おもしろい商品なので少々残念ですが、企業にもいろいろ都合があるのでしょう。
このような極陽性なものは陰性毒の排泄に一定の効果があります。場合によっては劇的に体調が改善します。
しかし、極陽性なものをとりいれていると、その反動で陰性なものを体が要求するので、バランスの取りかたが難しくなります。
お酒や甘いのもが好き、というのは身体に陽性なものがあるから引きつけられるのでしょう。
陽性なものを常食していれば、陰性なものもたくさん欲しくなる。
その、陰陽差が大きければ反動も大きい。
さて、今日はこれから宮城県大崎市弘法寺で節分の法会に出仕。
ここは法要のあと、本物の鬼が出てきて豆まきをします。
そして、明日立春からは星供。
みなさまの厄除招福をお祈りいたします。
※今年の星まわり表
と、卵焼きとエビフライを僕の皿に取ってくれた95歳のおばあちゃんはとても元気なのだけれど、
70歳を過ぎた身体が弱い息子さんの介護をしていると言う。
おめえ、ナマものは食わねえんだろ
と、宴会オードブルのトンカツを取ってくれたおじさんが
オレの葬式はこんな風に密葬にしてくれよ
と言う。
密葬はこっそりと誰も呼ばず秘密に行う、ということなんだけれど。
歳なんだから鳥肉食わなきゃだめだよ
と、ササミをすすめてくれたおばちゃんはひどい腰痛持ち。
外に出ると野菜も野菜の話も少ないなあ。
それはさておき、
外は雪でございます。
涅槃経にある
「諸行無常 是生滅法 生滅滅已 寂滅爲樂」
を雪山偈といいます。
お釈迦さまが前世において雪山童子であった時、
この偈の後半を聞くために、身を羅刹に食べさせた、という。
あらゆるものは変化し生滅を繰り返す。
変化し生滅する存在であるのに、それを常住なものと観るから苦が生じる。
それを忘れてはいけないよ
というのが仏教の立場。
『性霊集巻五』には
私は、ただ雪の中に肱を枕にし、雲峰に采を喫ふことのみ知る
とあります。
私は坐禅修行に精進しているだけで、他に才能も何も無いのですよ。
ということ。
15年前の今日2月4日
恩師田中先生が遷化されました。世寿八十五.
僕は今年で五十二歳。
恩師がその歳に書かれた
「只今思うこと」
という文章があります。
老人にとっては身体が丈夫であること、金に困らぬこと、子や孫との間がしっくりいくことは大事な幸福の条件である。
中でも人間関係の問題は大事であるが、それに恵まれるかどうかは、何よりも本人のありかたによるところが多い。
まわりの者の多くが邪慳であったり、欲で短気で、怠け者であったりするのは、本人が邪慳で欲で短気で怠け者である証拠かもしれない。
もし人が勤勉になれば怠け者は遠ざかり、思いやりが深くなれば邪慳な自分のことしか考えぬ人もかわってくるであろう。
祈りは祈り、あとの生活はあとの生活というのでは十分ではない。おつとめはそれ以外の生活の姿勢をつくるためのものである。
広く世のために祈り、その座を立ってからもなるべくそのあたたかい豊かな心の姿勢を持続するのが高い信仰生活である。
人は苦しみや悩みの中にいると、自分だけが苦しんでいるように思え、気持ちが荒れてくるものである。
しかし、自分だけが不幸だと思うのは思いちがいで、苦労のない人生はどこにもない。
しかし、苦労のうけっぷり、しぶりには無量の個人差がある。
お互の考えなければならぬのは実にこの点である。
苦労にうちかって人間的生長をとげたいものである。
さて、雪かきをしようかな。
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※穀菜食の舎会員ページ
(パスワードを変更しました。閲覧するかたはgbqmk185@ybb.ne.jpまでお問い合わせください)
『霊障・祟り・お浄め』
http://shintenan.syoyu.net/%E7%A9%80%E8%8F%9C%E9%A3%9F%E3%81%AE%E8%88%8E%E4%BC%9A%E5%93%A1%E7%94%A8%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8/%E9%9C%8A%E9%9A%9C%E3%83%BB%E7%A5%9F%E3%82%8A%E3%83%BB%E3%81%8A%E6%B5%84%E3%82%81
『だいたいベジタリアン』
http://groups.yahoo.co.jp/group/kokusaishokunoie/message/15
http://
外麦なので安い、使いやすい、味もなかなかよろしいです。
白菜、玉ねぎ、人参で野菜バーグ。
塩もみして出た水分で
地粉とグルテン粉を混ぜてまとめますが、その割合を変えると歯触りや味が変わるので楽しい。
お弁当用には緩くまとめて焼きます。
季節の野菜、炊いた炒り玄米、ひじき、がんもどきなどで作ったカレーをミキサーやブレンダーにかけ、醤油で調えてカレーうどん。
ネギのおいしい食べかたでもあります。
それはさておき、
ストレス解消にはいろいろな方法がありますが、望診法で手相人相を観るのも効果があります。
ちょっと見ただけでは判断しにくいところを、
時間をかけてよくよくみると、いくつか発見がある。
病気のサインだと思っていたら、実は幸運好調の徴だった。
あることに自分は不向きだと思っていたけれど、そうではない線が出ていた。
手相人相は毎日変わり、体調だけではなく、精神状態が変われば相もすぐに変化します。
望診法はものを多面的に見る練習になるのすが、それが不快なストレスを消します。
あるひとつのことをじっくり研究勉強して追試すると、知識が増え、それによって臨機応変に対応できる智慧もつく。
さあ、診てみましょう。
色つやが良いかどうか。調子が良ければきれいで、不調なら色が悪い。
ハリやふくらみがきれいかどうか。これも同じ。
縦の線が増えたかどうか。調子が良ければ増える。
横の線が増えたかどうか。不調なら増える。
指がまっすぐに伸びるかどうか。元気があれば伸びる。
指に力が入るかどうか。力が入れば内臓にも力がある。
などなど。
そうして、
元気な時の手や顔
風邪をひいた時の手や顔
悩み事がある時
嬉しい時
ドキドキしている時
いろいろな時の手や顔を診ていれば
いつか何かがあった時に
手や顔を診て判断できます。
口ではこう言っているけれど、身体や心はどうなのかな。
と。
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※穀菜食の舎会員ページ
「腸の不調時メニュー」
http://
先生の文章によれば
夜など、もう冷たい風が吹くころに、屋台に首を突っ込んで、湯気の向こうに屋台の上さんや亭主の顔を見ながら、なんとなくせわしなく ───
