうまく吐けないので心から笑うことが出来ない。作り笑いはできるけれど。


左脳が好感度だから笑える、笑えば左脳が活性化する、とも考えられます。

[ 2012/10/08 13:30 | 米ぞうの家 ]
講座「魔法の食卓」
○魔法の食卓 in PINO

~ あなたの知らない身体と心の ヒ・ミ・ツ ~


みやじま整骨院・宮島充史院長と、眞天庵住職・須永晃仁が、身体と心の秘密を対談形式でお話しします。どうぞご参加ください。

講座修了後、宮島先生による治療と、須永による個人相談も受け付けます。12月のスペシャルゲストは上田和寛さん!


・日時 

第1回 12月19日(水) 
第2回  1月16日(水) 
  両日とも
  12時~13時   精進料理会食    (定員13名)
  13時~15時半  講座・対談     (定員24名)
  16時~17時半  個人治療、個人相談 (定員5名)



・参加費

昼食附き講座      7000円(穀菜食の舎会員 6000円) 12時から

講座聴講のみ(昼食なし)5000円(穀菜食の舎会員 4000円) 13時から

宮島先生の治療     4000円

食養個人相談      4000円(穀菜食の舎会員は無料)




・場所

マクロビオティック salon P I N O
 〒564-0062 吹田市垂水町1-22-1(阪急線 豊津駅徒歩6~7分)
 電話 06-6384-8020       http://salon-pino.com/




・申し込み方法

下記へメールまたはFAXにてお名前、連絡先、希望日、参加内容(昼食付または聴講のみ、治療、相談の希望有無)を明記してお申込みください。
その後、ご連絡する口座へ参加費をお振込みください。チケットをお送りします。
キャンセルはできませんが、代理出席(他の方へ譲渡)は可能です。

申込み先 :FAX : 024-955-5370
メール: sunagakounin@gmail.com



・問い合わせ先

〒963-1246 福島県郡山市田村町谷田川字矢平202-12
陰陽研究塾 代表   須永 晃仁              電話024-955-5370

[ 2012/10/11 07:41 | 米ぞうの家 ]
講座「心の探求」
○心の探求  ~ 坐禅・密教瞑想会 ~ in PINO

・日時  12月20日(木) 10時~11時(月輪観)
       1月17日(木) 10時~11時(阿字観)

・参加費  1000円

・動きやすい(坐りやすい)服装でご参加ください。


・場所

マクロビオティック salon P I N O
 〒564-0062 吹田市垂水町1-22-1(阪急線 豊津駅徒歩6~7分)
 電話 06-6384-8020       http://salon-pino.com/



・申し込み方法

お電話、FAX、メールでお申込みください。
 電話FAX:024-955-5370
 メール:sunagakounin@gmail.com


・問い合わせ
眞天庵 須永 晃仁
090-6257-1472

[ 2012/10/11 07:44 | 米ぞうの家 ]
おいしいご飯を炊くには覚悟がいる。
我が家のネコはネズミを捕まえるけれどモグラは捕らない。


そのモグラが作った穴は自然のものだけれど、人間が作ったトンネルは人工物、と言うんだな。

そもそもモグラは自然で、人間は自然の生き物ではないのだろうか。


サルのウンコは自然のもの。

人間のウンコは自然のもの? それとも人工物?


人工のものにも自然のものにも作為はあるけれど、その主体者が違う。

僕は東北の山々や蝶々を美しいと感じるけれど、明石海峡大橋や蒸気機関車も美しいと思う。


それはさておき、

新米の季節。

ご飯をおいしく炊く秘訣はお米の洗いかた次第。丁寧に洗えばおいしく、粗雑に扱えば台無しになります。



大きめのボウルなどにお米を入れて水をたっぷり注ぎ、掌でお米を揺らしながら洗います。お米を傷つけないように、ていねいに。

それからザルにあげて水を切ります。2時間くらいはそのままにして。

乾燥してお米が割れないように、ぬれ布巾をかけておいたほうがいい。

で、お釜、鍋、炊飯器にお米を入れ、お米を計ったものと同じ容器で水を計って入れます。

30分以上おいてから炊きましょう。

炊き上がったらすぐにふたをあけて天地返し。


ご飯を炊くには覚悟がいります。

何時にご飯を食べるかを決めたら、その数時間前にお米を洗い、ざるにあげる。


炊き始める時間の丁度良い時にお釜にセットする。

うっかりすることなく炊き始める。

炊き上がったことを忘れずに、すぐに蓋をあけて天地を返す。



放逸にしていてはご飯がおいしく炊けないからね。



覚悟は仏教語です。

真理を体験してさとりを得ること。ジャーガラの訳語


覚も悟も「さとる」と読みますが、仏教では覚が重要な述語です。

目覚めることですね。


覚悟は自信につながります。自信があればあらゆる困難に打ち勝てる。



ともあれ、おいしいご飯を。

[ 2012/10/11 09:01 | 米ぞうの家 ]
言葉雑感
娘が作ったお弁当のおかず、野菜を揚げたものが余ったので息子と取り合ってご飯に載せ、大根おろしと醤油をかけて天丼にする。


http://www.facebook.com/#!/media/set/?set=a.483470738354147.116222.100000736768583&type=1

そもそも天ぷらとは江戸前の小さい魚やエビを揚げた食べ物の名で、野菜を揚げたものは精進揚げ、または単に揚げ物と言う。

「野菜のてんぷら」というものは存在しない。てんぷらのタネは魚介類のみ。

だから我が家のそれは正しくは天丼ではなく揚げ物丼である。ウチは野菜しかないからね。

言葉は変わっていくものだから、読み方に拘泥する必要はないのだけれど、どうも耳障りに感じる言葉は少なくない。


僕が「ふれあい」という言葉に触れた最初は、中村雅俊の声だった。

彼が歌っていたように、ふれあいとは何気ないもので、ひとりでは生きてゆけないと感じた時に、ふと必要となるもの。

蝶の羽を、傷めないようにそっとつかむ感じ。


最近のふれあいはどうも違うよう。やたらと触れ合いたがる。

ふれあい祭り、なんていうのは名前を見ただけで参加したくない。



見れる、食べれるの類を、子どもが会話や口頭で使うならまだしも、文章で見つけると読む気は無くなる。

どうして見られる、食べられる、または見ることができる、食べることができる、と書かないのだろうか。



これから〇〇を始めさせていただきたいと思います。

なども気持ちが悪い。そんな言い方はおかしいと感じないのだろうか。

~を始めさせていただきます、も、

~と思います、

もダメ。

どうして、  

これから〇〇を始めます。

ときれいに言わないのだろうか。




あの三島由紀夫の事件で、僕らは檄文というものを初めて知った。

翌日の朝刊一面に、三島の首が写っていた衝撃は忘れられない。


檄文は遠くにいる同志や大衆に、意見主張を伝えるための文書。

目の前にいる人に檄は飛ばせないのに、今は狭い球場内でも飛ばせるらしい。




ナイターなんて素敵なカタカナ語もあるけれど、なんだか安定感の無い言葉もある。特にマ行と濁音が混ざっている言葉。

耳障りだ。
 

[ 2012/10/15 17:08 | 米ぞうの家 ]
今いちばん気になっていること。
今月から穀菜食の舎会員証をリニューアル。

お不動さんの梵字を描いてご祈祷し、ご利益満点のお守りとなっております。


それを持って、気になっていることを片づけながら新幹線に。

大阪PINOで「かんたん排毒法」講座。

参加者みなさんの「弱点と美点」を聞いてそれを解説。

僕はおおぜいの手相を見ているけれど、100歳以上生きるであろう手相
と、お金持ちになる手相
を拝見する。


このPINOで12月20日座禅会「心の探求」があり、その後小さな料理教室開きます。
http://shintenan.syoyu.net/Entry/76/

その前日は「魔法の食卓」

みやじま整骨院院長先生とのコラボ講座。
http://shintenan.syoyu.net/Entry/75/



夜、ホテルの大浴場で体脂肪率を計ると14.1.

翌朝計ったら16.1

一晩寝たら増えた。信用できる代物ではないのだろうか。


信用できないと言えば新聞マスコミ。


ホラふきおじさんの論文を、ウラも取らずに一面に載せちゃう、なんてことは平気のようですね。

モリグチくんのことだけ、ヨミウリだけ、ということは考えにくいから、例えば原発のことも放射能のことも、ウラなど取らずに載せていたんだろうな。



京橋駅前で上田和寛さんが唄うと聞いて、電車で京橋へ。
http://ameblo.jp/uedatakahiro/

そこは立ち飲み屋がたくさんあるパラダイスのような街だった。風俗もたくさんあったけれど。

上田さんに会うまでに酩酊。

4月にあった大阪城ライブのDVDを受け取って、彼の歌を聞く。

心がほっとする。



翌日はアレルギー対応の料理教室。

アレルギーになる人はアレルギーになるような食事をしているし、アレルギーになるような画数を名前に持っているけれど、ちょっと生活を変えれば改善する。

人生も姿勢を変えると改善する。




横浜へ戻り、風の学校に朝倉きみ子先生を訪ねる。
http://www.kazenogakkou.com/

年末から来年初めに、相模原市で先生と僕のコラボ講座があります。

詳細はホームページでお知らせします。



あるところから「食育」について質問を受ける。


〇人はなぜ食べるのでしょう?

それは「しあわせ」になるためです。

それ以外の目的なら、サプリでもエサでも飼料でも構わない。


〇子どもにはどうのように「食べること」を伝えたら良いでしょう?

旬のものを楽しく食べることが食育でしょうね。

親の食べているように子どもは食べるから、親が丁寧にしていればよろしい。

なんていう話をする。



翌朝、坐禅会。

11月18日(日)午後3時~
12月21日(金)朝9時~

もあります。

場所は
横浜市西区南軽井沢15-17 稲葉邸




その後2時間ほど時間があったので台所で料理


万願寺を焼いて、冷蔵庫を覗いたら新潟の「菊水」があったので・・・

残り物でシチューを作って昼食。



午後は神之木クリニック・山本忍院長と講座。

参加者に

「今、いちばん気になっていること」を聞いて、それらについてふたりでコメントしながら講座を進める。


ちなみに、先生が気になっていることは、

「放射脳・能・農」

僕は

「人の温かさとは何°Cなのか?」
 

[ 2012/10/21 14:49 | 米ぞうの家 ]



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