というのが「おでん燗酒」らしく思われる。
とあります。
先生は「おでん燗酒」には伝法的な味がある、と言う。
寒い晩に銚子やチロリで飲む燗酒はうまい。
銚子やチロリの容量は7勺。
口いっぱいに入れれば一合になりますが、それでは扱いにくい。
7勺はお猪口3盃分。
これが百薬の長となる量。これ以上は薬ではなく毒になる量。
いやいや、毒で良いのですよ。
お大師さんの『般若心経秘鍵』には、
医王の目には、途に触れて、皆薬なり。
解宝の人は、礦石を宝と見る。
知ると知らざると、何誰が罪過ぞ。
とあり、
『声字実相義』には
顕・形・表等の色あり
内外の依正に具す
法然と 随縁とあり
能く迷いまた能く鵜悟る
とあります。
つまり、
毒と薬を理解できるか、できないかは、誰の罪でもない。
世の中のすべてには色と形と動きがあるけれど、
それは、愚かな者には毒となり、その本質を見抜くことのできる賢い者には良薬となる
ということ。
さて、
心身をリラックスさせる嗜好品は
量は少なく
質は高く
というのが条件です。そうでないものは中毒の素。
食養で考えると、
お酒の他に習慣性のある嗜好品には
炭酸飲料・清涼飲料水
コーヒー
茶
菓子
タバコ
麻薬
などがありますが、これらはみな強い陰性ですので、摂取量が多ければ身体が陰性過多になり、陽性なものが欲しくなります。
また、食物依存症の原因となる食べ物には
トウモロコシ、小麦、ミルク、卵、ジャガイモ
高カロリー食品、特に砂糖の多い食品
塩分、食品添加物を含む食品
などがあります。
コカインなどの薬物を投与すると神経伝達物質のドーパミンが分泌され、快感や満足感が得られます。
このドーパミンが枯渇すると、同じ快楽を得るためにまた薬物が欲しくなります。
これが依存症の原因ですが、強い陰性、つまり刺激の強いものを口にすると、ドーパミンなどの神経伝達物質が分泌され、満足感を得ます。
そして、「もっと食べたい」という欲求が強くなりすぎると、喜びがコントロールできなくなり、習慣化、依存、そして中毒となる。
陽性なストレスが多いため、または陽性過多の体調の時、
強い陰性なものが欲しくなり、強い陰性はドーパミンを分泌するなどの陰性な作用を持つので、中毒につながる
と考えられます。
したがって、陰性なら水分を減らし、陽性なら水分を多くすればバランスがとれるので、
身体の水分量を加減すれば体調も良くなると考えられます。
水分は
おこわと粥
かけうどんと焼きうどん
パンとパスタ
日本酒とビール
などでずいぶんと変わります。
水分が最も少なくなる、つまり陽性にする料理は焦がす。
水分が無いから焦げるのですね。
その次が揚げる。
揚げるといえば天ぷら。
本来、江戸前の小魚を揚げた天ぷらと、野菜を使った精進揚げは別ジャンルの料理ですが、
精進料理の世界では、野菜や乾物を煮たり漬けたりして味をつけてから揚げる油茲(ゆじ)もあります。
煮物の残り物に衣をつけて揚げるのは、家庭のリサイクル料理としては秀逸。
精進の天つゆは、昆布しいたけ出汁をあっさりと引いて、火を止めてから醤油を入れると良いでしょう。
大根おろしは、すりおろしてから時間が立つと、味も効果も無くなりますから食べる直前に。
大根おろし、シイタケ出汁と同じように油を溶かし、かつ味を良くするものにレモンやスダチなどのかんきつ汁。
天ぷら、精進揚げの添え物には
大根やニンジン、キノコのなます
季節の野菜の浅漬け
これらも油を溶かし、油の摂り過ぎや食べ過ぎを防ぎます。
冷めた天ぷらをフライパンで焼いて少し焦げ目をつけ、温かいご飯に乗せて濃い煎茶をかけた天ぷら茶漬けには、この浅漬けがとても合う。
精進揚げには太白の軽いごま油が上品。
油が傷むので180度以上にしないように。
お弁当などで冷めてから食べる場合は、地粉にベーキングパウダーを少し混ぜればカリッとしますが、リブレフラワーを少し混ぜたものも、油の吸収が少なくなるのでとてもいい。
天麩羅の羅は「薄い衣」という意味ですが、蕎麦やうどんに入れる時は衣が厚いほうがおいしい。
衣をたくさん着せたものは、坊主揚げと言います。
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※穀菜食の舎会員ページ
「乾燥肌と吹き出物と食べ物」 http://shintenan.syoyu.net/Entry/339/
「胃を調えるメニュー」 http://shintenan.syoyu.net/Entry/340/
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眞天庵・穀菜食の舎ホームページ:http://shintenan.hanagasumi.net/
時間をかけたものは身体を温めます。
煮しめたり、コトコト煮込んだり、長いこと漬けたり、
人は初対面時に熱く燃えることがあるけれど、じっくり温かくなるのは時間をかけておつきあいしてから。
人は時間をかけて育つから温かくなる。
お腹の中に9か月もいるから温かくなる。
その他、料理では、
小さく切る
たとえば、野菜を刻んで油揚げに入れ、信太包みや巾着にする。
二度を火を入れる
乾物を揚げてから煮込んだり、炒った玄米を具にしたり、煮しめてから炒めたり揚げたり
なども温かくなります。
冬はお野菜と水分を使って時間をかけたものが良いです。塩気で陽性にしたものはそれほど温まらない。
キノコと高野豆腐と人参をコトコト煮込んで
グルテン粉を水でまとめて煮込み、細切りにして葛粉をつけて揚げてから、野菜と一緒に炒める。グルテン以外に厚揚げや油揚げでもいい。
車麩を素揚げしてから、ダイコン、ニンジンと煮込み、柔らかくなったら吉野葛を引いてとろみをつけます。
野菜や豆腐、グルテンなどをカツにして、みそ汁の残りにカレー粉、炒り玄米、ネギを加えて煮込んだソースで。
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※当庵の行事についてはホームページをご覧ください。
http://shintenan.hanagasumi.net/
1、 望診法・食養の勉強をしたい
当庵発行のテキストがありますので、独学自習の参考にしてください。
講義講習テキストの解説をご希望のかたはご連絡ください。
1回2~3時間の講義を3回程度でご説明できます。
2、 望診してほしい
3、 精進料理を食べたい
ご希望の日時内容をご連絡ください。
4、 精進料理を習いたい
下記で講座がありますので、お問い合わせください。
また、個人的にご指導もしています。カリキュラムはホームページをご覧ください。
5、 加持祈祷・お祓い・ 護摩祈祷・密教瞑想法などの修行
護摩供は毎月28日10時より修法しております。
その他はご希望の日時などをご連絡ください。
※問い合わせご質問宛先
メール: gbqmk185@ybb.ne.jp
電話fax:024-955-5370
※精進料理教室問い合わせ先
・サンアイ(福島県郡山市)
http://macrobioticweb.com/index.cgi?actmode=ShopDetail&shopid=93
・PINO(大阪府吹田市)
http://salon-pino.com/
・ココチえのき(横浜市いずみ中央)
http://cocochienoki.blogspot.jp/search/label/%E9%A0%88%E6%B0%B8%E5%92%8C%E5%B0%9A
と言うより
まあ、どちらかと言えばビールより日本酒のほうが好みですな。
と言うほうが穏やかに感じます。
陰陽は、どちらかと言えば陰性(または陽性)である
という立場で、絶対的な陰性とか陽性では無いのがいい。
以前はアルコール消毒で良かったのに、今では塩素消毒しなきゃいけないのよ、指紋が無くなっちゃうわ。
と、料理教室にいらした介護福祉士の女性が言う。
ウイルスやばい菌対策には必要なことなんでしょうね、次亜塩素酸ナトリウムが。
まあ、僕はどちらかと言えば消毒剤よりばい菌のほうが心安い。
例えばこんなもの、
レンコンは薄切りにして酢で洗い、熱湯をかけます。
赤カブは塩もみして絞る
長いもは薄い輪切り。
以上を合わせて酢と塩で和えます。
これでは殺菌消毒不充分ということになるのかな。
田舎では道端にセリやミツバやフキノトウが自生していますが、犬のウンコやオシッコがかかるから汚い、と多くの人が言う。
でも、どちらかと言えば、除草剤や農薬より犬のウンコのほうがきれいな気がする。
我が家周辺は雪かきして捨てた雪が山になり、まぶしく光っています。
雪、というモノがあり、
眼がそれを見て、
脳に伝えて
ああ、雪だ
と認識します。
そのあと、
あらま、寒いねえ、とか
きれいだね、とか
雪だるま作りたいね
などを思う。
脳はいろいろなことをしています。
そのような意識を動かしているのは自我ですが、自分が気持ち良いように、自分の利益のために自由に働きます。
その自我はもともとある種字、つまり過去の記憶や学習などで薫習されたものから生まれる。
仏教哲学では、認識するものと認識されるものの二つが内在していて、同時に働くことが出来る、としています。
かように僕の中には、どちらかと言えば、宗教的直観より論理的考察に傾く傾向があるので、歩みが鈍いのかもしれない。
さあ、直感を鍛えようかな。
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※ 望診法補習講座
『望診法テキスト 宇宙を診る』を解説した講座で、お話できなかった細かい内容と事例をご説明します。
3月1日(土)10時から14時 手相編
3月8日(土)10時から14時 人相編
昼食をご用意します。
〇参加費 穀菜食の舎会員 1万円
一般 2万円
〇場所
眞天庵
福島県郡山市田村町谷田川字矢平202-12
〇申し込み先
眞天庵 須永 晃仁
メール:gbqmk185@ybb.ne.jp
電話 :024-955-5370
身体に良いですからどうぞ
とゴボウ茶をすすめられて、
もちろんありがたいのですが、
身体に良いという理由は何?
と聞いたら、わからないと言う。
世の中の多くがウワサ話で動いているのは知っていますが、理由がわからないものを人に勧めるのはどうかなあ。
ゴボウは強い陽性と強い陰性の両方を持っています。
陽性が大きければ陰性も大きい。
根が固く地中深く伸びるという陽性と、葉が大きく広がるという陰性があります。
陽性なエネルギーが多いから、陰性なアクや、リン、カリウムという陰性な成分も多い。
ゴボウを炒めたり、揚げたり、時間をかけたりして、それらの陰性を消すと、とても陽性な食べ物になります。
干して煮出したゴボウ茶では、ごぼうの陽性はほとんどなく、アク(タンニン)などの陰性なアルカリを摂る、という飲み物ですね。
陰性だから、陽性の毒はよく消すと考えられます。
でも、陰性な症状、陰性な体質、陰性な時期には適さない。
それはさておき、
仏像、仏画、お仏壇、お墓などが完成して、最初に行うのが開眼供養。
「魂を入れる」などとも言いますが、開眼することで、ただのモノから拝む対象になります。
天平勝宝4年(752年)4月、菩提僊那によって東大寺大仏の開眼法要が行われたのが有名。
本来の目的は、拝む人の「心の眼を開く」こと。
眼については、『大智度論』や『大乗義章』などに五眼があります。
1、 肉眼 (肉体にある通常の眼)
2、 天眼 (肉眼では見えないものが見える神通力)
3、 慧眼
4、 法眼
5、 仏眼
の五つ。
1と2は自分の外を見るもので、煩悩になる。
3,4,5は自分の内側を見る眼。
心のくもりや垢を浄める工夫ができる人の眼が3
それがさらにすすむと4,5になります。
そういう眼を持てるように拝むのが開眼供養。
日常生活はいつも順風満帆と言うわけにはいかないけれど、どんな失敗も損失も、内側を見つめる眼があれば、自分を賢くし、自分を豊かにするものとなります。
同じように、争い、憎しみ、嫉妬、疑い、慢心、人間関係の摩擦も、人生の荘厳であると見ることができる。
お金がある時はお金があるように暮らし、貧乏な時は貧乏なように暮らせば何の問題もない、とわかる。
毎日の生活で、朝起きて顔を洗い、トイレに入り、掃除、料理、勉強、仕事・・・。
それらを通じて心の眼を開くようにする。
心の眼を開くためには
自分の心の源底を覚知し、実の如くに自身の数量を悟ること。(『十住心論』巻十)
であり、
心の眼が開いていれば
父母妻子眷属に囲繞せられて、天人の妙楽を受けながら、何等の支障もなく、生活をなし得る(『大日経』巻六)
となる。
つまり、
外にのみ向いていた視線を自らの内側に向け、常に心を調えることを気にしていれば
優れた医者の目には、道端の雑草も薬草と見える(『般若心経秘鍵』)
のようになり、日常生活の中の出来事ひとつひとつが貴重で味わい深いものになりそうです。
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※2月、3月も月例の不動明王護摩供を、28日10時より修法します。
護摩の修行、ご祈祷の他
・安心の法 (端的に安心を得る方法)
・病者加持 (病気の心を無くす)
・懺悔礼拝行(心を制御し、思う通りにする方法)
もお伝えしておりますので、お気持ちのあるかたはどうぞご参加ください。
詳しくはホームページをご覧ください。
http://
陽性な人ほど、コーヒーやハーブなどの芳香性の高いものを好んで、その結果、頬の陰性な部分にシミができることがあるようですね。
芳香性があるのは陰性である、ということですが、ネギなど野菜の香りと違い、コーヒーなどはphが酸性なので、量が多いと皮膚が酸化するのでしょう。
香りが強いものを好むのは陽性だからです。
それほど陽性でない人は、強い香りが苦手。
料理で、
魚に生姜わさびネギ
肉にニンニクコショウ
など、陽性なものと香りの強い陰性なものとでバランスを取るのも同じ。
仏教では五辛など香りの強いものを避ける食蒜戒があります。
これは
習慣性があるために修行僧らが食べ過ぎるから (『四分律』など)
臭気が強く信者たちから嫌悪されるから (『五分律』など)
これらは熟したものを食べれば淫を発し、生のものを食せば怒りを増し、修行の妨げになるから (『楞伽経』など)
などが理由の戒で、
五辛の内容については、
ニンニク、ヒル、生姜、行者ニンニク、ラッキョウ、ノビル、ワケギなど、
経典によって違いがあります。
いずれにしてもみな陰性で、辛味がある。
強い陰性は発汗を促し体温を下げますが、その量が多いと陽性な怒りや性欲などの感情を引き起こす可能性があります。
また、内にこもった陽性が、それらの陰性によって排毒されるときに、怒りや性欲が発散されるとも考えられます。
陰性は陽性毒を溶かし、辛味は脂肪を溶かし、芳香性の高いものは殺菌力もあるので、肉魚油料理に使うのはとてもいい。
豚肉と玉ねぎはよく合いますが、
陽性な豚肉に陰性な玉ねぎが合い、
玉ねぎの陰性で陽性なコレステロ-ルを溶かすので相性がいい。
ちなみにトマトの酸味は肉のタンパクをよく溶かすので、トマトと料理するのもいい。
食養で高血圧に玉ねぎをよく使うのも、同じ理由です。
陽性な風邪の流行る時期に、香りの強いものは合うのでしょうね。
こちらもずいぶんと降りまして、雪を捨てる場所が無くなりつつあります。
みなさま、お気をつけてお過ごしください。
さて、表題の件、
いろいろあるでしょうが、まず方位磁石を三つ用意し、
一辺1.5メートルの三角に置いて方位を確認します。
磁場がズレていると、針の向きが合わない。
陽性に傾いていたら陰性なものを埋め、陰性な磁場なら陽性なものを天井など高い所に置く。
そして本尊をおまつりします。
最勝最尊の本尊は自心仏ですが、祈りのよりどころとなる尊格を開眼して、俗から聖に変えます。
当庵は
福徳智慧増長の虚空蔵菩薩
大日如来の使者で行者を護る不動明王
息災の阿弥陀如来
それから、
聖なる空間のために、いくつかモノの力を借ります。
当庵では、水晶球、御影石で作った宝珠、護摩の炭など。
脳への刺激を最良にするための、伽羅や沈香の香り、曼荼羅、仏音となる静寂。
聖なる世界からの声字を受け取れるように、食事や生活を調えて、こちらの受信状態を良くします。
そこで、身体と言葉と心を使い、命がけで祈りを積み重ね、空間を俗から聖へ変えます。
例えば聖語を100万遍以上唱え、懺悔礼拝。
僕らは知らず知らずのうちに悪いことをしていますから、まず謝らなければ始まりません。
その上、もしご縁があれば、
聖者を呼んで礼拝してもらうのは、とても良いことです。
そうして聖なる空間が完成します。
このようにすれば、あなたの部屋も、扉を閉めれば神仏とふたりっきりになれる、
お釈迦さまが悟りを開いたブッダガヤ、
大日如来がおわす南インドの鉄塔
などと同じ、聖地になります。
歳をとる、というのは固くなる、ということですが、おっさんは何をやっても身体が固く、そこかしこが痛くなりがち。
食養で見ると、
身体の左側に現れる不調は陰性の排毒ですが、多くは胃の疲れです。
胃には唾液と少量の塩気
梅干しのタネか出汁昆布の切れ端を30分以上しゃぶります。
添加物入りの梅干しでも、種だけ取り出してしゃぶれば良いでしょう。
良質の塩を少々持ち歩いていれば、それをほんの少し振ればいい。
身体の右側に現れるのは陽性の不調で、多くは肝臓の疲れ。
肝臓は大食大飲脂肪薬物に弱いのですが、肝臓は酸味で癒されます。
100パーセントのミカンかリンゴジュースを、欲しいと思うだけ飲みます。現代人は陽性過多なので、たくさん飲んだほうが良いかもしれない。
炭酸水で割る、レモン果汁を数的たらす、などで、より陰性になります。
陰陽どちらもコンビニに売っているもので対応できます。
頭痛も硬化のひとつですが、基本的に陽性の排毒なので、陰性なものを摂ります。
野菜をたくさん食べましょう。
野菜は食べ過ぎがありません。
肉魚お米砂糖塩気は食べ過ぎることが多い。
そのあたりも固くなる原因です。
固い頭は忍耐と諦観で柔らかくなります。
カブや大根の葉がうまい
と感じるのが健康なおじさんの条件。
カブの切りかたは、薄いほどいい。
葉も一緒に刻んで塩もみします。
カブ葉はカルシウムとリンの比率が2:1
ダイコン葉は6:1
いわゆるアルカリ食品ですが、こういう葉には少量の蓚酸も含まれています。
http://
蓚酸はカルシウムと結合することが知られていますが、カルシウムは比較的陰性な元素なので、蓚酸は陽性と考えられます。
少量の蓚酸はその陽性が虫歯の予防になり、ニンジン、玉ねぎ、キャベツなど多くの野菜に含まれています。
蓚酸と言えばホウレンソウ
この時期にこれもおいしい。
陽性な成分が多いから陽性な形の葉をしているのでしょうね。
利休和え
白ゴマを醤油とすり混ぜ、ゆでたホウレンソウと和えます。
すり混ぜるのもゆでるもの手早くしないといけない。
磯和え
ゆでたホウレンソウに、切った焼き海苔と醤油を合わせて和えます。
蓚酸を含む物を食べても、カルシウムの摂取量が多ければ問題ありません。
ホウレンソウなどは週に一回くらい食べれば、その長所の恩恵に与れるでしょう。
冬の野菜ですから、今だけですが。
ちなみにカルシウムは、
厚揚げ、水菜、バジル、かぶの葉、 油揚げ、しそ、 パセリ、だいこんの葉、
ひじき(乾)、青菜いろいろ、えんどう豆、みそ、 ごま
などに多い。
カルシウムが多くても、リンがそれ以上に多いものはおもしろいけれど役には立たない。
守備がとても下手くそなスラッガーみたいなものかな。
それでもその守備は必要、リンもちょっとは必要。
_________________________________
※穀菜食の舎ページ
『 病気占い・糖尿の治しかた』: http://shintenan.syoyu.net/Entry/348/
ですから、血が出る状態と出ないのはずいぶんと違う。
身体が緩んだ陰性時にはごま塩が便利ですが、寒い冬には陽性過ぎてより寒くなる。
で、塩胡麻
すり鉢で炒りごま(黒ゴマに限る)を半ずりにします。
する時に力を入れてはいけない。ゴマに傷がつく程度に。
ゴマは酸化しやすいので、すったらすぐに醤油を加えてすり混ぜます。
そこにネギのみじん切りを加えてさらに混ぜます
中庸でアルカリ、風邪予防にもなる冬の塩胡麻。
蓋つきの瓶で数日間保存できます。
____________________________
※穀菜食の舎メールサービス
『煮物の極意』
http://
と次男の手を取ると、
オレ、引っ越しして友だちと離れるから、こういう手相になったんだよね。
と言う。
ふむふむ、これはひとさし指の様子で見ます。
受験が終わってストレスから解放されたので、ストレス線も消えている。
ストレスは小腸や免疫力と関わります。 これは小指の下の横線。
ようやく太陽の下で、思う存分テニスができる。
歩き遍路をしている長男は今、高知県安芸市の沿岸を歩いている。
あの辺はタイガースのキャンプ地だよ、と電話で知らせたら
街中「歓迎タイガース」らしい。
春の陽の下、天地の涯際に自分ひとり、と歩いているのだろうか。
当地では、晴れた日に太陽の光が雪に反射してまぶしい。
ある程度の不調や不快を持ちながら、それほどの支障もなく生活が出来るのが「健康」ということですが、陽の光を眩しく感じるのも、健康だからと感じてありがたい。
さて、
乾物は干すことで甘味が出ます。
切り干し大根は勿論、ひじきやワカメも甘くなる。
最近は機械干しが多いですが、半日でも天日干しすれば、さらにおいしくなります。
それを水に戻してしまっては台無しになるので、煮ながら戻します。
乾燥の高知生姜 (そらやの乾燥野菜:http://
と、古くなった松江の板わかめを佃煮。
これは熱いごはんやウドンに合い、痔や婦人科系の薬になります。
乾物は水分が少ないから、素揚げしやすい。
これは豆腐のサラダに載せた素揚げの湯葉。
カボスの汁を油消しにして、ダイコンや水菜の触感と一緒に楽しみます。
上の料理と一緒に昨日 郡山cocochiでお出ししたやまかけ。
ヤマトイモをすり鉢でよくすり、リンゴ酢をすり混ぜます。
かぶの葉をニンニクと一緒にごま油で炒め 、すった芋と混ぜる。
白ごまをひねると、ちょっと味が良くなります。
人も陽に当たると陽性になりますが、やはり優しい甘味がでるのだろうか。
で、時折きれいな精進出汁を作ります。
水1升に
玉ねぎ丸のまま1個
白葱15センチそのまま1本
昆布15センチ
エリンギ切らずに3~4本
を入れて火にかけ、沸騰したら弱火で15分
塩で調え、醤油を少しにして仕上げます。
それはさておき、
何でこんなに頭の良いヤツがこの学校なんかにいるんだ、もっとレベルの高い所に行けばいいのに。
とか、
どうやってこんなバカがここに入ってきたんだ。カンニングでもしたのだろうか。
なんて思うことがあるかもしれない。
まあ、世の中には色々な事情があるのだろうけれど。
祈願祈祷のお礼参りをする人と、
そういうことは一切しない、という人もいる。
信も願も感謝も人によっていろいろと事情があるのだろうな。
人間にはいろいろと傾向がありますが、
外を見ている人よりも、自らの内側を見る人には、歩みは遅くとも、僕らが仏と呼ぶような真理真実に出会う可能性が高い。
それに出会ったその瞬間、人は変わります。
で、その真理というようなものが、実は自分の内外に満ち満ちていたということがわかる。
太陽の光や地球の引力がどこにでもある、と同じように。
病気や不幸、不運が重なり、思い通りにいかない人生で、押しつぶされそうな毎日を送っていたとしても、解決する方法は必ずあります。それは自分の内側にある。
人間は困難を克服する力を誰もが平等に持っています。
時々、それに気がつかないことがあるだけ。
信が確固たるものであれば、どうして自分がこんな目に合わなければならないのか、と思う時に仏の光が見えるものです。
僕にも多くの願いがあり、
あれもこれも叶えば素晴らしいのになあ、と思うけれど、
考え得る最悪のことが自分に起きようとも、
あなたが、君が
ただ生きてさえいてくれたらそれでいい。
とあの日以来感じています。
野菜がたくさん摂れるおいしいふりかけ、もちろん無添加
そういうものがあると便利ですよね。
はい、作る方向で話が進んでいます。乞う、ご期待。
それはさておき、
僕は歩くのが好きで、若いころから時間を見つけてはひとりで町や山を歩いていました。
中でも巡礼や遍路は、苦しくても歩けばその先に必ず仏さまがいる、という安心感のある旅だった。
お金を一切持たずに歩いたり、雪と濃霧の出羽三山で途方に暮れたり、春秋美しい山々の秩父札所を何度も廻ったり・・・。
そんなに遠くへ行かなくても、コンビニへにお酒を買いに歩くだけでも楽しい。
ひとり歩くのは楽しい。何かマニアックな気持ちになります。
四国八十八か所霊場が開創1200年ということになっております。
http://
これから春になると花へんろ。お四国を廻るお遍路さんが増えてきます。
遍路という言葉は本来「辺路(へじ)」、都から離れた田舎の道、海辺の道といった程度の意味でした。
今では、四国の道を歩いて修行するのが遍路ですが、
平安時代頃には修験者の修行の道でした。
香川で生まれたお大師さんは、徳島の太龍寺や高知室戸岬で修行をして光明を得ましたが、
その後、修行僧らがお大師さんの足跡を辿って遍歴の旅を始めたのが、四国遍路の原型とされます。
江戸時代初期には修行僧だけではなく、庶民も遍路を始めています。
17世紀真念さんの『四国遍路道指南』
真言僧・寂本さんの『四国偏礼霊場記』 (現代語訳が教育社新書から出ています)
などのガイドブックも出ているくらい、ポピュラーになったようです。
元々は修行カリキュラムのひとつが遍路ですが、先祖供養や病気平癒などの祈願、また現代では信仰ではなく、いわゆる自分探しなどの巡礼者が増えています。
四国八十八か所1200キロは、一日30キロペースで歩けば40日。でも、これはちとキツイ。
全部を歩くにはお金と時間が必要で、現代では贅沢な修行とも言えますが、僕もいつかまた歩きたい。
単調なことをいつ終わるともなく繰り返すことは、心の純化にとても効果があり、清い温かい心の持続を呼びます。
だから、百日でも二百日でもかけて、法楽とか優遊とかの境地をうかがい味わいたい。
遍路や巡礼は、
祈りだけの一日を心行くまで過ごせる
ひたすら歩く、足が痛くてもお腹がすいても歩く
毎日クタクタになることで、
ひとり、孤独な時を過ごせる
そこには心を乱す人の気配や無駄なお喋りが無い。
ただ歩く、ひとりで歩く、このような単純な繰り返しが精神を発達させ、明日死ぬかもしれない自分と徹底的に向き合うことができます。そうすることで心は純化する。
絶対なる孤独に徹することでお大師さんと同行二人 になる。
信は願によって増大し、行ずることによって、その真に到達する
雨の日も風の日も同じように歩くことで、鍛錬は積み重なる
これが生きる自信になる。
頭で知ることと身体で知ることはずいぶんと違います。
一歩一歩進む
何度も何度も唱える
ただ座り続ける
身体を床にたたきつけるように五体投地を何度も続ける 。
本や勉強で理解することもできるけれど、思想が飛ぶ可能性が高い。
それでは納得できないようなことが、身体を使う修行修練によって身につくと、僕は考えています。
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※穀菜食の舎ページ更新しました 。
「 肝臓と食事」: http://shintenan.syoyu.net/Entry/353/
トマト、ニンニク、コショウ、塩の ふりかけ。
パスタやチャーハンなど、いろいろ使えておいしく便利。
他にもいろいろ考案中でございます。
それはさておき、
PM2.5などの対策は
マスクをする。
うがい、洗眼洗鼻をする。
などの防護。
甘いものなど粘膜が弱くなるものを控える
などの対応。
排毒しやすい体調にする 。
などの食養が考えられます。
PM2.5は呼吸器に影響を与えるのですから、肺や喉を健康にしておくのは良い対処法です。
肺は五臓中もっとも陰性なので、陰性な野菜を陽性に料理すると滋養になります。 食養ではヤマイモ、レンコン、キクラゲ、大根、かんきつ類などを陽性に料理。
平時の肺は陰性状態ですから陽性な料理にし、発作などの陽性症状の時には陰性にする。
コーレンなどを使うのは簡単で良い。
喉も陰性な部位ですが、食養では昔から昆布を使います。
昆布はナトリウムもカリウムも多いので、使いかたによって陰陽両方の力を大きく引き出せます。
例えば粉末にすると強い陽性になり、
水で煮れば強い陰性の特徴を引き出せます。
この陰性が出汁として良い仕事をします。
伝染病もばい菌やウイルスなど外からの影響が原因になりますが、
症状の陰陽で対応する
という方法と
原因の陰陽を見る
とういう方法があります。
例えば梅干しには塩気という陽性とクエン酸という陰性の両方があります。
通常、陽性な形のばい菌が原因の時は大根湯やシイタケスープにして、陰性なら梅醤番茶にしますが、よくわからない時は大根おろし入り梅醤番茶か梅醤シイタケスープなどが考えられます。
味噌も塩気の陽性と大豆の陰性がありますから、陰陽両方の手当てに使えます。
例えば味噌を焦がせば陽性が強くなり 、
ネギや大根を入れて作れば陰性になります。
※追記
タバコの燃焼によって発生する煙もPM2.5ですね。
参考「受動喫煙の防止を進めるための効果的な行政施策のあり方に関する研究 」http://www.tobacco-control.jp/
ということは、タバコは身体を陽性に傾ける傾向がありますが、タバコの排毒方法と同じ食養も効果があると考えられます。
芋の甘味を出すために、弱火で油蒸ししてから醤油を回し、蒸し煮します。
もやしは豚牛の脂肪をよく溶かし、肝臓病対応のレシピによく使われます。
黄色が足りない時には、カレー粉で色づけします。
ところで、
病気が治る人と治らない人にはあるひとつの違いがある、
とずいぶん昔に大森英桜先生から教わりまして、最近になって、
ああ、なるほどなあ、と感じることがあります。
差し障りがありそうなので具体的には書きませんが、食べ物の如何より食べかたのほうが重要で、思いより身体の動きのほうが ポイントになりそうです。
人はちょっとしたことでしあわせになり、ちょっとしたことで不幸になりますが、その原因の多くが感謝と懺悔の多少によります。
数日前、調べることがあって『父母恩重経』を開きました。 この経については恩師田中千秋大僧正から多くを教わりました。
『父母恩重経』はインド伝来ではなく、中国で作られたものなので多少儒教の匂いがしますが、真ん中あたりに、十恩が銘記されています。
例えば第四乳哺養育の恩、経文のまま引きます。
それより母の懐を寝処となし
母のひざを遊び場となす。
母の乳を食物となし
母の情を生命をなす。
飢えたる時、食をもとむるに母にあらざれば食らわず
かわきたる時、
飲み物をもとむるに母にあらざれば飲まず
寒きとき
服を加うるに母にあらざれば着ず
暑きとき、
衣をとるに母にあらざれば脱がず
母寒さに苦しむ時も着たるを脱ぎて子にかぶらす
母にあらざれば養われ
母にあらざれば育てられず
そして、第十究竟憐愍の恩は、
おのれ生ある間は
子の身に代らんことを念い
おのれ死に去りて後には
子の身を護らんことを願う
これら親の恩に対して子は何をすべきかというと、
1、外でめずらしいものが手に入ったら父母にすすめる
2、父母病の時はひとまかせにせず、自ら看病せよ。平癒を至心に祈ること。
3、一日に一度くらい すすんであいさつするようにつとめること
4、父母に信仰を勧めること。
とあります。
僕もまだまだ足りないなあ、もうちょっと何かできるなあ、と感じています。
4、の信仰をすすめることについて。
拝めば過去現在未来の三世と十方一切がことごとく心中に現ずる
と『菩提心論』にあり、
拝めば心が明るくなり、広く大きくなる。そうすれば自分勝手が減り、他人を裁くことが減る。
よって、安楽で平安な毎日を送ることができるから。
と田中先生は著作集の中に書いています。
心に光が差さない状態が病気であり不幸であると思われますが、感謝や懺悔や拝むことで、そこに光が射し、闇は消える、と僕は考えています。
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※穀菜食の舎ページ
「 精進キムチの作りかた」: http://shintenan.syoyu.net/Entry/356/
「 心の制御法・柔軟で強い心を作る」: http://shintenan.syoyu.net/Entry/357/
これは左足なので中性脂肪の排毒
ご存知かもしれませんが、こういう時には、
辛い大根おろしとごま油と醤油
〇〇は××に効く
なんて言うのはたいてい眉唾で、理論的バックグラウンドの無いうわさ話がほとんどです。
では納豆。
よく練るのはご存知の通り。糸が白くなるまで。
ネギを入れます。これは大豆のタンパクと相性がいい。
ネギの他に香りのある野菜なら何でも合います。野草もいい。漬け物のみじん切りもいい。
で、またよく練ります。
問題はこのあと。
天然醸造の醤油をちょっと入れて練り、ちょっと入れて練り、またちょっと入れて練ります。3回くらいに醤油を分けて入れる。
もちろん、添付のタレなどを使っては台無し。
こういう類のものを常食していることが、多くの問題の原因になっています。
で、しばらくおいてから、熱いご飯にかけて食べる。
これにひとつ、一緒に食べると良いものがあります。
それはジャガイモ。
蒸すかゆでるか、どちらでも良いですが、塩気のあるおでんなどがいちばんいい。
ご存知かもしれませんが、
これは〇〇の××によろしい。
なぜかと言えば、納豆やネギや天然醸造の醤油は消化を助け、胃液を十分出すとともにジャガイモの陰性が、最近の人に多い陽性毒を排泄させますから。
もうひとつ
フライパンでニンニクを炒め、炊いた炒り玄米と豆腐を入れて蒸し焼きします。
醤油か味噌を加えて焦げ目をつける。
炊いた炒り玄米+豆腐+辛味(ニンニクなど)+醤油または味噌+焦げ目
この組み合わせは
豆腐と辛味が陽性毒を
炒り玄米と醤油・味噌の焦げ目が陰性毒を
排泄しますので、ご存知かもしれませんが、〇〇を××するのよろしい。
まあまあ、能書きはどうでも良いのですが、食事は楽しく食べましょう。
と本の仕分けをしながら呆れています。
まず目についたのが国鉄監修『時刻表』1967年10月号
ページをめくれば、時がたつのを忘れてしまう。
次に手に取ったのが土門拳の『古寺巡礼』
ああ、このまま時が止まってほしい。
『弘法大師著作全集』、『曼荼羅図典』、『ラーマクリシュナの福音』・・・
背表紙を見るだけで安心する。書影が美しい。
おっと、いとうせいこう・みうらじゅんの『見仏記』シリーズを手に取ってはいけない。このまま夜になっても5冊読破してしまいそうだから、急いで段ボール箱にしまう。
仕事や勉強の資料として必要なものはすぐに分けられますが、好きな作家やコレクションとして買ったものは処分するにはしのびない。
二度と読まないだろうものや、一度も読んでいないものもあるけれど、本を捨てるのはちょっとためらう。
本は校閲校正が当たり前ですから、インターネットの情報とは比べ物にならないくらい信用があります。だから、必要な本は必要。
本はひとりで読みます。
人間はひとりである、ということを忘れると、いろいろと心のバランスが崩れるものですが、読書はひとり。だから、精神の修養になる。
例えば、
僕らの世界では、加行というお坊さんになるためのカリキュラムがあり、それを修行道場で集団で行いますが、それはカリキュラム全体の半分以下です。
慣れるまでの90日くらいはみんなで一緒に道場でやるけれども、あとはひとりで、仏さまやお大師さんとふたりっきりで、残りの約170日を静かに拝みます。この孤独が扉を開くカギになる。
なぜなら、修行は自分の内側に向かってひとりで行うものであり、集団の中ではしばしば真理が歪曲されるからです。人の都合によって。
本も、小さいころは読んでもらい、大きくなったらひとりで読む。
さて、
処分する本がたくさんありますので、もらっていただけるととても嬉しい。
お越しいただければ喜んで差し上げます。
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穀菜食の舎ページ
『 乳がん概論Ⅰ』: http://shintenan.syoyu.net/Entry/360/
『 乳がん概論Ⅱ』: http://shintenan.syoyu.net/Entry/362/
お釈迦さまが、厳しい苦行と、その反対の快楽主義の両辺を離れる中道を説いたからといって、苦行に意味が無いとは思えません。
よっしゃ、いっちょうやってやろうじゃないか。
という気持ちは大切で効果があるはずです。
行ったことが功徳になり、その行為が業になり、縁となって結果が現れますが、苦行の分だけ重みのある結果になり、またそれが原因となって新たな結果を導きます。
身体の苦行でなくても、精神的な苦しさもとても意味があるものです。
その苦しみを耐え忍び克服すれば、結果はもとより、生に対して功徳を積むでしょう。
陽性でもなく陰性でもない中庸が良いと知っても、陰陽どちらかに傾くのが悪いとは思えません。
瞑想したり芸術作品を創る時は陰性でいたほうがうまくいくでしょうし、死にそうな局面から脱出するには陽性なほうが良いでしょう。
ケンカをして勝ちたいなら陽性な人が有利でしょうし、ケンカをしないためには陰性でいたほうがいい。
脳にはご飯とみそ汁と漬け物
喉には昆布
肺にはレンコン
胃には唾液とキャベツとエノキと納豆とジャガイモ
腸には葛
膵臓にはカボチャとネギ
腎臓には小豆や大根やリンゴ
肝臓にはキノコやかんきつ類やヨモギ
婦人科系には、痔には、前立腺には時間をかけた海藻類
など滋養になる食べ物ありますが、それらが効果を発するのは、陰性な体調時には陽性に料理する、などの工夫ができた時です。
例えば、
レンコンは根菜の中でも陰性です。
穴が開いている
水分の多い陰性な土地で育つ
地中で横に伸びる
などが陰性である所以。
だから陰性な肺の滋養になる。
肺が陰性で拡がった場合には炒めたり揚げたり煮しめたりで陽性にすればよく、
急速に縮まる陽性時には生のすりおろしなどにします。
料理も消化吸収滋養も病気も健康も化学反応ですから、わけのわからない不思議なことが起こるわけではありません。なぜそうなるかは理論的に説明できることばかりです。
でもしかし、考えるよりはいっちょうやってみようか、という気構えで料理したほうが、うまく事が運ぶものです。
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穀菜食の舎ページ
『 乳がん概論Ⅰ』: http://shintenan.syoyu.net/Entry/360/
『 乳がん概論Ⅱ 附・婦人科系疾患』: http://shintenan.syoyu.net/Entry/362/
僕以外の僕も僕と同じなのである。
ということは、
家族だけでなく人間すべて誰かにとって大切なのだから、傷つけたり殺したりしてはいけないのです。
誰かを殺めるのは、家族を殺めることと同じ
と言ってもいい。
それはさておき、
ビビンバというのは彼の国のみならずポピュラーなものでしょうが、混ぜご飯ですね。
混ぜご飯は正式な膳ではないけれど、祝いの膳にはよく出される不思議な料理です。
それひとつで、後はおすましでもあれば食事になるので至極便利。
野菜などの具をご飯と一緒に食べるのは胃腸によろしい。野菜がご飯の消化酵素になりますから。
他にも、
季節の具を彩りよく載せた芳飯(ほうはん)
元は漢方などの薬となるものを混ぜた加薬ごはん
ご飯の上に豆腐やうどんを載せたうづみ飯
魯山人の書物に出てくる納豆の茶漬け、海苔の佃煮茶漬け、てんぷらの茶漬け
もうまい。
若いころは肉屋で買ったコロッケをご飯にのせ、お茶をかけて食べるのがごちそうだった。
モヤシと小松菜は塩ゆで
ザーサイは塩抜きしてからネギとごま油で和える
人参はごま煮
キムチはリンゴと乾物の梨で漬けた精進もの
これを温かいご飯に載せて精進のビビンバ。
韓国の焼肉とキムチは良い組み合せで、キムチの酸味が肉のたんぱく質を 、
辛味が脂肪を溶かし、生の具が消化酵素になる。
肉じゃがや煮込みと同じで、動物性食品を食べる方法として秀悦。
もやし、大きな葉野菜、葱、キノコのスープを添えれば完璧。
ピザも考えて作ればなかなかよろしい。
チーズは干した魚と比べてもかなり陽性ですが、これをマッシュルームの陰性、
トマトの酸味タバスコの辛味と合わせればとてもいい。
タバスコの塩気はかなり陽性なので、自然と陰性も強く作られ、その陰性な辛味が脂肪を溶かす。
バジルを使えば、その陰性がさらに効果的。
チーズなどの陽性が強いものは心身トラブルの原因になりやすいですが、斯様にして量を気にすればよろしい。
スープはオニオンとワカメと青味とコショウ、飲み物はかんきつ系。
※参考
食品 Na K Ca Pの順で
| マッシュルーム | 0.6 | 35 | 0.3 | 10 |
| タバスコ | 126 | 26 | 3 | 4.8 |
| トマト | 5 | 346 | 11.5 | 43 |
| エダムチーズ | 195 | 16 | 165 | 117 |
| 煮干し | 17 | 12 | 22 | 15 |
| 削り節 | 14 | 24 | 1.4 | 20 |
まずキムチを漬けます。
材料は、塩漬けした白菜、粉唐辛子、梅酢、干梨、リンゴにんにく生姜のすりおろし、青ネギ。
そのキムチと、ニラ、深めに炒ってから炊いた玄米、吉野葛、ハトムギ粉を混ぜてタネにします。
皮に包み、フライパンで蒸し焼きしてから、ごま油を回して焼きつけます。
それはさておき、平安時代のお話。
当時の嵯峨天皇がお大師さんに七言の詩を贈ります。百屯の綿と一緒に。
天皇だからといって優雅にのんびり暮らしているわけではなく、薬子の乱とか、政変・争いがあったり、当時は旱魃が多くて庶民も苦しんでいた。
で、天皇が高野山にいるお大師さんに
そちらは寒いでしょうね、こちら都は暖かく花が咲いていますよ。
あなたが寂静の世界で修行されるのはよいことですが、都へ出て、私の近くで世間を助けてはくれませんかね
というような内容。
天皇もつらいのでしょうね、苦しいのでしょうね。
そして、お大師さんが返事を書きます。
諸仏威護して一子の愛あり
(しょぶついごして、いっしの愛あり)
何んぞ須らく人間の難を惆悵すべきや
(なんぞすべからく人間の難をちょうちょうすべきや)
ちょこっと難しい言葉ですけれども、
多くの仏さまが大慈大悲の愛情をもって、あなたを包み込んで護ってくださることは、ちょうど親が一人の子を全身全霊で愛しているのと同じですよ、
だから、人間がたくらむ悪さや、しむけてくる難儀など、どうして嘆くことがありましょう。そんなものは、嘆き悲しむに値しないですよ。
心を転換しましょうよ、と。
仏さまとか、宇宙とか、真理とか、そういうものに温かく守られているのだから、何の心配もないですよ。
きっと僕らも、親とか友だちとか自然とか、いろいろなところが気にかけてくれているから心配しないで良いのでしょうね。
いいですよね、こういう言葉をかけてもらえるのは。
そのような、一子の愛、というものが世の中にはある、と。
難儀な時にも、心根を強く持っていれば大丈夫だ、と。
仏教では驚覚とか加持とか戒めとか、いろいろな形で仏の側から手を差し伸べてくれていると考えています。
真理の側から僕たちへ。
子が親を信じて名を呼び、親が一子の愛を持つ。
そういうようなことがある、と。
世の中には僕のような天邪鬼とは正反対の、本当に信用できる人がいます。
この人なら大丈夫だ、と安心できる人。
そのように、相手が優れているから信用できる、という場合と、
こちらが勝手に全面的に信用している、という場合があります。
盲目的にではなく、こちらに自信があるから信じられる、という場合。
たくさん勉強すれば合格を信じられる。
猛練習したから勝利を信じられる。
これだけ拝んでいるのだから大丈夫。
仕事でも子育てでもなんでも同じでしょうね。
多くの場合、
そうして向こうから一子の愛のような、僕らを包んでくれるしあわせとか平安が訪れるのだろうな。
それはそれで温かく感動的な式でしたが、ちょっとね、普通の卒業式に、という思いはあります。
その時小学校6年生だった子らは今年中学校を卒業。
今週、卒業式があります。普通の卒業式が。
僕はサラリーマンを辞めてから25年以上、公の場には僧形で出席してきましたが、今年はブラックスーツを着るつもり。
息子の学校と、地域の小学校の卒業式で。
それはさておき、
菜の花の季節ですね。
春の青菜は陰性なので、冬の間にたまったイライラなどの原因である陽性毒を排泄させます。
その菜の花などを、
ゆでておひたしで食べる
油で炒めて食べる
どちらがお好きかで体調が分ります。
普段ゆでて食べている人は、炒めて食べてみると、少し心身が陽性になり、いつも油炒めの人がゆでて食べれば陰性になれます。
ちょっとしたことで人は変わる。
野菜より飲み物のほうが、水分量から見て陰性です。
日本酒とコーヒーのどちらが陰性か、などという比較はあまり意味がありませんが
カリウムの量だけなら比較できます。
単純にカリウムの量で比べればコーヒーのほうがかなり陰性。
日本酒よりビールのほうが陰性で、コーヒーはもっと陰性。
ちなみに カリウムの量は、
日本酒 5㎎
コーヒー 65㎎
ビール 34㎎
(100g中)
http://
今の僕にとってどちらが陰性に働くかは、体調によって変わりますが、陰性なものは拡がる性質があるので、比較的速く排泄されます。
ですから、
日本酒とコーヒーを飲んで、どちらが速く身体に変化をもたらすか、どちらが早く排泄されるかを見れば、自分にとってどれだけ陰性な力が加わったのかがわかります。
僕は毎朝、ひと仕事終えた時に、妻が淹れてくれたコーヒーを飲み、
晩酌で燗酒をやります。
朝のコーヒーは交感神経を刺激して日中の力になり、
晩の日本酒は肴とともに副交感神経を刺激して、疲れを取って翌朝の力になります。
よって、
お酒とコーヒーは心身によろしいのであります。

